国別対抗2019 女子フリートゥクタミシェワ1位坂本3位紀平5位！

日本は連覇を逃して2位でしたが、まあそれは仕方ない。カップル競技の弱い日本が、2位になったのはすごいことなんじゃないかと。

女子はSPで紀平梨花選手が3Aに成功して1位になりましたが、フリーでは2度の転倒で5位。まあ、こういうこともあるさ。

それにしても女子は強い！素晴らしい演技がたくさん見られました。選手のみなさん、ありがとう！来季、また待ってます！

国別対抗2019 女子総合結果

昨日の男子に引き続き、国別では結果に関係ありませんが、個人別の順位と総合点です。

トゥクタミシェワ選手がSPとFSの両方で3Aを成功させて、SPでは紀平選手に続いて2位、フリーでは1位になりました。

SPとFS両方を完璧に揃える、すばらしい演技でした。スピンもステップも、全部レベル4を取っています。時折妖艶な笑みを見せる余裕もありました。世界選手権出場は逃したけれど、ここできっちり今季の女王は私よ！と見せつけた感じがしますね。貫禄があったし、輝いていました。

若い（幼い？）女子が次から次へと現れては消えていくロシアにあって、これだけ長く頑張り続けて、しかも結果を出すことがいかに大変なことか・・・ミーシン先生も、ありがとう。

ブレイディ・テネル選手も素晴らしかったです！特にフリーは、お手本みたいにすべてのエレメンツがキッチリ決まる演技でした。このキッチリというのが持ち味とも言えるかもしれないけれど、もう少し個性が出てくるともっと楽しいのにと、ちょっと思ったりします。

坂本花織選手も良かったですね。フリーは着氷が少し乱れたジャンプがありましたが、とにかくスケーティングが美しい。PCSではSP・FSとも1位なのもうなずけます。PCSが高いというのは強みだし、高いしキレがあって回転もぴったり降りてくるジャンプも素晴らしいです。

紀平梨花選手は、これまで「鬼門」とさえ言われていたSPですばらしい3Aを跳び、SPの世界最高得点で1位となりました。レベルが取れているのはもちろん、加点バリバリ。理想的と言われる演技スタイルに、プラスでトリプルアクセル。勝たないわけがありません。

ところが得意なはずのフリーで、珍しく2回の転倒がありました。3Aの転倒は、まあ想定内だけれど、3Lz+3Tでも転倒。しかも2回とも転倒の仕方がかなり激しくて、あれはダメージが大きかったのではないかと思います。そんなことがあってもレベルを全部取っているあたりがすごいところです。

カナダのふたり（デールマン選手とシャートラン選手）が、見ていて辛かったです。病気や不調やプレッシャーや・・・とても大変なのだと思う。カナダ女子のたくましい背中がまた輝く日が、早く来ますように！

女子ショート結果

女子フリー結果