フィギュアスケート世界選手権2021で決まった北京五輪の枠詳細

フィギュアスケート世界選手権2021が終わりました。

来年の北京冬季五輪の各国枠がある程度決まりました。

前回書きましたが、この世界選手権で全部決まるわけではなく、今回決まらなかった枠は、五輪予選大会を兼ねている秋のネーベルホルン杯に持ち越されます。

今のところ分かっている分を、カテゴリーごとにまとめてみました。

*注 訂正しました。ISUの規定こちらをもう一度読み返してみたところ、1枠の解釈を間違っていたようです。小松原組は1枠獲得決定です!

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女子

3枠

3枠確定
*ロシア 3人出場で1位(シェルバコワ選手),2位(トゥクタミシェワ選手),3位(トゥルソワ選手)だもんね、当然ですね。

*日本 3人出場で3人ともフリー進出、坂本選手6位+紀平選手7位、合計13!
もし宮原選手がフリーに進出していなかったら、3枠目はネーベルホルン杯でとなるところでした。3枠獲得は3選手全員の功績です。

2枠確定、3枠目はネーベルホルン杯
*アメリカ 4位(カレン・チェン選手)と9位(テネル選手)で合計13ながら、ふたりしか出場していないので3枠目はネーベルホルン杯(五輪予選大会)出場で獲得権利(チャレンジ権と呼んでいる人もいるのかな)。

2枠

2枠確定
*韓国 10位(イ・ヘイン 選手)と11位(キム・イェリン選手)

1枠確定、2枠目はネーベルホルン杯
*ベルギー ヘンドリックス選手が5位ながら、ひとりしか出場していないのでもう1枠はネーベルホルン杯で

*オーストリア ミクティナ選手が8位、同じく今大会に1人しか出場していないためもう1枠はネーベルホルン杯

1枠

*カナダ
*アゼルバイジャン
*エストニア
*スウェーデン
*オランダ
*ブルガリア
*ドイツ
*ジョージア
*中国
*チェコ
*イギリス
*フィンランド

世界選手権の成績で決まるのは最大24人なので、少なくとも残りの6人はネーベルホルン杯で決められます。

男子

3枠

3枠確定
*日本 鍵山選手の2位と羽生選手の3位と宇野選手のフリー進出(4位)で確定。

2枠確定、3枠目はネーベルホルン杯
*アメリカ チェン選手1位とブラウン選手7位で13以内だけれど、ヴィンセント・ジャン選手がフリーに進めなかったので、3枠目はネーベルホルン杯に持ち越し。

*ロシア コリャダ選手5位、セメネンコ選手8位ですが、この大会にふたりしか出場していないので3枠目はネーベルホルン杯で。

2枠

2枠確定
イタリア 11位(リッツォ選手)と12位(グラッスル選手)で2枠確定!

1枠確定、2枠目はネーベルホルン杯
*カナダ メッシング選手が6位で1枠確定、ひとりだけ出場のため

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*フランス エイモズ選手の9位、ひとりだけ出場のため

*韓国 ジュンファン・チャ選手の10位、ひとりだけ出場のため

1枠

*中国
*ジョージア
*スイス
*エストニア
*ベラルーシ
*ラトビア
*チェコ
*メキシコ
*ウクライナ
*スウェーデン
*イスラエル

今回の結果で決められるのは最大24人なので、少なくとも6人はネーベルホルン杯で決められます。

ペア

3枠

3枠確定
*ロシア 1位(ミシナ/ガリアモフ組)、3位(ボイコワ/コズロフスキイ組)、タラソワ/モロゾフ組フリー進出(4位)

2枠確定、3枠目はネーベルホルン杯
*中国 2位(スイ/ハン組)、15位(ペン/ジン組) ふた組しか出場していないので残り1枠はネーベルホルン杯で

2枠

2枠確定
*カナダ 6位(ムアータワーズ/マリナロ組)、12位(ウォルシ/ミショウ組)

*アメリカ 7位(ニーリム/フラジエ組)、9位(ケインウリブル/ルダック組)

*イタリア 8位(デラモニカ/グアリゼ組)、17位(ジラルディ/アムブロシーニ組)

1枠確定、2枠目はネーベルホルン杯
*日本 三浦/木原組が見事10位!世界選手権にはこのひと組しか出場していないので、もうひと枠はネーベルホルン杯で

1枠

*オーストリア
*ドイツ
*ハンガリー
*チェコ

今回の結果で決められるのは最大16組なので、少なくとも3組はネーベルホルン杯で決められます。

アイスダンス

3枠

3枠確定
*ロシア 1位(シニチナ/カタラポフ組)、5位(ステパノワ/ブキン組)、ザゴルスキ/ゲレイロ組がフリー進出(10位)

*アメリカ 2位(ハベル/ドノヒュー組)、4位(チョック/ベイツ組)、ハワイェク/ベイカー組がフリー進出(9位)

*カナダ 3位(ギレス/ポワリエ組)、8位(フォルニエ ブードゥリ/ソレンネン組)、ラホイエ/ラハ組がフリー進出(14位)

2枠

1枠確定、2枠目はネーベルホルン杯
*イタリア 6位(グイナード/ファッブリ組)

*イギリス 7位(フェア/ギブソン組)

1枠

*スペイン
*ポーランド
*中国
*リトアニア
*フランス
*ドイツ
*日本
*ウクライナ

1枠を取ったリトアニア組の女性はリード姉弟の妹のアリソンですね。まだリトアニア国籍を取れていないようです。取れると良いですね!

何とフランスは1枠になってしまいましたよ・・・

今回の結果で決められるのは最大19組なので、少なくとも4組はネーベルホルン杯で決められます。

何だか複雑ですねえ・・・

北京冬季五輪の各国枠の決め方はこちらに書いています。

ISUから正式な発表がありましたのでリンクします。
ENTRIES/PARTICIPATION 2022 OLYMPIC WINTER GAMES (OWG) SINGLE & PAIR SKATING AND ICE DANCE

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コメント

  1. yuki より:

    各国の北京枠取りまとめ、どうもありがとうございます。わかりやすいです。

    アイスダンス小松原夫妻にはすばらしい演技をして2枠Getしてほしい!と念じていましたが、まずは手堅く1枠確定なのですね。

    ここで質問ですが、日本のアイスダンス選手がネーベルホルン杯で上位の成績を残せば、追加でもう1枠をもらえたりするのでしょうか?
    今の日本のアイスダンスは村元/高橋組や深瀬/張組や、層が厚くなってきたので、出場枠が増えてほしいと願っています。(あ、張選手はカナダ国籍だけど)

    三浦/木原組の10位、すごい大躍進ですね。ネーベルホルン杯次第で2枠か。NHK杯レジェンドで結成された幻の川口悠子/本田武史組が復活しないかしらヽ(^o^)

    • mala-mi より:

      yukiさん、コメントありがとうございます!
      五輪枠の決め方はちょっと複雑で、わかりにくいですよね。
      お役に立てて良かったです。

      アイスダンスは今回小松原夫妻組が頑張って1枠確保ですが、これはどう頑張ってもこれ以上は増えないんです。残念ながら。

      そもそも枠は、その国が五輪に選手を送れる人数ということなので、誰が枠を取ったかは関係ないんです。だから来季の成績(特に全日本の)次第で、誰が五輪に行くかはわからないんですよね。小松原夫妻が枠を取ったけれど、他のアイスダンスカップルが五輪に行くことになる可能性もあるということですね。日本のアイスダンスが面白くなってきて、ファンとしては嬉しい限りです。

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