全日本はとにかくみんなに頑張ってほしくて、みんなの笑顔が見たくて、全員にフリーに進んでほしくて、表彰台の数が足りなくて・・・見ている方も大変です。
コロナ禍の中開催されている全日本2020、女子のショートプログラムは見ごたえがありました。
なぜかコンビネーションジャンプでミスが目立ったような気がします。
全日本選手権2020女子SP 紀平1位、坂本2位、三原3位!
全日本選手権2020女子SP 結果
順位 | 名前 | 所属 | SP総合 | 技術点 | 演技構成点 |
1 | 紀平 梨花 | トヨタ自動車 | 79.34 | 44.14 | 35.20 |
2 | 坂本 花織 | シスメックス | 71.86 | 36.72 | 35.14 |
3 | 三原 舞依 | シスメックス | 69.55 | 38.54 | 31.01 |
4 | 山下 真瑚 | 中京大中京高校 | 67.28 | 36.08 | 31.20 |
5 | 新田谷 凜 | 中京大学 | 67.16 | 37.71 | 29.45 |
6 | 宮原 知子 | 関西大学・木下グループ | 66.48 | 31.11 | 35.37 |
7 | 松生 理乃 | 中京大中京高校 | 65.57 | 36.03 | 30.54 |
8 | 河辺 愛菜 | 木下アカデミー | 64.70 | 35.08 | 29.62 |
9 | 川畑 和愛 | 早稲田大学 | 64.56 | 34.25 | 30.31 |
10 | 白岩 優奈 | 関西大学 | 63.96 | 34.16 | 29.80 |
11 | 住吉 りをん | 駒場学園高校 | 62.62 | 34.99 | 27.63 |
12 | 吉岡 詩果 | 植草学園大学附属高校 | 62.00 | 34.38 | 27.62 |
13 | 樋口 新葉 | 明治大学/ノエビア | 61.53 | 30.62 | 31.91 |
14 | 青木 祐奈 | 日本大学 | 59.97 | 32.36 | 27.61 |
15 | 鈴木 なつ | Mエイトクラブ | 59.93 | 34.16 | 25.77 |
16 | 横井 ゆは菜 | 中京大学 | 59.83 | 32.14 | 28.69 |
17 | 本郷 理華 | 中京大学 | 59.05 | 31.11 | 27.94 |
18 | 永井 優香 | 早稲田大学 | 58.99 | 31.39 | 27.60 |
19 | 吉田 陽菜 | 木下アカデミー | 58.79 | 32.78 | 26.01 |
20 | 竹野 比奈 | 福岡大学 | 57.04 | 30.21 | 26.83 |
21 | 松原 星 | 明治大学 | 56.25 | 31.16 | 25.09 |
22 | 廣谷 帆香 | 岩手大学 | 55.27 | 32.36 | 22.91 |
23 | 浦松 千聖 | 中京大中京高校 | 55.05 | 28.47 | 26.58 |
24 | 千葉 百音 | 仙台FSC | 54.45 | 31.17 | 25.28 |
25 | 大矢 里佳 | 明治大学 | 54.09 | 29.75 | 25.34 |
26 | 佐藤 伊吹 | 明治大学 | 53.71 | 28.62 | 25.09 |
27 | 渡辺 倫果 | 青森山田高校 | 46.18 | 22.37 | 24.81 |
28 | 松田 悠良 | 中京大学 | 44.69 | 21.12 | 25.57 |
29 | 滝野 莉子 | 関西大学 | 43.69 | 18.46 | 25.23 |
WD | 本田 真凜 | JAL |
全日本選手権2020女子SP 感想
やっぱり紀平選手、安定していますね。これが初戦とは思えない。
3Aをサラッと決めて、片手で側転を軽々と。もちろん努力あってのことですが、それでもこの身体能力・・・!
3F+3Tのコンビネーションジャンプが少し乱れたくらいで、初戦とは思えない仕上がりです。それにしてもこのSP、すごく難しそう。ずっと動いているし。この調子で行くと、しばらくは紀平時代が続きそうな。
2位になったのは、坂本花織選手。加点がたくさん付く演技でしたが、コンビネーションジャンプだけが少し乱れてふたつ目が2回転になってしまいました。惜しい。
演技構成点が紀平選手と坂本選手はほぼ同じ。ふたりともどのエレメンツもモリモリ加点が付くので、基礎点が高い方が勝つ感じでしょうか。紀平選手はフリーには4回転を入れてくるかもしれないし、当然3Aも2回跳ぶでしょう。
さかもっちゃんも頑張ってほしい!3Aはどうしたの?
3位になったのは、何と三原選手!素晴らしい!ノーミス、全部に加点!スピン、ステップ全部レベル4!
まだちょっと弱々しいのだけれど、滑る喜びが伝わってくる演技でした。
お帰りなさい!そしSP3位、おめでとう!
4位になったのは、山下真瑚選手。すごく久しぶりにこんなパーフェクトな演技を見た気がします。苦しい時期を抜けたのかな。だったら嬉しい。
集中するあまり、スカートの衣装替え(演技の途中で腰の赤い花が赤いスカートになる)を忘れてしまったらしい。
5位になったのは新田谷凛選手。先シーズンから安定してきて、ジャンプのすっぽ抜けに「きゃ~」と言っていたのがうそのよう。
続けてきて良かったね!
6位に宮原知子選手。ループのミスに「あ”~!」と叫んでしまいました。3Lzも<を取られてしまいました。でも、宮原選手の持つ凛とした気品のある演技は、そんな点数なんてどうでも良いと思わせるものです。衣装も素敵。
スピンもステップもレベル4。6位だからフリーは最終G、点数はどうでも良いと言いつつも胸をなでおろすファンであります。
7位に全日本ジュニア優勝の松生理乃選手。演技初めの何でもないところでこけてしまいました。立ち上がるのが素早くて、しかも失敗がなかったかのように落ち着いて演技を続けて行く、精神的にもなかなかタフなのかなと思います。
9位になった川畑和愛選手。ミスがちょこちょこありましたが、見ていて幸せな気分になるのよね~。なかなか安定しない感じですが、頑張ってほしいです。
樋口新葉選手が、何と13位発進とは。。。3Aの失敗は、まあ想定内として、コンビネーションジャンプの失敗は痛い。フリーでの巻き返しに期待。
14位に青木祐奈選手。ちょっと丸いかな、大丈夫かな、と思っていたらいきなりコンビネーションジャンプのふたつ目がループ!気持ち良い!ミスはあったけれど、調子は戻ってきているのかな。
本郷理華選手は17位。目立ったミスはない演技で、良かった!以前に比べて姿勢が良くなって、見栄えがする気がします。
今回が最後の全日本の永井優香選手。彼女らしい柔らかなステキな演技でした。フリーも悔いなく滑れますように!