いつものことですが、ペアとアイスダンスを遅ればせながらちょっとだけ。
ペアとアイスダンスは実力がかなりはっきり分かれているので、だいたい思った通りの結果になりますね。ショートからフリーの変動もほとんどありません。
フィギュアスケートグランプリシリーズ2017第3戦 中国杯 ペア
順位 | 名前 | 国 | 総合点 | SP順位 | FS順位 |
1 | Wenjing SUI / Cong HAN | CHN | 231.07 | 1 | 1 |
2 | Xiaoyu YU / Hao ZHANG | CHN | 205.54 | 2 | 2 |
3 | Kirsten MOORE-TOWERS / Michael MARINARO | CAN | 194.52 | 4 | 3 |
4 | Nicole DELLA MONICA / Matteo GUARISE | ITA | 190.25 | 3 | 5 |
5 | Valentina MARCHEI / Ondrej HOTAREK | ITA | 188.01 | 5 | 4 |
6 | Ashley CAIN / Timothy LEDUC | USA | 154.36 | 7 | 6 |
7 | Mingyang ZHANG / Bowen SONG | CHN | 148.34 | 6 | 7 |
スイ/ハン組が優勝するのは、わかってましたよ。とにかく素晴らしい完成度で、参った、という感じ。SPとFSで、ミスと言えばフリーの単独ジャンプだけ。あとはパーフェクト。ユニゾンもそろっているし。FSのツイストは4回転。3Sスロー、3Fスローの描く弧の大きさ着氷の美しさ、すごいです。それと気迫。いつもそうだけれど、ものすごい気迫を感じるんですよね。フリーではスイ選手が髪をまとめていて嬉しかったです。フリーの曲はトゥーランドット、この曲来季は誰も使わないでほしいなあ。すごい名曲だけに、これだけ何度もつぎはぎで編集された曲を聞くのはちょっと。。。まあ、これはスイ/ハン組の演技には関係ないことですが。
ユウ/ジャン組が銀メダル。この組も進歩したなあ。もともとジャン選手は実力者だけれど、カップル競技は個人の力より、ふたりでその力をどれだけ増幅させることができるかだから。まだユニゾンが乱れたりするけれど・・・フリーはスターウォーズ、意外な選曲。そういえばボーヤン・ジン選手のフリーもそうだったっけ。スターウォーズにはきれいな曲もたくさんありますからね。
ペアはトップ4組が拮抗している感じ。ちょっと比べてみよう。
スイ/ハン組 中国杯 231.07
ドゥハメル/ラドフォード組 スケートカナダ 222.22
サフチェンコ/マッソー組 スケートカナダ 215.66
タラソワ/モロゾフ組 ロステレコム杯 224.25
もちろん単純に比較はできないのですけれどね。それぞれGPS1戦目の得点では、スイ/ハン組が先頭を走っていることになりますね。この時期一番完成度が高いかもしれません。
フィギュアスケートグランプリシリーズ2017第3戦 中国杯 アイスダンス
順位 | 名前 | 国 | 総合点 | SD順位 | FD順位 |
1 | Gabriella PAPADAKIS / Guillaume CIZERON | FRA | 200.43 | 1 | 1 |
2 | Madison CHOCK / Evan BATES | USA | 184.50 | 2 | 2 |
3 | Ekaterina BOBROVA / Dmitri SOLOVIEV | RUS | 182.84 | 3 | 3 |
4 | Tiffani ZAGORSKI / Jonathan GUERREIRO | RUS | 164.41 | 4 | 4 |
5 | Lorraine MCNAMARA / Quinn CARPENTER | USA | 157.61 | 5 | 5 |
6 | Shiyue WANG / Xinyu LIU | CHN | 151.17 | 8 | 6 |
7 | Elliana POGREBINSKY / Alex BENOIT | USA | 150.47 | 7 | 7 |
8 | Angelique ABACHKINA / Louis THAURON | FRA | 144.90 | 6 | 8 |
9 | Hong CHEN / Yan ZHAO | CHN | 117.64 | 9 | 9 |
10 | Xiaotong WANG / Kaige ZHAO | CHN | 102.66 | 10 | 10 |
当然パパダキス/シゼロン組が優勝。他に誰?みたいな感じです。
もちろんパパダキス/シゼロン組、すごく素敵でした。このふたりの演技を見ていると、難しそうなリフトだなとか、ツイズルが揃ってるなとか、そういうの全然考えないんですよね。ただ、ひゃ~美しい~、と見てしまう。
でも今回、2位と3位の組もすごく良かったです。2位のチョック/ベイツ組のフリーの演技は、私の彼らへの印象をガラッと変えるものでした。こんな流れるような美しい演技ができるんですね。これまではどちらかというと激しくて派手な感じの演技が多かったのではと思うのですが。見とれました。
3位のロシアのボブロワ/ソロヴィエフ組の演技も素敵でした。この組のフリーはロステレコム杯でもとても印象に残ったプログラムです。最初女性の目が見えなくて、途中で見えるようになって、最後は男性の目が見えなくなるみたいなんですよね。これは何?何の話し?気になって仕方ありません。カメラの位置なのか、ロステレコム杯の方が「ストーリーを感じる」点では良かったです。
パパダキス/シゼロン組は今回200点を突破、200.43。
ヴァーチュ/モイア組のスケートカナダが、199.86。
おおお!面白くなって来ました~!
ISU GP Audi Cup of China 2017 results
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