ロシアのドーピング問題の影響が、フィギュアスケートにも及んできそうです。
GPSロシア杯はどうなる?
ロシアのドーピング問題は、リオデジャネイロ五輪にロシアの参加を認めるかどうかの議論にまで発展しています。どうも政治の匂いがプンプンしていて面白くありません・・・(もちろんドーピングは絶対に許されることではありませんが)。まあ、それはともかく、この問題は今度の五輪だけではなく、今年開催のロシアでのスポーツ大会全般に及びそうですね。
もちろんフィギュアスケートも例外ではないわけです。
今季ロシアで開催が予定されている大きな大会は、2016年9月14日~18日のサランスク開催のジュニアグランプリ4戦目と、11月4日~6日のモスクワ開催のグランプリ3戦目(ロステレコム)があります。
もちろんGPSはIOC(国際オリンピック委員会)の主催ではありませんが、それでも影響はあるかもしれません。
ジュニアにしてもシニアにしても、大会のひとつが開かれないとなるとグランプリシリーズとしての体制が取れなくなって、グランプリファイナルも開催できなくなります。代替地で開催か、ロシア大会に出場予定の選手をシリーズの他の大会に振り分けるかですが、振り分けはあまり現実的でないような気がします。たいていの選手が2大会出場を予定しているし、ポイントをどのように扱うかも難しくなります。そうなるとロシア外に開催地を変更するということになるのでしょうか。ジュニアGPSまでは2ヶ月もないので、かなり厳しいですね。
ミーシンの記事
ロシアの名コーチ、アレクセイ・ミーシンの記事が載っています。
「アスリートにとってオリンピックに出場できないことより悪いことは死ぐらいのものだ」
ミーシンコーチ自身、ソチ五輪に携わっているわけですから、これからいろいろと大変なのではないかと思います。
それよりやはり気の毒なのは選手たちですね。もし万一ドーピングをした選手がいたとしても、たぶん選手自身は気付いていなかったことでしょう。
私個人としては、ロシアの選手たちの道が閉ざされることのないように願っています。
Алексей Мишин: «Для спортсмена хуже неучастия в Олимпиаде только смерть»
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