グランプリファイナル2016がもうすぐ始まります。
いったい誰が勝つかなんて、滑ってみなければわからないのがフィギュアスケートです。でも予想してみたくなるのがファンなのです。
男子出場選手のグランプリシリーズでの点数を比較してみました。
グランプリシリーズ2016の点数比較
出場6選手のGPS全試合のSP、FS、総合得点です。それぞれ(SP、FS、1試合トータル、2試合トータル)、1位、2位、3位を色付けしてみました。
少しわかりずらいかもしれませんが、SPの点数1位は羽生選手の103.89、2位が宇野選手の98.59、3位がフェルナンデス選手の96.57です。フリーは1位がフェルナンデス選手の201.43、2位が羽生選手の197.58です。
1位 | 2位 | 3位 | |||
SP | FS | トータル | 2試合トータル | 大会名 | |
ハビエル・フェルナンデス | 91.55 | 201.43 | 292.98 | Rostelekom | |
96.57 | 188.81 | 285.38 | France | ||
578.36 | |||||
パトリック・チャン | 90.56 | 176.39 | 266.95 | Skate Canada | |
83.41 | 196.31 | 279.72 | China | ||
546.67 | |||||
羽生結弦 | 79.65 | 183.41 | 263.06 | Skate Canada | |
103.89 | 197.58 | 301.47 | NHK | ||
564.53 | |||||
宇野昌磨 | 89.15 | 190.19 | 279.34 | Skate America | |
98.59 | 186.48 | 285.07 | Rostelekom | ||
564.41 | |||||
ネイサン・チェン | 92.85 | 171.95 | 264.80 | France | |
87.94 | 180.97 | 268.91 | NHK | ||
533.71 | |||||
アダム・リッポン | 87.32 | 174.11 | 261.43 | Skate America | |
85.25 | 182.28 | 267.53 | France | ||
528.96 |
点数を比較して見えてきたこと
試合ごとで見れば、羽生選手のNHK杯が唯一の300点越えで1位です。が、色がたくさん付いているフェルナンデス選手は、安定しているということになりますね。
そして宇野昌磨選手は、2試合トータルで見れば羽生選手とほぼ並んでいるんです。
すごく単純に言ってしまえば、羽生選手が絶好調なら1位の可能性が高いです。でも今季安定しているフェルナンデス選手が、一番ミスを抑えて滑れるかもしれません。
パトリック・チャン選手はSPとFSの両方を揃えて4回転に成功すれば、かなりの点数が出るはずです。
予想がつかないのが若い2選手、宇野昌磨選手とネイサン・チェン選手です。若い選手は、波に乗った時がこわいです。宇野選手は比較的安定していますが、まったく安定していないネイサン・チェン選手が完璧にジャンプを跳んだら、どうなるか・・・
こうして点数比較をすると、リッポン選手の名前が出てこなくなってしまいますが、今季のリッポン選手の安定感はすばらしいです。他の選手がグズグズになっても、リッポン選手はばっちり決めてくれそうな気がします。4回転、決めてね。
ちなみに各選手の良い方のSPとFSを足してみると、こうなります。
羽生選手 301.47
フェルナンデス選手 298.00
宇野選手 288.78
チャン選手 286.87
チェン選手 273.82
リッポン選手 269.60
本当に誰が表彰台に載るのか、ちょっとわかりません。これだけ言えるのは、すごく楽しい(そしてハラハラする)良い試合を見せてもらえそうだということです。
コメント
わ~見事にばらけてる♪
頭一つ抜けてるのがクリケットチームでしょうか?
楽しみですね!
今年無責任に楽しめるみんなが出る大会はGPFだけなのでしっかり楽しみたいと思います。(世界選手権が枠が・・・枠が・・・とゾンビのようになる可能性もなくはないから・・・)
3連覇・・・できるといいな~でもここにピークはあわせないでほしいですね!
亜希さん、コメントありがとうございます。
結構ばらけてますよね、男子は。
無責任に楽しめる、確かにそうですね。
世界選手権はどうしてもいろいろ考えちゃいますよね~。特に五輪の前シーズンは。
羽生選手は、ここ2年GPFは勝っているけれど、世界選手権は2位なので、ピークの持って行き方をどうするかですね。全試合全力、という感じがするけれど、それだと限界があるかなと思います。