フィギュアスケート演技時間違反の減点 サモヒンのネペラ杯での6点減点について

オンドレイネペラ杯2018の男子SPで、イスラエルのダニエル・サモヒン選手が6点の減点!

演技時間をオーバーしたためですが、この機会に演技時間に関してどのようなルールがあるのか見てみました。

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フィギュアスケート演技時間違反に関してのルール

フィギュアスケートの演技時間は、カテゴリーごとに決められています。

音楽を使うこともあって、演技時間は規定時間にプラスマイナスで、多少の長短は認められています。

演技時間で減点を取られるのは、たいてい転倒などで音楽に対して演技内容が遅れてしまい、音楽が止まってもしばらくスピンで回っている、というパターンが多いと思います。

演技に用意する音楽は、当然この演技時間の規定から誤差数秒にまとめるのが普通、当然ですね。

今回のオンドレイネペラ杯2018でのダニエル・サモヒン選手のように、用意した音楽自体がどう考えても時間超過、というのは私は今まで見たことがありません。しかも数秒の話しではないという・・・

とても珍しいエラーなので、ルールをお勉強する良い機会でした(サモヒン選手にはすみません)。

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演技時間違反については、このようになっています。

ISU SPECIAL REGULATIONS & TECHNICAL RULES SINGLE & PAIR SKATING and ICE DANCE 2018

この17ページの一番下、Program Time(プログラム時間)として、

1.0 up to every 5
seconds lacking or in excess

演技時間の不足か超過に関しては、5秒ごとに1点の減点が科される、ということです。

今回のサモヒン選手の場合、何と演技時間3分17秒でした。

SPの演技時間の規定は2分40秒プラスマイナス10秒、すなわち2分51秒から超過となり、27秒の超過。5秒ごとに1点なので、5点の減点になりました。

サモヒン選手はこの演技で6点の減点を取られていますが、1点は転倒によるものです。

いったいどうしてこんなことが起きてしまったのか、選手自身もコーチも気付かなかったのか、すごく不思議です。

何か勘違いしていたのだろうと思いますが、複雑で毎年のように変更のあるジャンプ回数に関するルールの勘違いならまだしも、シンプルに演技時間の長さですからね。

もちろん次回の競技会までには変更して来ると思いますが、とても気の毒でした。

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