世界選手権2024だけではなく、四大陸選手権への派遣選手も発表されました。
これについて色々な意見が飛び交っているようですが、私としてはかなり妥当だったのではないかと思っています（アイスダンスの世界選手権派遣「保留」以外は）。
発表後は毎年文句も出るし、みんなが異議なく納得できる「正解」というのはないですからね。自分の好きな選手は派遣してもらいたいと思ってしまうものだし。
フィギュアスケート四大陸選手権2024 派遣選手
坂本花織選手と宇野昌磨選手は、四大陸選手権への派遣を事前に辞退していたということです。競技会やショー出演の疲れなどもあると思いますが、他の選手達にチャンスを譲ったという側面もあったのではないかと思います。
特に坂本選手は、三原選手にチャンスを渡したかったのじゃないかなと（私の勝手な推測です）。
かなり以前は四大陸選手権は世界選手権派遣から漏れた選手が派遣される事が多くて（日本に限らず）、確かISUがトップ選手を出すようにと勧告をしたんだったと思います。
日本はとにかく選手層が厚いので、いわゆるトップ選手じゃなくてもトップ選手なんですよね（言ってる意味、わかってもらえますか）。
四大陸選手権2024女子
千葉百⾳
三原舞依
渡辺倫果
世界選手権とダブっているのは千葉選手だけです。千葉選手は世界ランキングが低いので、世界選手権までにポイントを稼いでなるべく有利にしておいたほうが良いですから納得。
三原選手と渡辺選手が出場するのは、とても嬉しいです。どちらも世界選手権に選出されてもおかしくない選手たちです。三原選手は四大陸選手権にはめっぽう強いので、またまた期待してしまいます。
四大陸選手権2024男子
鍵山優真
山本草太
佐藤駿
鍵山優真選手が世界選手権とダブって選出されたのは、千葉選手と同じような理由かと思います。何しろ今度の世界選手権は、五輪の枠がかかっている重要大会なので、なるべく有利に試合に臨みたいところですから。
全日本で3位だった山本選手が四大陸選手権に選出されました。世界選手権は今季の他の競技会での成績が上回る三浦選手に渡ってしまいましたが、全日本選手権での演技の再現を熱く希望！
全日本6位で素晴らしい演技をした友野一希選手が世界選手権も四大陸選手権にも選出されなかったのは、本当に残念としか言いようがありません。でもこれは誰のせいでもなく、本当にこれだけ。「枠が足りない！」。
それと念のために書いておくと、選手の皆さんには自分が満足できる演技ができますように、それだけです。枠取りなんてファンも周りも騒ぐけど、気にしないで（難しいとは思うけれど）、責任なんて考えないでくださいね。
四大陸選手権2024ペア
三浦璃来／⽊原⿓⼀
ペアは三浦／木原組ですが、四大陸選手権までに怪我がちゃんと治ってくれていることを祈ります。そして責任感から無理して出場、などということがありませんように。
世界選手権には条件付きで選出された長岡柚奈/森口澄士組ですが、たぶん四大陸選手権までにミニマム取得が間に合わないのだと思います。もったいないけれど、仕方がないですね。連盟がもう少し早く長岡/森口組の急激な進歩に気が付いて、競技会に送っていたらと思ってしまいそうになりますが、11月末のNHK杯には出場していたわけですから無理というものでしょう。ちなみにNHK杯より全日本は総合で40点近く上がっているという・・・こんなの誰も予想できないですもん。
四大陸選手権2024アイスダンス
⼩松原美⾥／⼩松原尊
⽥中梓沙／⻄⼭真瑚
吉⽥唄菜／森⽥真沙也
素晴らしい決断です、連盟さん！上位3組とも派遣。そうこなくちゃ、です。
とにかく大きな大会の経験は、どんな練習よりも重要とか。枠があるなら、どんどん派遣していきましょうよ！
＊⽥中梓沙／⻄⼭真瑚組の田中選手が、全日本後の練習でケガをしてしまったということです。手の指だということですがギブスをしているらしいので、もしかすると四大陸選手権には難しいかもしれません。とにかくは早い回復を祈っています。