CANONのフィギュアスケートインタビューページに、パトリック・チャン選手のインタビュー記事が掲載されました。
まだまだ若手と戦う、という頼もしいパトリック・チャン選手
復帰した当初は、自分はスケーティングなど自分の長所を生かして戦っていく、と言っていたチャン選手ですが、今季は4回転サルコウをプログラムに入れて来たので「あれ?」と思っていました。
この記事の中で、私の「あれ?」に回答してくれています。「自分なりの演技をすれば良い」と思って復帰したものの、若手の4回転競争を目の当たりにして、これでは勝てない、と思ったんですね。「復帰するからには結果を出さなければ」、アスリートですね。それでさっそく4回転サルコウを自分のものにしたのだから、さすがです。
ジョンソンコーチから離れた理由も、はっきりとではないけれど見えてきますね。結局ジョンソンコーチと過ごしたデトロイトは、居心地は良いけれど刺激がなくて進歩しない、と思ったということでしょうか。まあ、個人的な何かもあったのかもしれませんが。
チャン選手は、次回オリンピックを見据えて着々と準備中という気がします。今季の試合で勝つことにはあまりこだわらないで、あくまでも目標は来季にいかに完成したプログラムを滑れるかということのようです。
チャン選手にとっては、若手の4回転競争も驚きだったかもしれないけれど、羽生選手やフェルナンデス選手、宇野選手もですが、演技構成点を高く出す選手がジャンプも揃えている、というのが脅威なのではないかと思います。以前はジャンプで失敗しても演技構成点で勝てたけれど、今はそんなに差がつかなくなっていますよね。
羽生選手とフェルナンデス選手の2トップ時代と思っていたら、宇野選手やネイサン・チェン選手がグングン伸びて来て、そこにパトリック・チャン選手も高難度のジャンプを携えて戻ってきた今の男子フィギュアスケート。ファンにとってはハラハラドキドキ、どの試合も目を離せませんね。
余裕さえ感じるチャン選手のインタビュー記事はこちらです。
キャノン・ワールドフィギュアスケートウェブ パトリック・チャン選手インタビュー
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