フィギュアスケートの競技会がたくさん開催された週末でしたが、出掛けていたため見られず・・・動画などで追いかけていますが、追いつく前に次の大会が始まってしまいそうです。
とりあえず今日は、スロバキアのブラティスラバで行われたオンドレイ・ネペラ杯2017について。
オンドレイ・ネペラ杯2017 女子 本郷理華が2位!
順位 | 名前 | 国 | 総合点 | SP順位 | FS順位 |
1 | Evgenia MEDVEDEVA | RUS | 226.72 | 1 | 1 |
2 | Rika HONGO | JPN | 189.98 | 2 | 2 |
3 | Elena RADIONOVA | RUS | 182.21 | 3 | 4 |
4 | Dabin CHOI | KOR | 178.93 | 4 | 3 |
5 | Alena LEONOVA | RUS | 170.68 | 5 | 5 |
6 | Caroline ZHANG | USA | 167.95 | 7 | 6 |
7 | Nicole RAJICOVA | SVK | 161.13 | 8 | 7 |
8 | Kailani CRAINE | AUS | 157.84 | 6 | 8 |
9 | Silvia HUGEC | SVK | 147.14 | 11 | 9 |
10 | Diana NIKITINA | LAT | 146.3 | 9 | 10 |
1位になったのは、当然のようにエフゲニア・メドヴェデワ選手です。まったく負ける気がしない、この安定性はすごいです。シーズン序盤からこの完成度です。
今までのストーリーを語るのとはまた違った路線で来ました。ストーリー性のあるのも面白いけれど、今までのプログラムは難解なものが多くて、「あの仕草はいったい何を表しているのだろう」とちょっと考えてしまうこともあってそれもどうなのかなあと思っていたので、今季のプログラムは音楽と動きとの調和を楽しめて(私個人としては)とっても良いと思いました。
SPはジャンプを全部後半に持って来ているけれど、スケーティングや身体の動かし方が工夫されていて美しく、前半も全然退屈しないし、後半も忙しく感じないという、まったく恐れ入りましたのプログラムです。80.00点!納得してしまいます。どの要素もGOEが1以上付いています。ジャンプの難度を少し低くしても、完成度を高めてGOEが高くつけば、難しい(苦手な)ジャンプを跳んでGOEが低いよりは結果的に点数が高くなるということですね。
FSは少しだけ乱れるところがありました。こんなことでも、珍しい、と思ってしまいますね。ルッツでe(エッジエラー)を取られてしまいました。ジャンプは2Aだけ前半、後は全部後半です。
この滑りを見ていると、オリンピックまでメドヴェデワ選手を越す選手が現れるとは思えません。オリンピックでの敵は自分自身ということになるのかも。
2位に本郷理華選手が入りました。気迫のこもった演技でした。オリンピック出場に向けて、気合が入っているなあ。国内での競争で少しだけ後れを取っている感じだけれど、これから調子が上向けばわかりませんね。大変だわ、日本女子。
上半身の動かし方がうまくなったのか、プログラムのせいなのか。先シーズン気になった前傾姿勢も、気になりませんでした。FSは回転不足を取られたり、転倒もあったけれど、それでこの点数なのはすごいですね。頑張ってるな~。何となく自信を無くしている感じのする最近の本郷選手、今回ラディオノワ選手に勝てたのはそういう意味でもとても良かったかなと思います。
3位はロシアのエレーナ・ラディオノワ選手でした。また身体が大きくなった?冒頭のルッツがきれいだったので、戻ってきたかなと思ったのですが、やはり戦っている感じのスケートですね。う~ん、ちょっとつらいな。ロシアも国内での競争が厳しいから、いったいどうなるか。オリンピックには出たいだろうなあ。
オンドレイ・ネペラ杯2017 男子 田中刑事8位
順位 | 名前 | 国 | 総合点 | SP順位 | FS順位 |
1 | Mikhail KOLYADA | RUS | 247.81 | 10 | 1 |
2 | Sergei VORONOV | RUS | 234.07 | 1 | 2 |
3 | Brendan KERRY | AUS | 221.21 | 5 | 3 |
4 | Grant HOCHSTEIN | USA | 217.52 | 2 | 6 |
5 | Alexander SAMARIN | RUS | 213.67 | 3 | 5 |
6 | Nicolas NADEAU | CAN | 205.97 | 8 | 4 |
7 | Chafik BESSEGHIER | FRA | 203.69 | 7 | 7 |
8 | Keiji TANAKA | JPN | 197.18 | 4 | 9 |
9 | Ivan PAVLOV | UKR | 187.16 | 9 | 10 |
10 | Jinseo KIM | KOR | 184.46 | 14 | 8 |
11 | Ryuju HINO | JPN | 184.33 | 6 | 11 |
何とSP10位からごぼう抜きで、ロシアのコリャダ―選手が優勝しました!10位からって、なかなかないのでは(B級大会だとは言え)。最初の4Lzを成功させています、すごい~。その後も4Sと4Tに挑戦、3Aが2回、3Lz+1Lo+3Sを入れた攻めるプログラムです。
田中刑事選手と日野龍樹選手は堅くなったか・・・う~ん、ふたりともミスが多かったです。これだけミスっちゃうと、つらい・・・もっともこの大会の男子FSは、何だかミス頻発で、どうしちゃったの~、という感じでした。
25th Ondrej Nepela Trophy result
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