羽生選手にミスが出ましたが、ほぼ想定内のSP結果になりました。薄紫の衣装が多かったのが、印象に残りました。
最終順位がどうなるかは全然読めませんね。
四大陸選手権2017 男子ショートプログラム
順位 | 名前 | 国 | SP得点 | 技術点 | 演技構成点 |
1 | Nathan CHEN | USA | 103.12 | 59.58 | 43.54 |
2 | Shoma UNO | JPN | 100.28 | 56.07 | 44.21 |
3 | Yuzuru HANYU | JPN | 97.04 | 50.11 | 46.93 |
4 | Boyang JIN | CHN | 91.33 | 51.26 | 40.07 |
5 | Patrick CHAN | CAN | 88.46 | 43.70 | 45.76 |
6 | Han YAN | CHN | 84.08 | 44.61 | 39.47 |
7 | Grant HOCHSTEIN | USA | 81.94 | 42.34 | 39.60 |
8 | Misha GE | UZB | 81.85 | 42.27 | 40.58 |
9 | Jason BROWN | USA | 80.77 | 38.77 | 43.00 |
10 | Brendan KERRY | AUS | 78.11 | 43.07 | 36.04 |
11 | Keiji TANAKA | JPN | 77.55 | 38.90 | 38.65 |
12 | Kevin REYNOLDS | CAN | 76.36 | 39.57 | 37.79 |
13 | Nam NGUYEN | CAN | 72.99 | 35.38 | 37.61 |
14 | Michael Christian MARTINEZ | PHI | 72.47 | 37.23 | 35.24 |
15 | Julian Zhi Jie YEE | MAS | 72.21 | 38.92 | 33.29 |
SP1位になったのは、アメリカのネイサン・チェン選手でした。やっぱり、と言うべきか。何と言ってもこのところの安定感は素晴らしいです。今日のSPは、若干最初から本調子ではない感じがしましたが、それでもしっかりまとめました。最後によろけてしまったのはご愛嬌。バレエの決めポーズがかっこいいプログラムですが、今日はそれも少し中途半端だった気がします。4Lz-3T、4F、3Aを見事に決めました。スピン、ステップすべてレベル取れています。
2位になったのは、我らが宇野昌磨選手です。最初の4Fはちょっとドキッとしましたが、プログラムを通して「全力!」というのが伝わってくる演技でした。ちなみにチェン選手のコンビネーション4Lz-3Tと宇野選手の4T-3Tの基礎点は、差が3.3もあるんですね。この差を他で埋めるのは、なかなか大変なことです。それにしても素晴らしい3Aでした(加点2.71!)。スピン、ステップすべてレベル取れています。PCSは宇野選手の方が1点弱、高くもらえています。
3位に羽生結弦選手。最初の4Loは完璧な美しい、たぶん今までで一番の質だったと思います(加点2.29!)。それで気が緩んだか、コンビネーションのひとつ目が2回転になってしまいました(にもかかわらず、加点をもらっています)。スピンひとつとステップのレベルが3です(でも加点が付いています)。PCSでは1位でした。
4位はボーヤン・ジン選手。4Lzの着氷が乱れたのに、3Tを付けるんだから、驚いてしまいます。楽しい元気なスパイダーマン。キス&クライのスパイダーマン人形達がかわいかったです。上体の動かし方とかすごくうまくなったと思うけれど、やはりPCSが出ないなあ。
5位にパトリック・チャン選手。4Tは回転不足で転倒。コンビネーションの3Lz-3Tはステップアウト。3Aはきれいに決まったのですが、これでは厳しい。初夏のピクニックみたいな(私の印象です)爽やかな音楽と、チャン選手の軽快なステップがマッチした素敵なプログラム。フリーでは4回転を決めて欲しいと思います。フィギュアスケートはジャンプだけではないけれど、結果を求めるなら避けられない今日この頃。。。
久し振りに素敵だったハン・ヤン選手、SPは6位。このところずっと調子が出なかったけれど、復活してきた感じ。かっこいいプログラム、最初から引き付けられます。とても似合っています。スピンでバランスを崩してしまって、もったいなかったです(2週間前に痛めた肩のせいらしいです)。中国の選手としてはジン選手に注目が集まるようになってしまいましたが、ヤン選手もまだまだいけるはず、まだ20歳だし。頑張ってほしいです。
ジェイソン・ブラウン選手が9位。4回転を避けました。賢明だったと思います(まだ医療用ブーツが取れたばかりのようなので)。ジャンプ以外はとても素敵で、全部レベルが取れています。まだ無理をして欲しくありませんね。
田中刑事選手。4Sが3Sになってしまい、ずっと硬さが取れないまま演技が終わってしまった感じでした。フリーは思いっきり行ってください!
ケヴィン・レイノルズ選手。う~ん、ジャンプがうまく決まらない・・・フリーでは4回転を何回入れてくるのでしょうか?うまく行きますように。
マイケル・クリスチャン・マルティネス選手。楽しかった~。マルティネス選手にぴったりな楽しいプログラム。こういうプログラムを作らせたら、ニコライ・モロゾフはうまいですね~。選手の個性を存分に引き出すというか。中盤のステップなんて、すてきで何度も繰り返し見ちゃいました。
ISU Four Continents Championships 2017 results
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