宇野昌磨選手がSP1位、というのは誰も驚かない・・・でも、こういう状況って、選手にとってはプレッシャーなんだろうなあ。
帰ってきた高橋大輔選手が、見事2位に!あの滑り!あのステップ!あのお色気!
そして増々魅力的になる、島田高志郎選手が3位です!
フィギュアスケート全日本選手権2018 男子SP 高橋大輔が帰ってきた!
順位 | 名前 | 国 | SP得点 | 技術点 | 演技構成点 |
1 | 宇野 昌磨 | トヨタ自動車 | 102.06 | 56.81 | 45.25 |
2 | 髙橋 大輔 | 関西大学KFSC | 88.52 | 43.38 | 45.14 |
3 | 島田 高志郎 | 木下グループ | 80.46 | 44.22 | 36.24 |
4 | 田中 刑事 | 倉敷芸術科学大学 | 79.32 | 41.13 | 39.19 |
5 | 中村 優 | 関西大学 | 77.11 | 41.28 | 35.83 |
6 | 鍵山 優真 | 神奈川FSC | 74.51 | 40.91 | 33.60 |
7 | 友野 一希 | 同志社大学 | 73.09 | 36.33 | 37.76 |
8 | 木科 雄登 | 金光学園 | 72.96 | 38.51 | 34.45 |
9 | 山隈 太一朗 | ひょうご西宮FSC | 72.73 | 39.11 | 33.62 |
10 | 山本 草太 | 中京大学 | 71.95 | 35.99 | 36.96 |
11 | 壷井 達也 | 中京大中京高校 | 69.95 | 37.27 | 32.68 |
12 | 日野 龍樹 | 中京大学 | 69.63 | 36.48 | 33.15 |
13 | 鈴木 潤 | 北海道大学 | 69.18 | 36.71 | 32.47 |
14 | 櫛田 一樹 | 関西学院大学 | 65.31 | 34.99 | 31.32 |
15 | 渡邊 純也 | 関西学院大学 | 64.93 | 33.14 | 31.79 |
16 | 佐藤 駿 | 埼玉栄中学校 | 64.89 | 36.92 | 28.97 |
17 | 三宅 星南 | 岡山理大附高校 | 64.16 | 31.84 | 32.32 |
18 | 佐藤 洸彬 | 南部美人 | 62.30 | 28.27 | 34.03 |
19 | 中野 耀司 | 明治大学 | 61.77 | 32.30 | 29.47 |
20 | 笹原 景一朗 | 同志社大学 | 60.94 | 30.22 | 30.72 |
21 | 山田 耕新 | SMBC | 60.13 | 30.32 | 29.81 |
22 | 小林 建斗 | 法政大学 | 59.76 | 30.29 | 30.47 |
23 | 唐川 常人 | 日本大学 | 56.05 | 26.27 | 30.78 |
24 | 中野 紘輔 | 福岡大学 | 55.84 | 28.38 | 28.46 |
25 | 本田 太一 | 関西大学 | 55.56 | 25.80 | 30.76 |
26 | 小林 諒真 | 法政大学 | 55.09 | 27.24 | 27.85 |
27 | 時國 隼輔 | 同志社大学 | 53.41 | 25.92 | 27.49 |
28 | 石塚 玲雄 | 早稲田大学 | 52.83 | 25.14 | 27.69 |
29 | 鎌田 英嗣 | 明治大学 | 51.10 | 23.24 | 27.86 |
1位になった宇野昌磨選手ですが、6分間練習の時にケガをしてしまったかもしれないということですが、SPは素晴らしい出来でした。ちょっと鬼気迫る感じがしたのも、このアクシデントのせいかもしれません。
もしアクシデントの影響があったとしたら、ステップかなと思いますが、レベルも取れているし、加点バリバリもらっています。
2位になったのは。高橋大輔選手。何と言うか・・・惚れ惚れするスケーティングでした。仕草のひとつひとつが洗練されて、どこを切り取っても絵になる演技。4回転は跳びませんでしたが、「フィギュアスケートの面白さって、こういうことよね」と唸ってしまうパフォーマンスでした。
3Aは少し詰まってしまいましたが、力が入っていない軽く跳ぶジャンプも見ていて気持ちが良いです。スピンを心配していましたが、回転速度も十分でした。レベルはわざと3にして、加点狙いで行ったとか。それも戦略ですね。
それにしても、再び高橋選手の演技を試合で見られる喜びよ!!!
3位はジュニアの島田高志郎選手。会心の演技でした。ランビエール先生も嬉しそう(他のコーチよりも断然カメラに狙われてしまうのは、国際大会だけじゃないのね)。これで4回転を入れられるようになってくると、点数もぐんと伸びますね。
スケーティングも身体の使い方も良いので、これからどんどんPCSも伸びてくるような気がします。
4位に田中刑事選手。冒頭の4Sを失敗してしまい、それ以外はまずまずだったのですが。う~ん、何だろう。何かが足りない感じ。パワーというか。もっともっと外に飛ばす表現力というか。ちょっとおとなしいのかな。
友野一希選手はSP7位。こちらも冒頭4Sを失敗。いつものはつらつとした感じがなかったのは緊張かな。ジャンプ以外の要素も、ちょっと冴えない結果に。
田中選手も友野選手も、大きな国際大会への派遣がかかっているので、フリーは頑張って上に行きたいところです。
高橋大輔選手の活躍はすごく嬉しいのですが、一方で友野選手や田中選手に「これでいいの?!」という気持ちにもなってしまうわけで。
「若手、いいぞ!」と思ったのは、島田選手もですが、何しろ勢いがあったのは鍵山選手です。始めから終わりまで、イキイキ、ピチピチ!JrGPSから、試合ごとにうまくなっている感じです。これからが楽しみ。
山本草太選手は10位。3Aで転倒して、コンビネーションのふたつ目がダブルになってしまいました。意気込みが強すぎて裏目に出たかな。フリーは頑張って!
それぞれの熱い思いを持って全日本選手権で滑る選手たち。どうしても国際選手権に出て顔や名前を知っている選手に目が行ってしまいますが、ステキな選手が他にもたくさんいるんだな、と思う全日本選手権です。