スケートカナダ2018の女子も、なかなか波乱の試合となりました。
山下真瑚選手が、ほぼ完璧なフリーを滑って技術点ではトップのフリー2位で銀メダルを獲得!
SPで7位に沈んだメドヴェデワ選手が、スリーで1位となり銅メダル!さすがです。
GPSカナダ大会2018 女子 樋口新葉6位 メドヴェデワ3位!
女子総合結果
順位 | 名前 | 国 | 総合得点 | SP順位 | FS順位 |
1 | Elizaveta TUKTAMYSHEVA | RUS | 203.32 | 1 | 3 |
2 | Mako YAMASHITA | JPN | 203.06 | 3 | 2 |
3 | Evgenia MEDVEDEVA | RUS | 197.91 | 7 | 1 |
4 | Mariah BELL | USA | 190.25 | 5 | 4 |
5 | Elizabet TURSYNBAEVA | KAZ | 185.71 | 6 | 5 |
6 | Wakaba HIGUCHI | JPN | 181.29 | 2 | 7 |
7 | Starr ANDREWS | USA | 174.72 | 4 | 9 |
8 | Alaine CHARTRAND | CAN | 172.17 | 8 | 8 |
9 | Daria PANENKOVA | RUS | 168.54 | 11 | 6 |
10 | Alicia PINEAULT | CAN | 158.29 | 9 | 11 |
11 | Yura MATSUDA | JPN | 157.59 | 10 | 10 |
優勝したのは、SPで3Aを成功させてトップに立ったトゥクタミシェワ選手です。フリーでは3Aで転倒してしまいましたが、その後はほぼノーミスの演技でした。
フリーでは3位、総合で優勝!今季は好調ですね。
トゥクタミシェワ選手のジャンプは、足の振り上げが少なくて、すごく軽く簡単に跳んでいる感じがします。GOEで良い点が付くジャンプですね。
ただプログラム的には、やや物足りないかなという感じがしています(特にフリー)。お色気ばっちりなんですけれどね。
山下真瑚選手は、SP3位からフリーは2位に順位を上げて、総合で2位に。フリーでは技術点は1位、PCSでも2位の高い点をもらっています。ジュニア上がりの選手は、なかなか良いPCSをもらえないことが多いですが、すごいです。
ぽんぽんとマリが跳ねるようなジャンプは、見ていて気持ちが良いですね。コンビネーション3つのうち2つが3Lz+3T+2Tと3Lz+3Tで、GOEもバリバリついている質の良いものでした。
今季の国内での激戦が、考えると(考えなくても)こわい・・・
SPでまさかの7位になった、エフゲニア・メドヴェデワ選手はフリーで見事1位、総合で3位に食い込みました。良かった、良かった。
ロシアから外に出たことで、いろいろと言われたり、プレッシャーもあるのだと思います。
ルッツのエッジ矯正は、まだ完成していないようで、SPのルッツには!が付き、フリーでは2回跳んでいますが1回目に!が付き、2回目はeが付いてしまいました。でも「逃げない」という意志が感じられる今季です。
フリーでは1位になりましたが、点数的に137.08というのは、とても満足できるものではないでしょう(ちなみにスケートアメリカの宮原選手のフリーは145.85です)。
オーサーコーチに変えて、いろいろなことを改造中なんだと思います。結果を出すには時間がかかる。プライドもあるしプレッシャーもあるし、大変だけれど頑張ってほしいです。ファンも焦らず待たなければ・・・
樋口新葉選手は、右足甲に痛みを抱えていたようです。疲労骨折直前だとか、無理しないで!
SPで2位に付けていただけに、この結果は悔しいと思いますが、まずは健康。厳しい国内戦を戦い抜くためにも、今のうちに治しておかないと。
トゥルシンバエワ選手は、オーサーコーチからエテリコーチに変わって(メドヴェデワ選手と逆)、良かったみたいですね。計算しつくされたプログラムで、どんどん良くなって行くようです。ちょうど体形の変化の難しい時期から、抜け出すタイミングだったのかもしれませんが。
松田悠良選手は、ほぼノーミスの演技でしたが、回転不足をたくさん取られてしまいました。フリーの衣装がとっても素敵!
ISU GP 2018 Skate Canada International results
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