オータムクラシック・インターナショナル2017　羽生結弦SP世界記録更新も総合2位！

羽生結弦選手のSPの世界記録更新にもびっくりしましたが、FSがここまで崩れたのも珍しいかも。シーズン序盤にあまりに出来が良いのも後が心配になるので、まあ良かったんじゃないかなあ、なんて思っています。

オータムクラシック・インターナショナル2017　男子　フェルナンデス優勝、羽生結弦2位

羽生結弦選手はいつも全力で競技に挑むので、手を抜くなどということがないのはわかっています。が、それにしてもシーズン初戦でいきなり世界記録更新をするとは、驚いてしまいます。SPでは、GOEをバリバリもらっています。ジャンプだけ見ても4Sと3Aが3.0、4T+3T
が2.8の加点が付いています。スピンとステップのレベルが全部4なのはもちろん、こちらも加点が全部1以上です。は～、すごすぎ！衣装は以前のものを着ていましたが、新調するようですね。

そして誰もが期待した（かもしれない）フリーです。いきなり最初のルッツをパンク、これで調子が狂ってしまったみたいです。3Aで転倒なんて、すごく珍しいかもしれません。ジャンプがグダグダになっても、最後まで丁寧にエレメンツをこなしたのはさすがです。新しい「SEIMEI」、これからどうなって行くんでしょう。今回は痛みの出ている膝のために構成を変えたことでうまく行かなかった面もあるようですが、まずはとにかく膝を完治させてほしいです。

優勝したのは、羽生選手と同門のハビエル・フェルナンデス選手でした。優勝はしたけれど、あまり良い出来ではありませんでした。崩れ方が羽生選手よりましだった、みたいな感じでめでたさも半分かなあ。でも、優勝は優勝です！おめでとうございます。

FSのドン・キホーテは、フェルナンデス選手にぴったりの振り付けですね。細かい仕草などが、これからプログラムが完成されていったらすごく素敵になりそうです。

ミーシャ・ジー選手が、FSでは2位になりました（総合では4位）。流れるような美しいスケーティング、音楽と調和する優雅な腕の動き。どの場面を切り取っても絵になる、ステキなプログラムでした。

オータムクラシック・インターナショナル2017　女子　オズモンド優勝、三原舞依2位

今季の五輪や世界選手権、GPFなどで、メドヴェデワ選手を脅かす選手がいるとすれば、この大会で優勝したケイトリン・オズモンド選手かなと思います。ダイナミックなジャンプ、力強さはもちろん優雅さも兼ね備えているし、何しろ華がある。なかなか安定しない感のある選手ですが、このところの試合を見ているとそれも克服しつつあるように見えます。今季のFSも、彼女にぴったりの良いプログラムですね。

三原舞依選手は2位でした。SPは今までのイメージとは全く違って、なかなかに魅力的です。それに比べてFSが少し弱いかなと思います。彼女の滑りの美しさを引き立てる良いプログラムですが、メリハリがないというか、見せ場がないというか。それも滑り込んで行けば変わって行くのかもしれませんが。髪型と衣装は変えましょう。三原選手はちょっと地味目なので、もっと華やかに見える工夫が必要かなと思います。このプログラムにポニーテールは合わないよ。

新田谷凛選手が、フリー5位で総合6位になりました。最初の3S（両手挙げ）で転倒してしまいましたが、それ以降はほぼパーフェクト。スムーズなスケーティングで美しかったのですが、繋ぎにもうひと工夫ほしいところです。

2017 Autumn Classic International results

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