GPS第1戦のロステレコム杯が、注目の男子SPから始まりました。
羽生選手はジャンプがうまく決まらず2位発進、ネイサン・チェン選手が1位発進となりました。
私はいつもGPSはロシアのライブストリームで観ています。そのうちロシア語がわかるようになるんじゃないかという位、みなさん(タラソワさんはじめ)とってもおしゃべりです(もちろんわかるようになりません・・・)。タラソワさん解説のロシアスポーツ1は、音と画像がずれ始めたので(解説がうるさすぎることもあって)途中でEurospor2に変えました。
今回の何かの資料で選手の身長が書いてあって、びっくりしたのが、ネイサン・チェン選手とナム・グエン選手です。フィギュアスケートの選手は、実際に見ると思ったより小柄なことが多いです。リンクの外で誰かと一緒にいる時は、スケート靴のせいで背が高く見えるからというのもあるのかな。
それでもネイサン・チェン選手が166cmというのにはびっくり。大きく見えるけれど、それは身体のバランスと演技の大きさ、ということなんでしょう。逆にグエン選手は180cm!いつの間にそんなに大きく!イメージ的にはまだ小さい少年なのだけれど、もうすっかり青年ですね。
フィギュアスケートグランプリシリーズ2017 第1戦ロステレコム杯 男子SP
男子SP
順位 | 名前 | 国 | SP得点 | 技術点 | 演技構成点 |
1 | Nathan CHEN | USA | 100.54 | 57.57 | 42.97 |
2 | Yuzuru HANYU | JPN | 94.85 | 49.24 | 46.61 |
3 | Dmitri ALIEV | RUS | 88.77 | 48.45 | 40.32 |
4 | Mikhail KOLYADA | RUS | 85.79 | 42.19 | 43.60 |
5 | Misha GE | UZB | 85.02 | 43.39 | 41.63 |
6 | Deniss VASILJEVS | LAT | 82.44 | 42.33 | 40.11 |
7 | Nam NGUYEN | CAN | 80.74 | 45.41 | 36.33 |
8 | Moris KVITELASHVILI | GEO | 80.67 | 44.66 | 37.01 |
9 | Andrei LAZUKIN | RUS | 78.54 | 42.47 | 36.07 |
10 | Denis TEN | KAZ | 69.00 | 29.82 | 41.18 |
11 | Grant HOCHSTEIN | USA | 67.56 | 31.33 | 37.23 |
12 | Daniel SAMOHIN | ISR | 62.02 | 25.37 | 36.65 |
今回何と言っても印象に残ったのは、ネイサン・チェン選手です。完璧な滑りではありませんでしたが、このSP!なんてかっこいいの!上半身を大きく使って、独特の振り付け、どのポーズを切り取っても素敵!音楽に乗ってリンクを動き回るネイサン、すごい~!最初の4Lz+3Tはきれいでしたが、4Fと3Aはあまり良いジャンプではありませんでした。スピンがひとつレベル3、他のスピンステップはレベル4です。
2位になった羽生結弦選手は、最初の4Loで回転が足りず着氷が乱れました。その後の3Aは素晴らしい(GOE3.00)!コンビネーションの4T+3Tで転倒してしまいました。4Tを降りた時からバランスが崩れていたので、良く3Tが付けられたなと思いました。まあ、いつも完璧に滑れるわけがないってことで・・・羽生選手もチェン選手と同じく、スピンをひとつレベル3で取りこぼしています。コンビネーションで転倒した後、ちょっと疲れちゃった感じがしました。
点数と順位に関係なく良いなと思ったのは、ミーシャ・ジー選手、ヴァシリエフス選手、デニス・テン選手です。3人とも美し~。
ミーシャ・ジー選はいつものことだけれど、指先まで神経を行き渡らせている優雅な美しい動き。ひとつひとつの動作を大切に、そして丁寧に演じていました。パーフェクト。
デニス・ヴァシリエフス選手は、ますますランビエールコーチの良いところを取り込んで、動きが洗練されてきました。こちらもパーフェクト。
ケガのためにもしかしたら欠場かもと思っていた、デニス・テン選手。思わず、あ~4回転跳ばなくていいから!と叫んでしまいました。SPは4回転2本みたいですが、今はこれ以上無理しないで、今後の大きな大会に備えて欲しいです。テン選手の美しい滑りが映える、流れるような美しいプログラムです。
ISU GP Rostelecom Cup 2017 results
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