いよいよ始まりました!全日本選手権2018!
特に女子は強い選手がたくさんいて、表彰台も足りないし。大きな国際大会の枠数も全然足りない!
プレッシャーのかかる中でSP1位になったのは、4連覇中の宮原知子選手、さすがです。
フィギュアスケート全日本選手権2018 女子SP 紀平梨花5位!
順位 | 名前 | 国 | SP得点 | 技術点 | 演技構成点 |
1 | 宮原 知子 | 関西大学 | 76.76 | 40.54 | 36.22 |
2 | 坂本 花織 | シスメックス | 75.65 | 41.08 | 34.57 |
3 | 三原 舞依 | シスメックス | 72.88 | 39.48 | 33.40 |
4 | 樋口 新葉 | 開智日本橋学園高校 | 72.63 | 38.79 | 33.84 |
5 | 紀平 梨花 | 関西大学KFSC | 68.75 | 36.54 | 33.21 |
6 | 横井 ゆは菜 | 中京大中京高校 | 66.27 | 38.30 | 27.97 |
7 | 川畑 和愛 | N高東京 | 64.66 | 37.17 | 27.49 |
8 | 青木 祐奈 | 横浜清風高等学校 | 63.72 | 36.74 | 26.98 |
9 | 山下 真瑚 | 中京大中京高校 | 62.94 | 31.94 | 31.00 |
10 | 細田 采花 | 関西大学 | 61.41 | 36.87 | 24.54 |
11 | 長縄 和奏 | グランプリ東海クラブ | 60.14 | 36.28 | 23.86 |
12 | 白岩 優奈 | 関西大学KFSC | 59.99 | 29.61 | 31.38 |
13 | 松原 星 | 武蔵野学院 | 59.27 | 33.68 | 25.59 |
14 | 竹野 比奈 | 福岡大学 | 58.14 | 31.77 | 26.37 |
15 | 大庭 雅 | 東海東京FH | 57.08 | 30.02 | 27.06 |
16 | 荒木 菜那 | 中京大中京高校 | 56.32 | 31.93 | 25.39 |
17 | 本郷 理華 | 中京大学 | 55.93 | 27.38 | 29.55 |
18 | 本田 真凜 | JAL | 52.75 | 22.01 | 31.74 |
19 | 十倉 日和 | 関西大学 | 51.98 | 29.06 | 22.92 |
20 | 三宅 咲綺 | 岡山理大附高校 | 51.41 | 26.27 | 25.14 |
21 | 籠谷 歩未 | 神戸FSC | 51.09 | 28.34 | 22.75 |
22 | 中塩 美悠 | 広島スケートクラブ | 50.86 | 26.83 | 24.03 |
23 | 渡辺 倫果 | 青森山田高校 | 50.47 | 26.15 | 24.32 |
24 | 永井 優香 | 早稲田大学 | 49.59 | 24.82 | 24.77 |
25 | 竹内 すい | 大同大学大同高等学校 | 47.79 | 22.13 | 25.66 |
26 | 磯邉 ひな乃 | 中京大学 | 47.69 | 24.20 | 24.49 |
27 | 佐藤 伊吹 | 駒場学園高校 | 46.75 | 24.25 | 22.50 |
28 | 新田谷 凜 | 中京大学 | 44.81 | 19.50 | 25.31 |
29 | 加藤 利緒菜 | 中京大学 | 41.99 | 21.34 | 21.65 |
やっぱり緊張するんでしょうね(当たり前)。全日本は特別な雰囲気があります。ミスの多い試合になりました。
そんな中でほぼパーフェクトだったのが1位から4位までの、宮原知子選手、坂本花織選手、三原舞依選手、樋口新葉選手です。
もちろん技術的に世界レベルの4人ですが、その精神力の強さもすごいってことですね。
技術点では坂本選手が宮原選手をわずかに上回っていますが、PCSが宮原選手の方が2点近く高い。
メチャクチャレベルの高い4人ですが、宮原選手と坂本選手の加点が半端じゃありません。もちろんスピンステップ全部レベル4です。
私たちもどうしても気にしてしまう宮原選手のジャンプの回転不足ですが、今回は全ジャンプきれいに回転していて、加点もしっかりもらっています。
でもやっぱりジャンプの加点で言えば、坂本選手がすごいです。
宮原選手のコンビネーションジャンプは3Lz-3Tで基礎点が10.10、これに加点が1.18付いて11.28です。
坂本選手は3F-3Tで基礎点が宮原選手より低い9.5ですが、1.97の加点が付いて11.47です。
今季のルール改正で、いかにエレメンツの質を良くして加点をもらうのが重要か、ということがわかります。
3位と4位になった三原舞依選手と樋口新葉選手は、スピンは全部レベル4ですが、ステップがレベル3.これくらいの僅差の戦いだと、こういう小さなミスも響いてきてしまいます。
三原選手はいつものことながら、見ていて幸せになる滑りでした。何なんだろう、これ。っていつも同じこと言ってますが。
樋口選手はケガの影響を心配していましたが、今日見た限りでは大丈夫みたいですね。ちょっと丸くなった?今季の試合数が少ない分、他の選手より少し不利だったかもしれません。
普通なら表彰台争いはこの4人でしょうか、と書くところかもしれませんが、5位にいるのが紀平梨花選手です。どんなフリーを滑るかで、順位は大きく変わる可能性がありますね。
今日は緊張かな。SPの3Aの成功率はもともと高くありませんが、コンビネーションジャンプまで失敗してしまいました(ひとつ目3Fの着氷が乱れて、ふたつ目が2回転に)。単独ジャンプのルッツは素晴らしかったですが。
これだけ失敗してもこの点数、というのがすごいところです。もちろんスピンステップ全部レベル4です。
全日本ジュニア優勝の横井ゆは菜選手は、滑っているうちにどんどんスピードが増している感じのする素晴らしいSPでした。
6,7,8位の3人は、ジュニアの選手ですね。ジュニアも世界選手権の出場権がかかっているので、フリーはドキドキです(横井ゆは菜選手のみ、ジュニア世界選手権出場が決まっています)。
10位の細田采花選手は3Aを成功させました。フリーでは3Aを2本予定しているそうです。
山下真瑚選手と白岩優奈選手は、ジャンプの調子がイマイチでした。回転不足を気にしすぎているのかも、と思ったり。フリーは思い切って行ってください。
本田真凜選手は、う~ん、厳しい。演技初めのポーズや表情など惹きつけるものがあって、これで技術的なものが安定してくれば・・・とにかく今はコツコツと努力するしかないのかもしれません。がんばれ!
SPがうまく行かなかった選手も、フリーは悔いのない演技ができることを祈っています。
結果ページが今季から(地方大会も)随時更新されて、すばらしい!!!