グランプリシリーズは出場選手の数が限られているので、1日で男子も女子も、ペアもアイスダンスもやってしまうんですよね。しかも出場しているのが見逃したくない選手ばかりだから、大変です・・・
さてそのGPS第1戦ロシア大会の1日目の、女子とペアのSPです。
フィギュアスケートグランプリシリーズ2017 第1戦ロステレコム杯 女子SP 樋口3位、坂本4位
女子は強い!すごい戦いです!上位陣は全員ほぼパーフェクト!上位8人が60点越え!
順位 | 名前 | 国 | SP得点 | 技術点 | 演技構成点 |
1 | Evgenia MEDVEDEVA | RUS | 80.75 | 42.69 | 38.06 |
2 | Carolina KOSTNER | ITA | 74.62 | 37.93 | 36.69 |
3 | Wakaba HIGUCHI | JPN | 69.60 | 36.26 | 33.34 |
4 | Kaori SAKAMOTO | JPN | 68.88 | 38.59 | 30.29 |
5 | Elena RADIONOVA | RUS | 68.75 | 34.21 | 34.54 |
6 | Elizabet TURSYNBAEVA | KAZ | 63.92 | 32.71 | 31.21 |
7 | Mariah BELL | USA | 63.85 | 34.05 | 29.80 |
8 | Valeriia MIKHAILOVA | RUS | 63.38 | 35.38 | 28.00 |
9 | Mirai NAGASU | USA | 56.15 | 27.91 | 30.24 |
10 | Nicole SCHOTT | GER | 55.55 | 27.99 | 27.56 |
11 | Mae Berenice MEITE | FRA | 54.24 | 28.93 | 26.31 |
12 | Anastasia GALUSTYAN | ARM | 48.10 | 24.04 | 26.06 |
1位には余裕でメドヴェデワ選手、驚きませんね。80点越えです。向かうところ敵なし、隙がない、失敗する気配もない。PCSがコストナー選手よりも高くて1位なんだもの。技術点も1位なんだもの。弱点が見つからないです。このまま五輪まで敵なしで突っ走るのかな。誰か止められる選手が出てくるんでしょうかね。
2位にはカロリーナ・コストナー選手。今日はジャンプもカンペキでした。洗練されたエレガントな所作と表情、シュッと上がるキレのあるジャンプ。FSもノーミスで行けると良いんだけれどなあ・・・
3位には樋口新葉選手。すごい演技でしたね~!すべての動作が音にぴったり合って、ビシビシ決まる。本人も言っていましたが、もう少し点数が出ても良かったのではないかと思います。ただ完璧に見えた演技でしたが、プロトコールを見ると3Lz+3Tの3Tに<が付き、3Fに!が付いて、両方ともマイナス評価なんですよね。そうなのかあ。。。すごい~!と見ていて、全然気付きませんでした。
4位に坂本花織選手が入りました。技術点では2位なんですよね。PCSが少し低いけれど、シニア1年生としては上出来だと思います。ジャンプが全部後半の難しいプログラムを、完璧に滑り切りました。
ラディオノワ選手は、まだジャンプを降りるのが精一杯に感じられます(ジャンプと戦っているように見えます)。背が伸びるのは止まったのかな。ISUのプロフィールでは168cmになっていますね。
長洲未来選手が3Aを跳びました!ちょっとオーバーターン気味だったけど、回っていると思ったんだけどな。<が付いてしまいました。これで集中力が切れてしまったのか、その後のふたつのジャンプで転倒、もったいない。。。FSは頑張って!
フィギュアスケートグランプリシリーズ2017 第1戦ロステレコム杯 ペアSP
順位 | 名前 | 国 | SP得点 | 技術点 | 演技構成点 |
1 | Evgenia TARASOVA / Vladimir MOROZOV | RUS | 76.88 | 39.94 | 36.94 |
2 | Ksenia STOLBOVA / Fedor KLIMOV | RUS | 71.39 | 36.36 | 36.03 |
3 | Valentina MARCHEI / Ondrej HOTAREK | ITA | 68.48 | 36.13 | 32.35 |
4 | Kristina ASTAKHOVA / Alexei ROGONOV | RUS | 67.14 | 36.54 | 30.60 |
5 | Julianne SEGUIN / Charlie BILODEAU | CAN | 67.06 | 35.99 | 31.07 |
6 | Miriam ZIEGLER / Severin KIEFER | AUT | 59.35 | 30.93 | 28.42 |
7 | Marissa CASTELLI / Mervin TRAN | USA | 54.37 | 27.07 | 28.30 |
8 | Sumire SUTO / Francis BOUDREAU-AUDET | JPN | 48.93 | 24.12 | 24.81 |
日本から須藤澄玲/フランシス・ブードロ―オデ組が出場しました。ちょっと元気(勢い)がなかったかな。何となく自信を失っているように見えます。もっと自信を持って!と言っても、そういうものは言われたからといって持てるものじゃないですからね。とても雰囲気の良いふたり、もっと上を向いて(比喩的表現じゃなくて、実際にもっと顔をあげて)、元気な笑顔で滑ってほしいです。だってすべてのエレメンツが、こんなに上達しているんだもの。それだけ厳しい練習をしているのだから、きっと大丈夫だよ。
SP1位に立ったのは、ロシアのタラソワ/モロゾフ組。文句なしの1位です。貫禄も出てきました。地味だったふたりに、オーラまで出てきました。FSはこの前のプログラム、続行なんだろうか・・・
2位になったのは、同じくロシアのストルボワ/クリモフ組です。う~ん、完全にタラソワ/モロゾフ組に水をあけられてしまった感じ。ステキなものを持っているふたりなので、頑張ってほしいのですが。
ISU GP Rostelecom Cup 2017 results
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