今年のフィンランディア杯は、前半2日はペアと女子、後半2日がアイスダンスと男子に分かれています。
今日と明日の注目は、何と言っても「チェンとチャン」です(アメリカとカナダの選手なのに、顔も名前もアジアなんですよね)。と思っていたのですが、何と(と言うと失礼ですが)、ロシアのコフトゥン選手がショート1位になりました。
フリー次第で順位は入れ替わりそうですが、ショートの演技はミスが多かったので、フリーはみんな頑張って欲しいです。まあ、まだ今季初戦ですからね。
フィンランディア杯2016 男子SP コフトゥン1位、チェン2位、チャン3位
順位 | 名前 | 国 | SP得点 | 技術点 | 演技構成点 |
1 | Maxim KOVTUN | RUS | 88.26 | 49.67 | 38.59 |
2 | Nathan CHEN | USA | 87.50 | 50.75 | 37.75 |
3 | Patrick CHAN | CAN | 84.59 | 41.67 | 42.92 |
4 | Mikhail KOLYADA | RUS | 80.20 | 42.89 | 38.31 |
5 | Jorik HENDRICKX | BEL | 79.22 | 43.93 | 35.29 |
6 | Alexei BYCHENKO | ISR | 74.17 | 40.46 | 33.71 |
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13 | Ryuju HINO | JPN | 55.91 | 27.33 | 30.58 |
コフトゥン選手がショート1位というのは、ちょっと意外でした。いつも期待している選手ですが、終わってみると「今回もうまく行かなかったね」ということが多いんですよね。ロシアの男子は有望な若い選手が育ってきているので、コフトゥン選手もうかうかしていられません。能力のある選手なので、この辺ですごい~というところを見せて欲しいです。今回のショートのジャンプ構成は、4S-3T、4T、3Aです。4Tが良くなかったけれど、攻めてますね~。いいぞ、いいぞ。ヒッチハイクの変わったショートプログラムです。そういえば先シーズンのプログラムも変わっていて、結局良くわからないままシーズンが終わってしまったんだっけ。
2位がネイサン・チェン選手です。ジャンプ構成は4Lz-3T、4F、3Aです。見事なコンビネーションの基礎点は17.90、すごい~。4Fは転倒してしまいました(回転は認められています)。技術点だけなら、コフトゥン選手より上です。しばらく見ないうちに大人っぽくなりましたね。バレエ音楽は合わないんじゃないかと思ったのですが、意外にかっこ良かったです。上体を大きく使った振りがとても合っています。
3位にパトリック・チャン選手です。ジャンプ構成は4T、3A、3Lz-3T。4回転は1度だけですが、チャン選手が完璧に滑れば、たぶんGOEと演技構成点で4回転2回の選手に勝ててしまうのではないかと思います。今回はジャンプが良くなかったのですが、これは想像がついていました。練習拠点、コーチの交代などで、練習は十分にできていないと思います。これから調整して行って、どのようになるかとても楽しみです。このショートの曲、すごくチャン選手に合っていますね。
日本から出場の日野龍樹選手は、ジャンプがうまく行かず13位。。。フリー頑張って!それにしても大人になって精悍な顔つきになっていてびっくり。
この大会のライブストリームは、あまりうまく行っていないみたいで、毎日探すのが大変です。
フリーを見たい方は、まず今日のライブストリームはここだったので、試してみてください。
もし動かなかったら、フィンランディア杯のサイトに行って、そこに貼り付けてある動画で見られるかもしれません。
Finlandia Trophy Espoo 2016
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