グランプリシリーズ4戦目、中国杯。フィギュアスケートの試合は滑ってみるまでわからないとよく言うけれど、女子の結果がこうなるとは・・・!吉田選手、おめでとうございます!
フラワーガール/ボーイの衣装が、カンフーの衣装(道着?)みたいでかわいかったです。
2023GPS第4戦中国杯 女子
GPS中国杯 吉田陽菜選手が金メダル!
順位 | 名前 | 国 | 総合点 | SP順位 | FS順位 |
1 | Hana YOSHIDA | JPN | 203.97 | 3 | 1 |
2 | Rinka WATANABE | JPN | 203.22 | 2 | 2 |
3 | Loena HENDRICKX | BEL | 201.49 | 1 | 3 |
4 | Niina PETROKINA | EST | 188.04 | 4 | 4 |
5 | Madeline SCHIZAS | CAN | 179.58 | 7 | 5 |
6 | Yelim KIM | KOR | 176.68 | 8 | 6 |
7 | Ekaterina KURAKOVA | POL | 173.15 | 9 | 7 |
8 | Hongyi CHEN | CHN | 168.66 | 5 | 8 |
9 | Audrey SHIN | USA | 156.84 | 10 | 9 |
10 | Yi ZHU | CHN | 154.58 | 11 | 10 |
11 | Xiangyi AN | CHN | 152.36 | 6 | 11 |
当然、優勝はロエナちゃんだと思ってました。フィギュアスケートの試合に「当然」なんてないんですね。しかも、吉田陽菜選手が優勝とは・・・!!!
吉田陽菜選手はSP、FSとも果敢に3Aに挑戦しての優勝でした。3A以外はほぼ完璧な丁寧な滑りでした。これで3Aが決まるようになってくるともっと点数が伸びますね。もちろんPCSも。日本女子、若手がどんどん育ってきていますね。
2位に渡辺倫果選手が入りました。3Aを封印しているのであまり調子が上がっていないのかと思っていましたが、ほぼノーミスで滑りきりました。FSの新しい衣装もユニークで彼女らしい(新しい方が動きやすいかも)。プレッシャーも大きかったと思うのに、すごいわ~。
優勝だと思っていたヘンドリックス選手、SPは1位ながらもアクセルが1回転、FSではミスが重なり3位に。ただやはり滑りは貫禄があってゴージャス、格の違いを感じました。当然優勝というプレッシャーはすごいものなのだろうな。
クラコワちゃんの調子がいまいち。ちょっと重いかなあ。体型の変化のせいだろうか。彼女を見ていると、とにかくニコニコしてしまう。
GPSも4戦が終わってファイナルの選手が見えてくる頃だけれど、女子は本当に混沌としていて、いったい誰が行けるのか・・・よくわからない・・・
松生理乃選手、2戦目の派遣がないということに気付いた。もったいないなあ。
2023GPS第4戦中国杯 男子
GPS中国杯 宇野昌磨選手は銀 アダムが金!
順位 | 名前 | 国 | 総合点 | SP順位 | FS順位 |
1 | Adam SIAO HIM FA | FRA | 298.38 | 2 | 1 |
2 | Shoma UNO | JPN | 279.98 | 1 | 2 |
3 | Mikhail SHAIDOROV | KAZ | 264.46 | 3 | 3 |
4 | Kazuki TOMONO | JPN | 251.95 | 6 | 4 |
5 | Gabriele FRANGIPANI | ITA | 251.59 | 5 | 6 |
6 | Sota YAMAMOTO | JPN | 245.58 | 8 | 5 |
7 | Boyang JIN | CHN | 237.28 | 4 | 7 |
8 | Sihyeong LEE | KOR | 209.13 | 9 | 8 |
9 | Jimmy MA | USA | 205.16 | 7 | 10 |
10 | Juwen XU | CHN | 193.79 | 10 | 9 |
11 | Daiwei DAI | CHN | 185.56 | 11 | 11 |
12 | Lucas BROUSSARD | USA | 181.15 | 12 | 12 |
もちろん宇野昌磨選手の優勝を期待していなかったわけじゃないけれど、まあこういうこともあるし、アダム・シャオ・イム・ファ選手の演技はすごかったので納得。
4Lzがこの確度で跳べるのは本当にすごいと思います。アダムのFSのジャンプ構成は、4Lz、4T-3T、3A+2A+SEQ 、4S、4T、3A、3Lz+1Eu+3S。その上スピンステップ、全部レベル4。しかもその上、プログラムが個性的で見ていてとても面白い。
惜しくも2位になった宇野選手ですが、ジャンプの調子が今ひとつ。ただ本人も言っているように、表現の面ではやはり別格な気がします。この大会、滑りにくい氷だったようで、そのせいかジャンプ判定が甘かった気がします。それ以外はあまり文句もないし、私みたいなど素人が判断できることなんてあまりないのですが、TESとPCSはもっときっぱり別々に考えるものではないかと思いました。TESが高いとPCSも高くなるということになると、じゃあどうしてこの2つを分けているのか、ってことですよね。
まあそれはともかく、昌磨君が目指しているものが少し見えた気がした大会でした。
カザフスタンのシャイドロフ選手が3位。メキメキうまくなってきている選手です。4Lz持ちの19歳。これからが楽しみです。
友野選手は4位でした。FSでは4Sが2回転になってしまいましたが、サルコーはSPでもうまく行かなかったんですよね。
山本草太選手、カナダ大会で優勝していて、それがプレッシャーになってしまったかもしれません。SP8位。。。ここから良く気持ちを立て直して素晴らしいフリーに繋げたなあ、すごいです。FSは優勝したカナダ大会よりも良かったですよね。総合6位で、ファイナル進出は残りの2大会の結果次第だけれど厳しいかも。
ボーヤン・ジン選手に降り注ぐぬいぐるみのシャワー!やっぱり祖国ではアイドルだなあ。