フランク・キャロルコーチが引退

アメリカの名コーチ、フランク・キャロル氏が引退を表明しました。

もう80歳なんですね。60年にも及ぶフィギュアスケートコーチの実績、名伯楽と呼ばれる所以です。

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フランク・キャロル氏がフィギュアスケートコーチ引退を表明

何しろ60年の長きにわたるコーチ歴ですから、キャロル氏が育てたフィギュアスケーターはたくさんいます。

その中でもやはり何と言っても一番に名前が挙がるのが、ミシェル・クワンかなと思います。世界選手権に5度優勝していますが(すんごい!)、そのうちの4回はキャロル氏がコーチの時でした。小さなころから12年もコーチをしていたので、ミシェル・クワンを育てたのはキャロル氏だと言われるのもうなずけます。

そしてエヴァン・ライサチェックに、バンクーバー五輪での金をもたらしたのもキャロル氏でした。

最近では、デニス・テン選手のコーチをしていたのも、特に今となっては、印象深いものがありますね。

日本選手ファンとしては、村上大介さんのコーチとしても記憶に残っています。一時期、キス&クライで長洲未来選手やグレイシー・ゴールド選手の横にいるのを見たな、という人も多いかもしれません。

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フランク・キャロル氏の引退理由とこれから

引退理由というのは、まあ年齢を考えれば「どうして~???」とは思わないですよね。

こんなに長い間、このストレスが多い仕事をしていたということの方が驚きかもしれません。

これからもアメリカのフィギュア界でジュニアの育成にも関わりたい意向だということですが、これまでのように責任やストレスのある立場にはもう立たちたくないようです。飛行機に乗るのも、自分自身の楽しみのためには乗っても責任やスケーターのためには乗らない、と。

デニス・テン選手がいなくなり、村上大介選手も引退し、節目だと考えたのかもしれません。生涯をささげてきたものを辞める決心をするのは、そんなに簡単なことではないと思うからです。その節目が来たな、と。ちょっと胸が痛い・・・

これから国際大会でキャロル氏を見ることはなくなってしまうのかなあ。アメリカでの大会で、主催者側のひとりとして偶然映る、なんていうことがあるかもしれませんね。

まだまだこれからも元気に活躍していただきたいなと思います。

ifsmagazine FRANK CARROLL RETIRES

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