NHK杯2019で、結成3ヶ月ながら驚きの演技を披露してくれた新生ペア三浦璃来/木原龍一組。
元々の両方のペアの解散がショックだったこともあって、なかなかこのペアへの応援態勢(?)が整わなかったのですが、このNHK杯の演技を見て驚いたのは、私だけではないはずです。これは応援せねば!(遅すぎですって)。
三浦璃来/木原龍一組の結成の経緯
こんな記事を見つけました。
結成3か月の新ペア、三浦璃来・木原龍一組が国際大会デビュー!新たな挑戦のシーズンが始まる!!
NHK杯直前の記事ですが、今まで気づきませんでした。まだ読んでいないなら、お勧めです。
この記事で一番驚いたのは、前ペアを解散した三浦璃来選手の方からの誘いだったということです。三浦璃来/市橋翔哉組の解散は話題になっていなかったし、本人たちも解散の報告が遅くなったことを謝ったりしていたので、いろいろ大人の事情があったのでしょう。
木原龍一選手は須崎海羽選手とのペアを解消して、引退の可能性も考えていたようです。そこに三浦璃来選手からの声がかかったと。おお、そういうことだったのですか。。。
7月末に話しがあって、8月12日にはもうトロントに飛んでいた、という急展開。人生って本当にタイミングなんだなあ、と思いますね。
このふたり17歳と27歳という10歳も差があるカップルなんですが、相性が良ければ歳の差なんて、ということですね。
渡った先の練習環境もぴったりで、何よりコーチ(主にメーガン・デュハメル)との相性もバッチリみたいです。
三浦璃来/木原龍一組のケミストリーとこれから
カップル競技で相性が良い場合に予想以上の結果を出すことを「ケミストリー」なんていいますが、このふたりの場合がそれかなと思います。
結成3ヶ月で出場したNHK杯で、いきなりそれまで以上の結果を出してしまいました。これ、本当にすごいです。
ショートプログラムで62.41(技術点34.76)、フリーで117.53(技術点60.15)と、目標の世界選手権のミニマムスコア(SPの技術点27.99、FSの技術点44.00)を軽く超えてしまいました。
何よりふたりとも(特に木原選手が)、イキイキと楽しそうに滑っているんですよね。
こういう結果が出たのは、前ペアの相手が悪かったということでは全然なくて「相性」ということですね。
前ペアのふたりのパートナーにも、新しい相性の良いパートナーが見つかると良いな、と思います(須崎選手はパートナーを探しているようですが、市橋選手については情報がありません)。
これから全日本選手権、ここでも良い演技をして世界選手権の切符を手に入れて(現時点でライバルはいません)、世界選手権につなげて行って欲しいと思います。
3ヶ月でここまで来たのですから、この先がものすごく楽しみです!