何とほぼ一年ぶりの記事になります。
ちょうどいろいろ重なって記事を書く手が進まない上にコロナの追い打ち、しばらくお休みしてました。
多くの試合がキャンセルされて、フィギュアスケートファンの気持ちの持って行き場がない時に、有観客で開催されたNHK杯です。
GPSとは言っても、いつものような国際試合ではなく、ほぼ国内試合、得点もISUの公認にはならないなど、いつもとは全く違った試合になりました。
それでもフィギュアスケートの試合に飢えていたフィギュアスケートファンにとっては、嬉しい試合となりました。
そして何と言っても、我らが高橋大輔が帰ってきた!!!
(ちなみに私がしばらくこのブログをお休みしていたのと高橋大輔選手の引退/復帰は、関係がありません・・・)。
NHK杯2020 アイスダンスの結果
総合順位 | 名前 | RD順位 | RD | FD順位 | FD | 総合点 |
1 | Misato KOMATSUBARA Tim KOLETO | 1 | 70.76 | 1 | 108.29 | 179.05 |
2 | Rikako FUKASE Eichu CHO | 3 | 63.46 | 2 | 94.43 | 157.89 |
3 | Kana MURAMOTO Daisuke TAKAHASHI | 2 | 64.15 | 3 | 93.10 | 157.25 |
優勝したのは小松原美里/ティム・コレト組。
コレト選手はつい先日日本国籍が取れたということで、もしかすると日本名で出場するかもしれないと思っていました。小松原尊(たける)、ですね。かっこいい!
他の2組がまだ組んだばかりということもあって、さすが貫禄の演技でした。
安心して見ていられるというか。
それにすごく楽しそうで、気合が入っていました。ベテランの自分たちが経験の浅い選手に負けるわけにはいかない、という気概もあったような気がします。
こんなに上手だったっけ?と思ったのは、海外からの選手が来ていなかったから比べられなかった、という理由だけではないでしょう。
すてきでした!
深瀬理香子選手はCHO選手とはまだ組んで2年目、相性はとても良さそうです。
何しろ深瀬選手の足の美しさが光った演技でした。
リフトの時の脚のポジションがとってもきれいです。特に180度開脚での回転は、脚が全然ぶれない。すばらしかったです。
アイスダンサー高橋大輔
そして、アイスダンサーの高橋大輔選手。
見せるのが上手!ポーズがいちいち決まる!
FDは最初のポーズから、やられてしまいましたよ。
この短期間、しかもコロナ禍の中で、ここまでになるのは大変だっただろうと思います。
RDはすごく慎重に滑っているように見えました。ちょっとスピード感が足りなかった気もしますが、丁寧に丁寧に、とにかくエレメンツをこなして行った感じでしょうか。
FDの方が滑り慣れている感じがしました。バレエ曲を選んだのは正解だったと思います。たぶん今できる最高のことが見せられる、ものすごく練られたプログラムでした。ズエワコーチも気合が入っていると見ました。
ドイツのフォーラムを覗いてみましたが、技術的な点はイマイチというコメントが多かったですが、それよりも「大輔が帰ってきた~!?」「え~!シングルじゃないの~?」的なコメントが多くて笑っちゃいました。
思うのはクリスのこと
高橋大輔選手のアイスダンス転向で盛り上がっていますが、日本のアイスダンスをここまで引っ張って来てくれたのはキャシーとクリスのリード姉弟です。
クリスは今年の3月に、突然亡くなりました。
日本でアイスダンスを広めて行こうと、キャシーと準備を進めて、楽しみにしていた矢先のことです。
NHKはNHK杯の番組中、クリスの追悼特集を組んでくれたんですね。私は見られなかったのですが、NHKもなかなか気の利いたことをしてくれますね。
ありがとう、クリス!忘れないよ!