スケートカナダ2018の男子SPは、気合の入った面白い試合となりました。レベルも高い!
宇野昌磨選手はミスがあって2位発進、友野一希選手は8位発進です。点数にあまり差がないので、フリーでどうなるかハラハラです。
GPSカナダ大会2018 男子SP メッシング1位、宇野昌磨2位
それにしても、みんな跳んできますね、4回転。すごいわ。
順位 | 名前 | 国 | SP得点 | 技術点 | 演技構成点 |
1 | Keegan MESSING | CAN | 95.05 | 52.81 | 42.24 |
2 | Shoma UNO | JPN | 88.87 | 46.63 | 43.24 |
3 | Junhwan CHA | KOR | 88.86 | 50.43 | 38.43 |
4 | Alexander SAMARIN | RUS | 88.06 | 49.09 | 38.97 |
5 | Daniel SAMOHIN | ISR | 84.90 | 47.48 | 37.42 |
6 | Alexander MAJOROV | SWE | 84.64 | 47.74 | 36.90 |
7 | Nam NGUYEN | CAN | 82.22 | 43.93 | 38.29 |
8 | Kazuki TOMONO | JPN | 81.63 | 43.67 | 37.96 |
9 | Brendan KERRY | AUS | 80.99 | 45.63 | 35.36 |
10 | Kevin AYMOZ | FRA | 78.83 | 41.65 | 37.18 |
11 | Jason BROWN | USA | 76.46 | 34.50 | 42.96 |
12 | Roman SADOVSKY | CAN | 67.72 | 32.78 | 35.94 |
SP1位になったのは、先ごろ婚約したキーガン・メッシング選手。幸せいっぱいで、乗りに乗っている感じかも。勢いのあるパーフェックトな演技。3Aに3.31の加点。
2位に宇野昌磨選手。3位のチャ選手との差、わずか0.01です。冒頭の4Fは美しかったけれど、4T+3Tの3Tで詰まり、3Aは大きく軸が傾いて転倒してしまいました。これだけ失敗があってこの点数の2位なら上出来ですね。PCSでは1位。演技が始まったとたん、こちらを引き込む力がすごいです。
4回転をふたつ入れたのは、宇野選手とサドヴスキ選手だけでした。出来栄えで大きく点数が左右される新ルールでは、大技を入れるのはリスクが大きいということですね。
ちなみにサドヴスキ選手は、大技へのチャレンジが裏目に出てしまう形になりました。
3位はジュンファン・チャ選手です。ケガから復帰して、いよいよ本領を発揮し始めた感じ。美しいスケーティング、もう少しPCSが出ても良かったのではないかと思います。この曲はとても似合っているし、身体の動きも曲とシンクロしててとっても良いのだけれど、シンデレラかあ、ってやっぱり思ってしまう。チャ選手は王子様?でも時計の針に追いかけられるのはシンデレラよね。
4位のロシアのアレクサンダー・サマリン選手。ほぼパーフェクトの良い演技だったんだけれど、全体の印象が荒いというか・・・PCSは出過ぎではないかと思う。少なくともチャ選手より上というのは???まあ、私は素人なので。。。
マヨㇿフ選手もほぼノーミスで、すばらしかったです。それにまだ選手を続けてくれていることが嬉しいですね。
印象的だったのは、ナム・グエン選手。久々に見るほぼノーミスの演技でした。すごく嬉しそう。見てるこちらも嬉しい。点数は伸びませんでしたが、復活の兆しですね。
友野一希選手は、3Aでお手つきがあった以外はとっても良かったのですが、点数が思ったより出ませんでした。音楽に合わせた体の動き、しなやかな美しさ、進歩してますね~。スピンもステップもずいぶん取りこぼしています。これから進歩の余地がたくさんあるということですね。
これだけみんなが4回転を跳ぶとなると、やはり跳ばないジェイソン・ブラウン選手は不利になります。ただ新ルールでは、下手に4回転を跳ぶよりも、加点のついた3回転の方が点数が高かったりしますからね。コーチを変えたばかりで、まだまだ改革中というところでしょうか。PCSでは2位です、さすが。見事なバレエジャンプも健在。
単純比較はできないのですが、1週間前のスケートアメリカでの男子SPでは、80点越えが上位3人だけでした。このスケートカナダでは、9位までが80点を越えているんです。すごいですね~。
フリーでは、大どんでん返しなんかが起こらないとも限りませんよ!
ISU GP 2018 Skate Canada International results
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