すんごいです、女子。もうなんだか恐ろしいくらい。目立つミスは誰もしないという、レベルの高い戦いになりました。
ミスしない選手が勝つのは、それは当然なんだけれど、これだけみんながミスをしないなら、それでもどこかで差を付けなきゃいけないわけで。。。いったいどこがどうなって点数の差が出てくるんだろう、とプロトコルをじっと見ることになります。
みんな拮抗しているけれど、やっぱり強いメドヴェデワ選手なのである。
フィギュアスケートグランプリファイナル2016 女子SP
順位 | 名前 | 国 | SP得点 | 技術点 | 演技構成点 |
1 | Evgenia MEDVEDEVA | RUS | 79.21 | 42.55 | 36.66 |
2 | Kaetlyn OSMOND | CAN | 75.54 | 40.62 | 34.92 |
3 | Satoko MIYAHARA | JPN | 74.64 | 40.99 | 33.65 |
4 | Anna POGORILAYA | RUS | 73.29 | 38.55 | 34.74 |
5 | Elena RADIONOVA | RUS | 68.98 | 35.07 | 33.91 |
6 | Maria SOTSKOVA | RUS | 65.74 | 33.31 | 32.43 |
SP1位は当然のようにメドヴェデワ選手です。全ジャンプを後半に入れていますが、基礎点の合計は宮原選手の方が少し上なんですね。宮原選手の方が基礎点の高いジャンプを入れているからですが、メドヴェデワ選手は加点をバリバリもらっているので、最終的に技術点が高くなります。その上演技構成点もすごく高い。まったくすきがない感じ。いやはや。。。どのエレメンツに対しても全ジャッジが2~3を付けています。は~。おにぎりクッションをかじる真似をするのがかわいいというか、あれがおにぎりだとわかるっていうのがすごい(普通の外人にはわからないでしょう。ジェイソン・ブラウン選手とかならもちろんわかります)。日本人ファンがどんどん増えますね。
SP2位はカナダのケイトリン・オズモンド選手。冒頭にバーンと3F+3Tの豪快なコンビネーション。すごい勢いで見ていてスカッとするジャンプです。スピンもステップ全部レベル4。オズモンド選手の独特の雰囲気、女王様というのでもない、氷上の女優というのでもない、なんだろう、この堂々とした潔さというか、引き込まれてしまいますね。
3位に宮原選手。オズモンド選手とはあまり差がありません。スピンもステップもレベル4。今回はジャンプの回転不足を取られませんでしたが、正直コンビネーションのふたつ目の3Tで取られなかったのはラッキーでした。華やかさがどんどん増してきますね。でもまだまだ出せる。私を見て見てオーラもまだ足りない、と他の選手と比較すると思ってしまうのだけれど、でも宮原選手の個性というものもあるわけで。難しいですね。PCS、もっとください。
4位にロシアのポゴリラヤ選手。名前を呼ばれて位置に着く前に転びそうになって、身体をひねってしまいました。その影響か、ジャンプがいまひとつでした。堂々としていて、以前の「ミスっちゃうかも・・・」と心配していた選手とは別人のようです。スピンもステップもレベル4。
5位にロシアのラディオノワ選手。う~ん、なかなか安定しません。もう少し体を絞った方がと思うのは、衣装のせいかな。体重コントロールが大変そうだな。スピンもステップもレベル4。
6位はロシアのソツコワ選手。3Fと2Aで回転不足。でもそれより、一人だけジュニアが混じっちゃったという感じでした。スピンもステップもレベル4。。。って6人全員レベルが取れてるってことです。すごすぎ。
というわけで、フリーがこわい。。。ミスが絶対できない、とだれもが思っていることでしょう。わあ、緊張する。。。
ISU Grand Prix of Figure Skating Final 2016
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