フィンランディア杯の2日目です。ペアのフリーと女子のフリーが行われました。
昨日の女子ショートは、1位がロシアのポゴリラヤ選手、2位が我らが浅田選手、3位がカナダのオズモンド選手、4位がロシアのトゥクタミシェワ選手でした。
今シーズンが始まったばかりということもあって、どの選手も今ひとつ安定しないフリー演技でした。これが初戦の選手も多かったと思うし、これからですね。
浅田真央選手はフリーでも2位で、総合でも2位でした。
フィンランディア杯2016 女子FS
順位 | 名前 | 国 | FS得点 | 技術点 | 演技構成点 |
1 | Kaetlyn OSMOND | CAN | 122.54 | 60.59 | 61.95 |
2 | Mao ASADA | JPN | 121.29 | 56.08 | 65.21 |
3 | Anna POGORILAYA | RUS | 113.30 | 52.55 | 60.75 |
4 | Elizaveta TUKTAMYSHEVA | RUS | 102.60 | 48.20 | 56.40 |
5 | Serafima SAKHANOVICH | RUS | 100.49 | 52.44 | 48.05 |
6 | Loena HENDRICKX | BEL | 99.35 | 53.88 | 45.47 |
どの選手もミスが目立ちましたが、ミスを最小限に抑えたカナダのオズモンド選手が技術点でトップ、浅田選手はPCSが一番高かったのですが、あと一歩及ばず。
1位になったケイトリン・オズモンド選手は、見ていて何だか気持ち良く、ハッピーな気分になれる滑りでした。今回は3-3も跳んでいないので、もしかしてまだ以前の調子は戻っていないのかもしれませんが、これから調子を上げて行って欲しいと思います。
浅田真央選手は2位でした。ジャンプは冒頭2Aだったので、ここは先々トリプルアクセルになるはずなのだと思います(今回は事前説明の通り回避)。ひとつ目のコンビネーションが3F+2Lo、次のルッツはエッジエラーを取られてしまいました。ふたつ目のコンビネーションが2A+2Tでしたが、ここもふたつ目は3Tにするつもりなのだと思います。コンビネーションがふたつしか入らず、後半のフリップが2回転になってしまいました。スピンもレベルが取れていないものがあり、とてもすてきだったステップもレベルは3(加点は1.33ももらってます)でした。う~ん、これではちょっと厳しいですね。
・・・と辛口のことを書きましたが、演技自体はとても魅力的でした。ただ選曲がどうなのかな、と思いました。ショートとはアレンジが全く違うと言ってもやはり同じ曲、やはりSPとFSははっきり分けた方が良いような気もします。ただこれは今季初戦、まだまだこれからなので、そんなことを思うのも早過ぎるのかもしれませんが。
ショートで1位だったポゴリラヤ選手が崩れてフリー3位、総合でも3位になってしまいました。キス&クライで泣いちゃいましたね。ライブストリーミングのチャットで、いろんな言葉で「泣かないで~!」のメッセージが飛び交っていました。腕の使い方とかとてもすてきなのだけれど、曲が合わないんじゃないのかなあ・・・
トゥクタミシェワ選手がフリーも4位でした。相変わらずのセクシー路線は、やはりどうなのだろう。少なくともライブストリーミングのチャットでは、あまり評判が良くなかったです。ロシアの選手は個性的な振り付け、衣装のことが多いので、トゥクタミシェワ選手の個性を際立たせるとこうなってしまうのかな。まあそれはともかく演技ですが、どうも噛み合っていませんね。前々シーズンのあの勢いはどこへ行ってしまったのでしょうか。
順位 | 名前 | 国 | 総合点 | SP順位 | FS順位 |
1 | Kaetlyn OSMOND | CAN | 187.27 | 3 | 1 |
2 | Mao ASADA | JPN | 186.16 | 2 | 2 |
3 | Anna POGORILAYA | RUS | 182.80 | 1 | 3 |
4 | Elizaveta TUKTAMYSHEVA | RUS | 165.59 | 4 | 4 |
5 | Nicole SCHOTT | GER | 150.00 | 7 | 7 |
6 | Courtney HICKS | USA | 149.80 | 5 | 8 |