フィギュアスケートヨーロッパ選手権2017 男子 フェルナンデス５連覇！

ヨーロッパ選手権、フェルナンデス選手は別次元として、それ以外の選手たちは熾烈な戦いとなりました。男子も最後まで（優勝者以外）どうなるかわからない展開で、ハラハラしました。

フィギュアスケートヨーロッパ選手権2017 男子 コフトゥン２位！

やっぱりフェルナンデス選手は次元が違いました。完璧な演技ではありませんでしたが、技術面でもスケーティングでも見せ方でも、群を抜いていましたね。ジャンプ構成は4T、4S-2T、3A-3T、4S、3A、3Lz、3F-1Lo-3S、3Loでした。２回目の4Sで転倒（痛そうでした）、3Aはオーバーターン。ヨーロッパでは負け知らずです。

2位はコフトゥン選手でした。昨日はすばらしいSPを見せてくれましたが、なかなかFSを揃えることができないコフトゥン選手、ハラハラしました。最初の4S、よし！次は4T、いいぞ～！あ～、2Lz！ここで立て直せたのが、今回のコフトゥン選手が今までと違うところ。3A、3A-3T、3Lo、3S-2T、2A-2Tと続けました。とにかくジャンプのミスをしない、ということに重点が置かれた演技で、見せるという点ではちょっと物足りなかったけれど、これで階段をひとつ上がったかも。

3位はコリャダ選手で、総合でも3位、銅メダルを獲得しました。ミスがいくつか出て、浮かない顔で演技を終えました。4Lz、4T、3A-3T、3Lz-2T-2T、1A、3S+2A、3Lo、2A。4Lzは転倒してしまいましたが、回転は認定されています。

4位にモリス・クヴィテラシヴィリ選手が入りました（総合では6位）。ロシアからジョージアに移りましたが、ジョージアの名前ですもんね。3A、4S、4T、4T-3T、3F-2T、3Lo、3F、2A-1Lo-3Sと、4回転を3回入れています。技術点では2位ですが、PCSがもらえていません。これから伸びてくるかもしれませんね。

5位にヘンドリックス選手です（総合で4位）。力を出し切った演技でした。3A-2T、3A、3S、3Lz-3T-2Lo、3Lz、3F、3Lo-2T、2A、4回転はありませんが、ほぼ完璧でした。うれしそう。

6位にデニス・ヴァシリエフス選手が入りましたが、総合では7位でした。1A、3A-2T、3Lo、3Lz-3T、3Lz、3F、3S-2T-2Lo、2A、最初のジャンプが1Aになったので、ハラハラしました。多少硬くなっていたかもしれませんが、ランビエールコーチの影響がよくわかる演技で、ステキでした。演技全体の流れが良いんですよね。もちろんスピンもすてき。キス＆クライでは、どうしてもコーチの方に目が行ってしまう・・・上位選手のソファにコストナー選手が来ていました。華やかなバックステージです。

ビチェンコ選手は表彰台のチャンスだったのにミスが多く、フリー9位、総合で5位でした。4T-2T、4T、3Lo、3A、 3A、3Lz-3T、3F-1Lo-2S、2A、この状態での最終滑走はプレッシャーだったでしょう。冒頭のコンビネーションを見て「行けるかも」と思ったのですが、残念でした。

ブレジナ選手は地元ファンに良いところを見せられず、フリー13位、総合12位、ぎりぎり来季2枠を確保しました。

ISU European Figure Skating Championships 2017 results

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