羽生結弦選手の出場するオータムクラシックと日程がかぶってしまって、話題はあちらの方に行きがちですが、オンドレイネペラ2018も頑張っていますよ!
シニア1年目の紀平梨花選手が、SPで1位です!
オンドレイネペラ2018 女子SP 紀平梨花1位!
順位 | 名前 | 国 | SP得点 | 技術点 | 演技構成点 |
1 | Rika KIHIRA | JPN | 70.79 | 40.67 | 31.12 |
2 | Elizabet TURSYNBAEVA | KAZ | 69.99 | 39.47 | 30.52 |
3 | Stanislava KONSTANTINOVA | RUS | 65.03 | 34.67 | 30.36 |
4 | Polina TSURSKAYA | RUS | 54.36 | 24.92 | 29.44 |
5 | Silvia HUGEC | SVK | 54.24 | 30.08 | 24.16 |
6 | Yujin CHOI | KOR | 54.20 | 30.36 | 23.84 |
7 | Katie MCBEATH | USA | 52.85 | 28.37 | 24.48 |
8 | Megan WESSENBERG | USA | 52.01 | 26.85 | 26.16 |
9 | Elzbieta GABRYSZAK | POL | 46.91 | 26.03 | 21.88 |
10 | Rin NITAYA | JPN | 45.57 | 20.41 | 26.16 |
SP1位になった紀平梨花選手は、残念ながら3Aでは転倒してしまいました。今季からジャンプの基礎点が下がった上、転倒の場合には大きく点数を引かれるようになりました。大技を入れるリスクが大きくなったんですね。
今回の紀平選手の3Aは基礎点が8.00、GOEで4点引かれて、アクセルで得られた点数は4.00です。
SP2位のツルシンバエワ選手は2Aでしたが、基礎点が3.30、そこにGOEで加点が0.99付いて、アクセルで得られた点数は4.29です。
簡単なジャンプ、基礎点が低いジャンプでも、質が良ければ難しいジャンプよりも点数がもらえることがある典型例です。
他の要素はほぼ完璧、バリバリ加点をもらっています。スピンステップ全部レベル4です。PCSでも1位!
紀平選手はシニア1年目とは思えないほど(ジュニアの時からですが)、何だか風格があるんですよね。華もあるし。ジュニア時代に大きなタイトルを取れていないのが残念です。
競争の厳しいシニアはあと1年待っても良かったのじゃないかと思ったりしますが、この結果を見ても明らかなようにシニアで充分通用する滑りです。
今季の日本女子シニア、楽しくもオソロシイ。
もうひとりの日本選手、新田谷凛選手はちょっと残念でした。3Lzで転倒、コンビネーションにも3回転を入れられませんでした。
カメラが遠くて表情が良くわからなかったのですが、緊張していたのかな。FS,頑張って!
2位になったツルシンバエワ選手は、オーサーコーチからロシアのエテリ・トゥトベリーゼコーチに変えて正解だったのかな。いつも何となく元気がない感じがしていたのですが、今回の演技はメリハリもあってとっても良かったです。
コーチ変更や体形の変化など、いろいろな要素はあると思うのですが、キス&クライでの嬉しそうな表情!良かったね!
ロシアのコンスタンティノワ選手が3位。ほぼノーミスだったので、もう少し点数が出ると思ったのですが、GOEがあまり出ていないし、エッジエラーを取られたりしています。
もうひとりのロシア選手、ツルスカヤ選手は回転不足をたくさん取られています。ちょっと重い感じがしたかな。身体が大きいので、難しいところもあるのかなと思います。
オンドレイネペラ2018 男子SP 1位はコリャダ選手
この試合だけではないけれど、男子はなかなかノーミスの演技というのが見られないなあ、と思う。難しいジャンプを跳んだりするからなのかな、特に今季大幅な変更があったフリーは調整が難しいかも。
ハンガリー選手のコーチが、ユリア・セべスチェンさんで、見るたび「きゃ~(ハート)」になってしまう。キス&クライで選手以外に目が行く頻度は、フィギュアスケート観戦歴が長くなればなるほど高まるわけですね。
順位 | 名前 | 国 | SP得点 | 技術点 | 演技構成点 |
1 | Mikhail KOLYADA | RUS | 96.82 | 52.52 | 44.30 |
2 | Sergei VORONOV | RUS | 81.77 | 42.82 | 38.95 |
3 | Keiji TANAKA | JPN | 77.53 | 37.83 | 39.70 |
4 | Morisi KVITELASHVILI | GEO | 76.49 | 41.94 | 35.55 |
5 | Alexander SAMARIN | RUS | 76.30 | 39.55 | 37.75 |
6 | Sean RABBITT | USA | 70.98 | 36.28 | 34.70 |
7 | Daniel SAMOHIN | ISR | 70.93 | 39.83 | 37.10 |
8 | Jiri BELOHRADSKY | CZE | 64.86 | 33.51 | 31.35 |
9 | Michael NEUMAN | SVK | 60.04 | 32.34 | 27.70 |
10 | Graham NEWBERRY | GBR | 58.32 | 27.47 | 31.85 |
ロシアのコリャダ選手がほボノーミスの演技でした。この時期にこの演技ができるのはすごいです。4T+3Tに3.42の加点(すごい!)、新ルールだわあ。スピンステップ、全部レベルとってます。
ヴォロノフ選手、今季も頑張ってます!ジャンプはかなり無理やり降りてる感じでしたが、スピンは全部レベル取ってるし。今季も若手に負けず、頑張ってほしいです。フリーはデニス・テン君の最初で最後の振り付け作品ですね。正座して見よう。
田中刑事選手、SP3位に付けましたがちょい厳しい。4Sは途中でほどけて2Sになってノーカウント。3Aも乱れてしまいました。でもスピンステップはレベルを取れているし、ジャンプはともかく演技としての印象はかなり良かったです。でもやっぱりジャンプが決まらないことには、というところでしょうか。
ジョージアのモリス・クヴィテラシヴィリ選手、すごく素敵だし能力も高いと思っているのですが、なかなかに波があるんだなあ。。。 エテリ・トゥトベリーゼコーチなので、同門の若い女の子たちのノーミス演技を見習いなさいよ、と思ってしまうのですが、外野は何とでも言えるわけで。すごく若いと思っていたのですが、もう23歳なんですね(十分若いけれど)。そろそろ落ち着いて、うわ~!という演技を見せてもらいたいなあ。
Ondrej Nepela Trophy 2018 reesults
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