フィギュアスケート世界選手権2019 出場選手と結果予想

フィギュアスケートの世界選手権2019の出場選手が発表されました。

最後の最後まで発表されなかったロシアからの出場選手も決まって、いよいよだなという感じですね。

フィギュアスケートワールド2019 男子出場選手と結果予想

もちろん優勝候補筆頭は、羽生結弦選手でしょうか。ケガの回復具合が良くわかりませんが、ジャンプの難度を落とさずに済む状態で、ほぼミスなく滑れればやはり一番強いと思います。

先の四大陸選手権で優勝した宇野昌磨選手も、優勝を狙ってくると思います。今までとちょっと違う、勝負結果にこだわりが出てきた宇野選手がどんな演技をするのか、とても楽しみです。

このふたりが表彰台に載れないということは、ちょっと考えられないかな。ケガが心配ですが、ふたりともできる限りの目いっぱいの演技を見せてくれそうです。

田中刑事選手は、調子が上がってきているようなので、このへんでバッチリ決めて欲しいですね。ノーミスで行ければ、かなり上位に食い込めるのではないかと思います。独特の雰囲気を持った選手ですよね。

日本からの選手を脅かす筆頭が、アメリカのネイサン・チェン選手です。全米選手権の神演技が再現できれば、優勝が見えてきます。何しろ跳べる4回転の種類が多いですからね（一番点数の高いルッツも跳べる）。PCSも高く出る選手です。学業との両立がいつまでできるのかわからない（もしかすると学業一本にするということも考えられる）ので、調子の上がってきている今季にもう一度タイトルをとっておきたいと考えているのではないかと思います。

アメリカの他のふたりも、表彰台を狙っているかなと思います。ジェイソン・ブラウン選手は、フリーの4回転をそろそろ決めたいところ。ヴィンセント・ジョウ選手もミスを少なく抑えられれば、良い位置に行けるのではないでしょうか。

中国のボーヤン・ジン選手も復調しています。難しいジャンプを跳ぶ選手ですが、PCSがあまり出ないのが弱点（それでも表現もすごく上達してきていると思います）。

成長著しい韓国のジュンファン・チャ選手も、どこまで上位選手に迫れるか見所です。表彰台も考えられると思います。

ロシア選手3人のうち誰かが表彰台に載るというのは、絶対ないとは言えないけれど、厳しい感じですね。それより今回は3枠キープが目標になるのかなと思います。

フィギュアスケートワールド2019 女子出場選手と結果予想

女子はやっぱり日ロ対決になるのかな。

絶対的にロシアが強いと言われていたのに、ちょっと様子が変わってきました。

まずは日本選手の強さです。特に今季の紀平梨花選手の強さは、国際大会全勝という記録を見るまでもなく目を見張るものがあります。

もちろんトリプルアクセルが武器ですが、それを失敗しても崩れないで他のエレメンツでカバーする力があります。GOEをバリバリ稼ぐし、ここまで実績を作ってくれば何かミスをしたとしてもPCSは高く出ますからね。

そして全日本女王の坂本花織選手と、ますます表現に磨きがかかってきた宮原知子選手。日本選手3人のうち誰が表彰台の真ん中に立っても、驚きません。いっそのこと表彰台を日本選手が独占しちゃっても良いです。

それに対抗するのが代表選考に時間がかかったロシア選手です。ヨーロッパ選手権女王のサモデュロワ選手、平昌五輪金銀のザギトワ選手とメドヴェデワ選手。

ただサモデュロワ選手が世界選手権を制するのは、正直想像できないんですよね。すまぬ。。。

ザギトワ選手は、五輪までの無邪気に滑って勝っちゃうというパターンはもう望めないので（大人になってしまったのね）、どれだけ自分をコントロールできるかということなのかと思います。

メドヴェデワ選手は、滑り込みで代表に選ばれましたが、今季は良い成績を残せていません。カナダに渡っていろいろと変更の途中なので仕方ないのかなと思います。

ロシアでは次の世代が来季はシニアに上がってくるので、今回の代表3人が来年も世界選手権に出られるかどうかわかりません。厳しいですね。。。ここでベテランの（って、まだ10代の少女達だけれど）意地を見せて欲しいところ。

今季はアメリカ選手がチラチラと良い演技をしています。なかなか安定しないので結果にはつながっていませんが、ブレイディ・テネル選手はミスをしなければ上位に来そう。

カナダチームはちょっと苦しい・・・枠は3つキープしたいところだけれど、厳しいかな。

カザフスタンのトゥルシンバエワ選手が、もしかして4回転に成功して良い位置に行くかもしれません。何しろ4大陸選手権の銀メダリストです。

フィギュアスケートワールド2019 カップル競技出場選手と結果予想

ペア

日本の須崎海羽/木原龍一組は欠場となりました。残念。日本からのエントリーはなしです。脳震盪はこわいので、しっかり治して戻って来てくださいね。

エントリーが少なくて少し寂しいペアですが、試合は熾烈な戦いになりそうです。

表彰台は、中国のスイ/ハン組、ロシアのタラソワ/モロゾフ組、フランスのジェームズ/シプレ組に、カナダのムーア＝タワーズ/マリナロ組と中国のペン/ジン組が絡んでくる感じでしょうか。

タラソワ/モロゾフ組は今季ちょっと苦しんでいる感じ。貫禄の出てきたスイ/ハン組か、勢いのあるジェームズ/シプレ組のどちらかがトップに立ちそうな気がします。

アイスダンス

余程のことがない限り、フランスのパパダキス/シゼロン組が優勝でしょう、やっぱり。それ以外考えられない。もうこれ以上出ない、ほとんど満点近い点数を出していますから。

実質争いは、銀と銅ということになるのかと。やはり北米勢が強いです。アメリカのチョック/ベイツ組やカナダのウィーバー/ポジェ組。ロシアのステパノワ/ブキン組にもがんばってほしい。最近アイスダンスでのロシアの影が薄くて寂しいです。

日本からは小松原美里/ティム・コレト組が出場します。フリーに進むことが目標になるのかなと思います。頑張って！

ISU World Championships 2019 results

********