今回のISU総会ではいろいろなルールの変更案が協議されることになっていますが、シニアの年齢の引き上げ案については、議題から外されることになりました。
フィギュアスケート シニアの年齢制限引き上げについて
コーチなどの意見などを読んでいる限りでは、圧倒的多数で可決されそうな案だったのですが。まだまだ総会で取り上げて議論するまでには至っていない、ということでしょうか。
以前の記事にも書きましたが、年齢制限に関しては難しいことが多すぎるかなと思っています。特に若い子が無理に難しいジャンプを跳ぶことに関しての、身体の発達や健康への影響については、データを取って検証する必要があるのではないでしょうか。
フィギュアスケートと言う、スポーツと芸術というふたつの要素を持った競技は、本当に難しいですね。
若い子がジャンプをピョンピョン跳んで、芸術性などはまだまだなのに競技会では上位に入ってしまう。特に女子に関しては、このままでは選手生命が短くなるばかり・・・
今回の改正案の中には、ジャンプの基礎点の見直しや、GOE(出来栄え点)の見直しなども盛り込まれています。技術点(TES)と演技構成点(PCS)のバランスなど(上位選手については、技術点の方が演技構成点よりダントツに高い)についても、いろいろと意見交換がなされるのかなと思います。
つくづく点数を付けるのが難しい競技ですね。
技術点は、まあ素人目にもわかりやすいですが、演技構成点となると「どうなのかな~」というのがどうしても出てきてしまいます。たとえばスケーティングスキルなんて、もちろんすごくわかりやすいこともありますが、素人目にはね・・・これはなかなか難しいです。
PCSの比重が高くなると、「そうなの~?」という点数(順位)も多くなってしまうかもしれません。
採点競技は、誰もが納得する点数(結果)というのは、なかなかねえ。。。もうこれは仕方がないですけれどね。。。
あ、話しがずれて行ってしまいました。ISU総会1日目、シニア年齢引き上げ案は却下、ということで。
NBC Proposal to change figure skating age minimum denied
********