チャレンジャーシリーズのロンバルディア杯が始まりました。
今季初戦の宇野昌磨選手が、早速素晴らしいSPを披露。
日本女子は、まだ調子が出ないのか、緊張しちゃったのか・・・
ロンバルディア杯2018 男子SP 宇野昌磨1位
順位 | 名前 | 国 | SP得点 | 技術点 | 演技構成点 |
1 | Shoma UNO | JPN | 104.15 | 57.65 | 46.50 |
2 | Andrei LAZUKIN | RUS | 87.92 | 50.27 | 37.65 |
3 | Dmitri ALIEV | RUS | 86.57 | 46.47 | 41.10 |
4 | Matteo RIZZO | ITA | 85.51 | 45.96 | 39.55 |
5 | Kazuki TOMONO | JPN | 75.47 | 39.07 | 37.40 |
6 | Timothy DOLENSKY | USA | 71.06 | 37.61 | 34.45 |
7 | Luc ECONOMIDES | FRA | 68.60 | 36.60 | 32.00 |
8 | June Hyoung LEE | KOR | 68.54 | 35.09 | 33.45 |
9 | Jiri BELOHRADSKY | CZE | 64.15 | 32.25 | 31.90 |
10 | Petr KOTLARIK | CZE | 62.57 | 31.77 | 31.80 |
宇野昌磨選手、当然のように初戦から100点越えです。
それにしても初戦とは思えない演技でした。身体の動きと音がぴったり重なり、気持ちが良い。
ジャンプは4F、4T-2T、3A。4FのGOEは 3.74。コンビネーションのふたつ目がダブルでしたが、たぶん予定では3回転だと思います。スピンは3つともレベル4、ステップがレベル3。
このプログラムはとても素敵、終盤に盛り上がって行くところがちょっと薄いけれど、これからシーズンが進むにつれて濃くなって行くのではないかと期待(たぶん期待は裏切られないと思います)。
【追記】終盤のステップは、靴ひもを固く結びすぎて強く踏めなかったそうな。
2位、3位とロシア選手(ラズキン選手とアリエフ選手)でした。アリエフ選手は4回転をふたつ入れていますが、単独4Tで転倒してしまいました。
4位はイタリアのリッツォ選手、4回転は入れませんでしたが、スピンステップ全部レベル4、今季はバリバリ来そうですね。
友野一希選手はSP5位でした。2位から4位の3人は僅差ですが、友野選手は4位と約10点離されています。FSで挽回なるか。
4Sは降りましたが(着氷乱れ)、次のジャンプで転倒してコンボにならず。う~ん、これは厳しい。
でもステップスピン全部レベルを揃えてます。このプログラムは友野選手にはどうかな、とも思うのですが、今季は気合も入っているみたいだしこれからですね。
FSに期待。
ロンバルディア杯2018 女子SP トゥクタミシェワ1位
順位 | 名前 | 国 | SP得点 | 技術点 | 演技構成点 |
1 | Elizaveta TUKTAMYSHEVA | RUS | 65.69 | 35.57 | 31.12 |
2 | Sofia SAMODUROVA | RUS | 64.05 | 35.13 | 28.92 |
3 | Viveca LINDFORS | FIN | 62.68 | 35.40 | 27.28 |
4 | Amber GLENN | USA | 58.57 | 32.01 | 27.56 |
5 | Mako YAMASHITA | JPN | 55.33 | 27.73 | 28.60 |
6 | Ivett TOTH | HUN | 55.21 | 28.33 | 26.88 |
7 | Lea SERNA | FRA | 54.07 | 31.03 | 23.04 |
8 | Nathalie WEINZIERL | GER | 53.61 | 28.41 | 26.20 |
9 | Kaori SAKAMOTO | JPN | 49.91 | 20.63 | 30.28 |
10 | Micol CRISTINI | ITA | 49.75 | 26.07 | 23.68 |
女子のSPはちょっと意外な結果に。
日本女子選手ふたりのうち最初に滑ったのは、坂本花織選手でした。
冒頭の3Fで軸が斜めになって転倒。2Aは良かったけれど、コンビネーションのひとつ目が2回転になってしまい、ふたつ目を付けられず。しかもスピンもひとつバランスを崩すミス。
う~ん、これでは点数が出るわけがありません。さすがにPCSが良いので9位でしたが、技術点だけを見れば20位くらい。
FSは立て直して滑ってくれるかな。ちょっとあんまりな出来だったので、精神的に難しいかもしれませんね。ガンバ!
続く山下真瑚選手は5位。前半は調子が良かったのですが、後半3Fで転倒、それが響いたかその後のステップとスピンはレベルが取れませんでした。
今季シニアに移ったばかりなので、緊張しちゃったかもしれませんね。FSではゴムまりの様なジャンプがきれいに決まりますように。
1位になったのは、ロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワ選手でした。3Aを跳ばなかったので、絶好調ではないのかもしれません。
えっと、その衣装は「衣装」?練習着ではないのですよね。
トゥクタミシェワ選手はまだ21歳なのに、ロシアの女子フィギュアスケート界では年寄り扱いでしょうか。国内での戦いが厳しいけれど(日本もだけれど)、まだまだ頑張って欲しいです。
練習では3Aも跳んでいるようなので、FSでは入れてくるかもしれませんね。
2位もロシアのソフィア・サモドゥロワ選手、先シーズンはジュニアグランプリファイナルにも出た選手です。バランスの取れた演技だったと思います。やや個性に欠けるかな。
1位、2位がロシアなんて、まるでジュニアの様だわ。
坂本選手、山下選手とも、FSに期待します。頑張って!
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