今でもたくさんのファンに愛されているステファン・ランビエールが、ラトビアのデニス・ヴァシリエフス選手のコーチになると発表されました。
ランビエールがヴァシリエフスのコーチになった経緯
何とも羨ましい・・・ランビエール氏はスピンの第一人者でジャンプも素晴らしく(3Aだけはちょっと苦手でしたが)、何と言ってもその芸術性は見る者を惹きつけて離さない魅力があります。
最近では、日本の強化合宿に先生として来てくれて、ずいぶんニュースで取り上げられていました。それに加えて人柄が良いことは、見ていてすごくわかりますよね。
そのランビエール氏、2010年からコーチとしても活動しているし、2年前から自分のスクールも経営していますが、今回のようにある程度の実績のある選手の専属コーチになるのは初めてではないかと思います。
ランビエール氏がヴァシリエフス選手を見染めた(?)のは、2~3年前のジュニアGPをビデオで見た時、氷上の存在感が印象深かったそう。リレハンメルのユース五輪で話す機会があり、自分のショー「アイスレジェンド」に招待したそうです。5月にプログラムの振り付けをしたのは本当に素晴らしい経験で、ヴァシリエフス選手からコーチの依頼があった時には考える時間はいらなかった、ということです。
なんとも素敵な出会いで、こうなる運命だったのね、という感じですね。
デビュー戦はロステレコム
順調にいけば、デビュー戦はロステレコム杯になるということ。順調にというのは、ヴァシリエフス選手はケガをしてしばらく休養していたからです。現在ダブルジャンプを跳べるまで回復したということです。
ロステレコムまではあまり時間がないので、大丈夫なのかなとちょっと心配ですね。順調に行って、ロステレコムではキス&クライのランビエールコーチが見られると嬉しいですね。
ヴァシリエフス選手の新しいプログラムは公表していませんが、SPは1968年にレコーディングされたもの。「当ててみて!」ということで、当ててみましょう。たぶん「ロミオとジュリエット」だと思います(外れました。Voodoo Childでした)。
ランビエールはショー出演も続ける
気になっていたのが、こんなに忙しいランビエール氏がショー出演を続けてくれるかということでしたが、やめるつもりはないそうです。ただヴァシリエフス選手の競技スケジュールのために、若干影響は出そうですね。実際ロステレコム杯と日程がかぶるショーの出場を見合わせたということです。
日本にはまたすぐに行くよ!ということなので、日本のファンとしてはあまり心配することはないかもしれません。ただヴァシリエフス選手が日本選手の強力なライバルになることは考えられますね。その時に、そのライバルのキス&クライでランビエール氏を見ることは(高確率で)ありそうです。
実は、今日11時(2016年8月27日、スイス時間、日本では20時)から、ランビエール氏のFB上でライブQ&Aが行われたんです。そこでいろいろな質問に答えてくれました。上に書いた話しも、そのQ&Aで読んだものです。もちろん今からでも読むことができます。
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