ヨーロッパ選手権の男子SPで首位に立ったのは、やっぱりフェルナンデス選手です。
他に誰が、と思ってしまいますが、そんなふうに思われることって選手にとってはプレッシャーなのかな、と思ったり・・・
フィギュアスケートヨーロッパ選手権2017 男子SP フェルナンデス1位
順位 | 名前 | 国 | SP得点 | 技術点 | 演技構成点 |
1 | Javier FERNANDEZ | ESP | 104.25 | 56.93 | 47.32 |
2 | Maxim KOVTUN | RUS | 94.53 | 52.97 | 41.56 |
3 | Alexei BYCHENKO | ISR | 86.68 | 47.00 | 39.68 |
4 | Mikhail KOLYADA | RUS | 83.96 | 41.89 | 42.07 |
5 | Jorik HENDRICKX | BEL | 82.50 | 43.07 | 39.43 |
6 | Deniss VASILJEVS | LAT | 79.87 | 42.30 | 37.57 |
7 | Alexander MAJOROV | SWE | 78.87 | 41.05 | 37.82 |
8 | Michal BREZINA | CZE | 78.61 | 39.11 | 40.50 |
9 | Alexander SAMARIN | RUS | 77.26 | 40.62 | 37.64 |
10 | Moris KVITELASHVILI | GEO | 76.85 | 43.70 | 33.15 |
SP1位のハビエル・フェルナンデス選手は、当然のように技術点は100点越えです。4T-3T、4S、3Aのジャンプ構成、4Tと3Aはこらえて着氷、こういうのって経験と練習の積み重ねでできることなのだろうなあ。GOEは両方とも加点が付いています。4Sは素晴らしく美しかった、GOE2.29です。ステップもGOE2.10、すんごいな。このプログラムは滑る度にどんどん熟成されていく感じで、細かい腕の動き方身体のひねり方、どれをとっても魅力的で美しい。フェルナンデス選手だけ競技時間が短いんじゃないかと思う位、あっと言う間に終わってしまいました。
2位はコフトゥン選手!4S-3T、4T、3Aを成功させて、すばらしい出来!この調子をFSにもつなげられるかですよ、問題は。今度こそ、やってくれ!顔つきがすごく大人っぽくなっていてびっくりしました。
3位にビチェンコ選手、良かったですね~。3A、4T、3F-3T、エネルギーに溢れる演技でした。もうすぐ29歳なんだ。この年齢になっても、まだまだ進化できるんだという好例ですね。
4位はコリャダ選手。あ~、アクセルが・・・もったいない。これで10点近く落としたことになるのかな。それ以外はとても良かったので、この失敗のことは忘れてフリーで頑張ってほしいです。
5位にヘンドリックス選手が入りました。3A、3Lz-3T、3Lo、4回転こそありませんが良かったです。SBで嬉しそう。
6位にめきめき頭角を現し、めきめき日本での人気が上昇している、ラトデニことデニス・ヴァシリエフス選手です。 3A、3Lz-3T、3F、ほぼパーフェクト。ランビエールコーチも飛び跳ねて喜んでいます(と、どうしてもコーチに目が向いてしまう)。ステップにGOE1.50が付いています。
ミハル・ブレジナ選手が8位、3F-3T、3Lz、3Aで転倒してしまいました。すごく調子良く滑っていると思ったのですが。スケーティングの良さ、深いエッジが際立っていました。開催国の意地で、フリーは頑張って!
ダニエル・サモヒン選手が何と33位で、フリーに進めませんでした。ロストラゲージでスケート靴が届かなかったらしいです。衣装はどうにかなっても、スケート靴は自分のじゃないとね・・・
フェルナンデス選手の表彰台は堅いけれど、他は読めないです。コフトゥン選手の悪い癖が出ないと良いけれどな。。。この点差なら、まず表彰台には乗れるでしょうと言いたいところですが、コフトゥン選手だからな~。頑張って!
ビチェンコ選手やコリャダ選手が安定した演技を見せたら、表彰台に届きそうですね。
ISU European Figure Skating Championships 2017 results
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