始まりました、国別対抗戦2021。
この状況下で来てくれた選手とコーチのみなさん、どうもありがとう。
第一日目の今日は、まるで世界選手権のようなハイレベルな戦いが繰り広げられました。
世界フィギュアスケート国別対抗戦2021 第1日目の結果
アイスダンスのリズムダンスと男女のショートプログラムが終わって、国別の順位と得点は以下の通りです。
すでに予想通りと言うか、まあ当然こうなるよね、という感じでロシアがトップに来ました。
ロシア/アメリカ/日本とフランス/イタリア/カナダの3ヶ国の差が大きく、これはひっくり返ることはなさそうです。
世界フィギュアスケート国別対抗戦2021 リズムダンス
順位 | 名前 | 国 | 総合点 | TES | PCS | |
1 | Victoria SINITSINA / Nikita KATSALAPOV | RUS | 86.66 | 48.10 | 38.56 | |
2 | Charlene GUIGNARD / Marco FABBRI | ITA | 82.93 | 46.41 | 36.52 | |
3 | Kaitlin HAWAYEK / Jean-Luc BAKER | USA | 76.79 | 42.39 | 34.40 | |
4 | Adelina GALYAVIEVA / Louis THAURON | FRA | 70.34 | 39.54 | 30.80 | |
5 | Misato KOMATSUBARA / Tim KOLETO | JPN | 66.42 | 36.86 | 29.56 | |
6 | Carolane SOUCISSE / Shane FIRUS | CAN | 65.06 | 34.86 | 30.20 |
やっぱりね、という感じ。この顔ぶれだとやっぱりシニカツ組がダントツ。ちょっと格が違うというか・・・
小松原組も頑張ってくれました。どんどん貫禄が出てくる感じですね。
世界フィギュアスケート国別対抗戦2021 女子SP
順位 | 名前 | 国 | 総合点 | TES | PCS |
1 | Anna SHCHERBAKOVA | RUS | 81.07 | 43.51 | 37.56 |
2 | Elizaveta TUKTAMYSHEVA | RUS | 80.35 | 45.43 | 34.92 |
3 | Kaori SAKAMOTO | JPN | 77.78 | 41.94 | 35.84 |
4 | Rika KIHIRA | JPN | 69.74 | 35.70 | 35.04 |
5 | Bradie TENNELL | USA | 67.40 | 33.36 | 34.04 |
6 | Karen CHEN | USA | 62.48 | 30.08 | 33.40 |
7 | Lara Naki GUTMANN | ITA | 60.45 | 31.05 | 29.40 |
8 | Ginevra Lavinia NEGRELLO | ITA | 59.55 | 31.23 | 28.32 |
9 | Alison SCHUMACHER | CAN | 59.19 | 30.31 | 28.88 |
10 | Gabrielle DALEMAN | CAN | 57.22 | 25.86 | 31.36 |
11 | Maia MAZZARA | FRA | 55.31 | 27.87 | 27.44 |
12 | Lea SERNA | FRA | 55.28 | 28.56 | 27.72 |
個人の成績が、国別になってるという・・・順番に国別にふたりずつ。
ほぼ順位としては予想通りかな・・・
シェルバコワ選手は、隙がない。すべて計算されていて、その計算通り、という演技。大技のジャンプがない方が、スケートの良さが際立って良いのではないかと思ったり。
トゥクタミシェワ選手は、何だか余裕で妖艶で、たぶんすごく滑っていて気持ち良かったんだろうなと思います。暗い静かな湖のさざ波を思い浮かべました、なぜか。
紀平さんが3Aで転倒、コンビネーションの3F+3Tでも回転不足を取られてしまいました。腰を故障しているみたいなので、FSも頑張ってほしいけれど無理はしない方が良いと思います。身体、大事。
坂本花織選手は、ルッツの時にこちらが緊張してしまいました。すごく慎重に跳んでいるのが伝わってきました。今回はそこそこの点が出ましたが、もっと出ても良いかなという気がしています。
テネル選手は大きなミスはなかったけれど、すごく慎重に滑っている感じがして、テネル色がちょっと薄かった感じ。このところあまり調子が良くないみたいですが、今日は頑張った~。
カレン・チェン選手も頑張ったんだけどな。私は彼女の「負けない精神」みたいなのがとっても好きです。
久々に見たカナダのデールマン選手は、ちょっと重い感じでした。なかなか調子が戻らないところ続けているのはすごいです。この努力が実りますように。
世界フィギュアスケート国別対抗戦2021 男子ショートプログラム
順位 | 名前 | 国 | 総合点 | TES | PCS |
1 | Nathan CHEN | USA | 109.65 | 61.95 | 47.70 |
2 | Yuzuru HANYU | JPN | 107.12 | 59.27 | 47.85 |
3 | Jason BROWN | USA | 94.86 | 48.31 | 46.55 |
4 | Kevin AYMOZ | FRA | 94.69 | 50.14 | 44.55 |
5 | Mikhail KOLYADA | RUS | 93.42 | 49.77 | 43.65 |
6 | Roman SADOVSKY | CAN | 89.61 | 48.56 | 41.05 |
7 | Evgeni SEMENENKO | RUS | 88.86 | 51.11 | 37.75 |
8 | Adam SIAO HIM FA | FRA | 78.28 | 40.48 | 37.80 |
9 | Shoma UNO | JPN | 77.46 | 35.91 | 42.55 |
10 | Daniel GRASSL | ITA | 67.32 | 32.67 | 36.65 |
11 | Nam NGUYEN | CAN | 66.89 | 30.64 | 37.25 |
今回も注目は羽生結弦選手とネイサン・チェン選手だったかなと思いますが、チェン選手に軍配が上がりました。
羽生選手は3Aで失敗したのが響いてしまいましたが、あの状態で手をつかなかったという方が驚きでした。
ふたりともスピン、ステップ全部レベルを取っているし、GOEもバリバリつくので、ちょっとでも失敗すると・・・という恐ろしいライバル関係です。
ブラウン選手は素晴らしかったです。PCSがどうして上ふたりより低いのだろうか。PCSは技術点に引きずられちゃいけないと思うのだけど。
エイモズ選手、ムチャクチャ良かったです。たのし~!個性的~!フランスの選手は、これだから好き!
コリャダ選手は気品のある選手になったな~。容貌もだけれど、演技もすてき。ノーミスでした。
宇野選手は、やっちゃいましたね~。ジャンプがすべてちゃんと決まらなかったという・・・コンビネーションジャンプが入れられなかったのは厳しい。フリーは気持ちを切り替えて頑張ってほしいです。