まだ19歳のロシアのユリア・リプ二ツカヤ選手が、引退を表明しました。
記事を読むと(ロシア語なので100%理解できたわけではないのですが)、ソチ五輪後はかなり厳しい日々を送っていたようです。
リプ二ツカヤ選手のこれからの人生が、楽しく幸せでありますように。
ユリア・リプ二ツカヤ選手が引退表明・・・
それにしてもまだ19歳、早過ぎる引退です。
ケガに悩まされてきたリプ二ツカヤ選手ですが、拒食症にもなっていたということで、今年の4月にヨーロッパでの3ヶ月の拒食症療養の後、引退を連盟に伝えたらしいです。
どうもロシアスケート連盟とうまく行っていなかったような感じがしますね。
ロシアスケート連盟のValentin Piseev氏が、メドヴェデワやラディオノワ、ザギトワがいるのに、リプ二ツカヤが彼女たちと競争するのが困難なことを理解するべきだ、と発言しています。
日本と違って、ロシアではフィギュアスケート選手育成は連盟が担っていて、お金などもほとんどが公的資金で賄われるのでしょう。ということは、勝つ見込みがないならいらない、ということになってしまうんでしょうね。まあ、わからないではないのですが。
ユリア・リプ二ツカヤ選手の輝ける功績
リプ二ツカヤ選手のプログラムで特に印象に残っているのは、赤い衣装を着たシンドラーのリストだという人は多いのではないかと思います。哀愁を帯びた表情、まだ子供っぽい顔立ちなのに、やけに心に響いたものでした。
あのスピンを最初に見た時の驚きも、忘れられません。足をまっすぐ上げて(前の場合と、ビールマンのように後ろの場合もあり)、それが身体にぴったりくっついてしまうI字スピンは、本当にすごかったです。
まだ19歳なのね、と驚いてしまうほどの成績を残しています。
2012年 ジュニア世界選手権優勝
2013年 GPF 銀メダル
2014年 欧州選手権優勝、世界選手権銀メダル
ソチ五輪チーム金メダル
引退の形はいろいろあるけれど、今回のリプ二ツカヤ選手の引退は、なんだかとても悲しく・・・彼女のこれからの人生が楽しくバラ色でありますよう、と祈らずにはいられません。
タチアナ・タラソワさんが、リプ二ツカヤ選手の引退について「彼女は星だった。星の中には長く輝くものと、強く輝いてすぐに消えてしまうものとがある。彼女はすべてを照らした」と讃えています。
Тарасова: фигуристка Липницкая была звездой, а звездам свойственно быстро гаснуть
この記事は下記のサイトの情報を基に書いています。
Олимпийская чемпионка Липницкая завершила карьеру
Олимпийская чемпионка Юлия Липницкая завершила карьеру
Валентин Писеев: «Чем быстрее Липницкая примет решение по карьере, тем будет лучше для всех»
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コメント
ソチの頃は本当にツンデレっぷり(?)が可愛くて夢中になりました。本当に度肝を抜かれるスピンでした。
昨年のプロはかっこよくて久々に見れることが嬉しかったのに、途中棄権もありましたよね。なんかすごく私の涙腺を刺激する子でした。(今日も朝からびっくりしすぎて出勤やめようかと思ったw)
一瞬ペアの話を聞きましたが本人が希望しなかったのでしょうかね。それともそのために摂食障害になってしまったとかでしょうかね?
本当に幸せな人生を歩んでほしいですね!
亜希さん、コメントありがとうございます。
そうなのよ、そのツンデレっぷりがね、かわいいのよね~。
ロシアは競争が激しいし、次々に若い子が出てくるから、
女性の体形に変わって行くことがこわかったんじゃないかと思います。
ペアの話しは、どうなったんでしょうね・・・
何だかこの引退、すんごく悲しいです・・・