四大陸選手権2017、女子のショートプログラムにしてはミスの多い試合となりました。
三原選手が完璧な演技で、4位発進です。
四大陸選手権2017 女子ショートプログラム
順位 | 名前 | 国 | SP得点 | 技術点 | 演技構成点 |
1 | Gabrielle DALEMAN | CAN | 68.25 | 36.97 | 31.28 |
2 | Kaetlyn OSMOND | CAN | 68.21 | 36.42 | 32.79 |
3 | Elizabet TURSYNBAEVA | KAZ | 66.87 | 37.53 | 29.34 |
4 | Mai MIHARA | JPN | 66.51 | 37.31 | 29.20 |
5 | Mirai NAGASU | USA | 62.91 | 32.43 | 30.48 |
6 | Dabin CHOI | KOR | 61.62 | 35.56 | 26.06 |
7 | Mariah BELL | USA | 61.21 | 31.69 | 29.52 |
8 | Zijun LI | CHN | 60.37 | 31.80 | 28.57 |
9 | Rika HONGO | JPN | 59.16 | 29.66 | 29.50 |
10 | Wakaba HIGUCHI | JPN | 58.83 | 31.44 | 28.39 |
11 | Xiangning LI | CHN | 55.73 | 32.70 | 24.03 |
12 | Karen CHEN | USA | 55.60 | 26.32 | 30.28 |
13 | Kailani CRAINE | AUS | 54.70 | 30.67 | 24.03 |
14 | Alaine CHARTRAND | CAN | 53.64 | 26.14 | 28.50 |
15 | Ziquan ZHAO | CHN | 49.97 | 27.15 | 23.82 |
女子のショートプログラムは、ちょっと思いがけない結果となりました。だからフィギュアスケートは滑ってみないとわからないんだし、おもしろいんですね。
SP首位に立ったのはカナダのデールマン選手です。3Lzが乱れたけれど、よく踏ん張りました。気迫のある演技でした。スピンもステップもレベルを取っています。勝ちは勝ちですが、他の選手にミスが多かったからというのもありますね。フリーもどれくらいミスが抑えられるかですが、追いかけられる立場は大変そうです。
2位にケイトリン・オズモンド選手で、1,2位がカナダの選手になりました。いつもの勢いがなかったかもしれませんが、それが2Aの転倒につながったかな。でも「魅せる」という点では、やはりピカイチです。華やかさ、豪快さ、それでいて優雅さもあるという。1位との差はわずか0.04です。
3位に、カザフスタンのエリザヴェート・トゥルシンバエワ選手が入りました。ジュニアからシニアに上がって、少し苦労している感じがありますが、今回のSPの演技は素晴らしかったです。ステップを見て、やっぱりオーサーコーチってすごいんだな、と思ったりしました。ほぼパーフェクト。コンビネーションジャンプの時には手を上げない方が、逆にGOEを稼げるのじゃないかと思いました。技術点では1位。それにしても細い~。
4位に三原舞依選手が入りました。パーフェクト!最後の3Fもバシッと決まりました。もう少し点が出ても良かったのではないかと思いました。技術点では2位。楽しんで滑っている感じがして、気持ちが良いですね。上位との差はあまりないので、まだまだ表彰台は狙える位置です。
5位は長洲未来選手。3Loでミス。今季はSPがすごく良くてフリーで崩れるパターンが多かったので、この位置は追いかける立場だし、かえって良かったのではないかと思います。今季のフリーは大好きなので、楽しみにしています。
6位にダビン・チョイ選手。可憐でカンペキな演技でした。17歳になったばかり、これから伸びてきそうです。
7位にマライア・ベル選手。コンビネーションのふたつ目が2T、調子が悪いのかな?3Fも崩れてしまいました。いつもの元気がない。
8位にジジュン・リ選手。かわいい小悪魔的なプログラム。コンビネーションのふたつ目3Tが回転不足。それ以外は良い出来だったのですが、点数が伸びませんでした。
本郷理華選手が9位。う~ん、ちょっと厳しい。急に決まった出場ということもあるのかもしれませんが、なかなか調子が戻りませんね。冒頭のコンビネーションのひとつ目が2回転になってしまいました。ふたつ目に3Tを付けたのは偉かったです!スピンとステップは全部レベルが取れているのですが、勢いがないというか。やはりジャンプが決まらないとね・・・
樋口新葉選手が10位。う~ん・・・ずっと調子が悪そうですよね。不安を抱えての演技は辛かっただろうと思います。ジャンプが3つともマイナス評価。まあ、こういうこともある。フリーは気持ちが切り替えられると良いのですが。
アメリカチャンピオンのカレン・チェン選手が12位。うわあ。。。ジャンプが・・・スパイラルがアメリカのスパイラル、なつかし~、すてき~。
フリー次第で順位は入れ替わりそうです。SPはミスをした選手が多かったですが、フリーはそれをいかに抑えられるかでしょうか。ミスの少ない三原選手は、表彰台に行けそうな気がします。
本郷選手と樋口選手は、ショートを引きずらないこと。順位などは考えない、ミスも考えない、とにかく思いっきり演技をして欲しいです。
ISU Four Continents Championships 2017 results
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コメント
最近の女子はぱっと見て分かるようなミスはほぼなくって完成度勝負!みたいな試合が多かったから昨日のは心配になりました。
氷の状態大丈夫かな?って・・・。
公式練習で柔らか目っていう情報だったからお客さんたくさん入れて室内温度あがっちゃうと管理大変なのかな・・・とか。
オリンピックはさらにフィギュアとスピードが交互だから大変ですよね~。神演技大会が見たいな~・・・。
三原選手は点差も近くていいですね~。ミス多い大会だったからこのまま1位でフィニッシュもありえるな~そうなるとフリーまで心理的にきっと大変だな~とか思ってたので点差のない4位は逆にいいんじゃないでしょうか!
みんな怪我なく頑張れ~♪
亜希さん、こんばんは~。
ほぼミスがない試合の方が、ちょっと異常な気はしますけれどね。緊張もハンパないし。
三原選手は良い位置ですよね。本番に強いし。
何より滑っているのが嬉しい、楽しい、という感じなのがとっても良いです。
あまり順位を気にしないで、楽しんで滑ってほしいですね。