フィギュアスケートジュニアグランプリ2016第2戦、チェコ(オストラバ)大会3日目は、女子FSと男子FSが行われました。紀平選手は惜しくも2位でした。
ジュニアグランプリチェコ大会 女子FS 紀平梨花選手惜しくも2位
あ~、紀平梨花選手、残念でした!1位との差がわずか0.08の2位。トリプルアクセルを成功させることができませんでした。
女子FS
順位 | 名前 | 国 | FS得点 | 技術点 | 演技構成点 |
1 | Anastasiia GUBANOVA | RUS | 122.08 | 65.62 | 57.46 |
2 | Rika KIHIRA | JPN | 118.73 | 63.32 | 56.41 |
3 | Alisa LOZKO | RUS | 102.18 | 49.91 | 53.27 |
4 | Yuna AOKI | JPN | 99.19 | 50.62 | 50.57 |
5 | Hanul KIM | KOR | 98.17 | 51.66 | 46.51 |
6 | Megan WESSENBERG | USA | 94.91 | 45.19 | 49.72 |
7 | Michaela-Lucie HANZLIKOVA | CZE | 89.34 | 47.18 | 42.16 |
8 | Diana NIKITINA | LAT | 87.16 | 44.78 | 43.38 |
9 | Heloise PITOT | FRA | 80.58 | 41.27 | 41.31 |
10 | Fruzsina MEDGYESI | HUN | 80.54 | 38.51 | 43.03 |
紀平選手は冒頭にトリプルアクセルを跳ぼうとしましたが、途中で身体が開いてしまって転倒してしまいました。これが大技の怖いところです。トリプルアクセルに挑戦しないで、ショートで見せてくれたような完璧なダブルアクセルを跳んでいれば優勝できたでしょう。どのジャンプも正確で下りた後もきれいに流れるので、とても印象が良いです。どうしてもジャンプに目が行ってしまいますが、スピンもとてもきれいです。このプログラムはトム・ディクソンの振り付けですが、ステキですね(曲はラプソディ―インブルー)。ジュニアグランプリのデビュー戦でこの成績は立派ですよね。優勝を逃してしまって残念ですが、次の試合も頑張ってほしいです。
それにしてもジュニア女子は、上位の日本選手の大半が濱田門下生ですね。
優勝したロシアのアナスタシア・グバノワ選手は、まだ13歳!まったくロシアにはどれだけ有望選手が出番を待っているんだか・・・この選手は動きがとても優雅で魅力的ですね。3Lz+3T+2Tなどの難しいジャンプを跳んでいるしGOEも結構もらっているけれど、ジャンプがあまりきれいじゃないのが残念。えいっ!と跳んでいる感じがします。
3位のアリサ・ロスコ選手は回転不足の嵐です。手を上げるの(タノジャンプ)はやめて、しっかり回るようにした方が良いですね。スケーティングもちょっと雑な感じです。それにしても曲がエディット・ピアフとは渋い、衣装も渋くて素敵。
青木選手はフリーも4位でした。ジャンプの調子が悪いようですね。3Lz-3Tを跳ぶので注目を集めた青木選手ですが、スケーティングが素直で動きも柔らか。とてもすてきです。ジャンプの調子が早く戻りますように。
女子総合結果
順位 | 名前 | 国 | 総合点 | SP順位 | FS順位 |
1 | Anastasiia GUBANOVA | RUS | 185.59 | 2 | 1 |
2 | Rika KIHIRA | JPN | 185.51 | 1 | 2 |
3 | Alisa LOZKO | RUS | 162.28 | 3 | 3 |
4 | Yuna AOKI | JPN | 155.79 | 4 | 4 |
5 | Hanul KIM | KOR | 149.25 | 7 | 5 |
6 | Megan WESSENBERG | USA | 148.82 | 5 | 6 |
7 | Diana NIKITINA | LAT | 139.61 | 6 | 8 |
8 | Fruzsina MEDGYESI | HUN | 128.96 | 8 | 10 |
9 | Michaela-Lucie HANZLIKOVA | CZE | 125.89 | 17 | 7 |
10 | Alicia PINEAULT | CAN | 125.21 | 10 | 13 |
ジュニアグランプリチェコ大会 男子FS 須本光希5位
ジュニアの選手は安定しないことが多いので、試合の結果も順位が大きく変わることが多いのですが、今回の男子シングルスはショートとフリーがほとんど同じ順位で変動がありませんでした。珍しいです。
優勝したロシアのアリエフ選手は、4Tと3Aを2回ずつ入れています。大人っぽい魅力的な演技でした。最後の方は疲れてヘロヘロになっていましたが、滑り切りました。こうなるともうジュニアの滑りではありませんね。
2位のクラスノジョン選手は4回転ループに挑戦しました(ダウングレードされてしまいましたが)。3Aを2回。
3位のサヴォシン選手は4回転ト―ループ1回とトリプルアクセルを2回。
須本光希選手は大きなミスのない安定した演技でした。ジャンプの多くを後半に入れています。ジャンプに高さがないけれど回転が速いので回り切っているというのは宮原知子選手と同じで、GOEを抑えられてしまうんですよね。演技にもうちょっとメリハリが付けられて、スピンが早くなると良いなと思います。
ジュニアでも表彰台を狙うなら、トリプルアクセルは跳べないと苦しいですね。
順位 | 名前 | 国 | FS得点 | 技術点 | 演技構成点 |
1 | Dmitri ALIEV | RUS | 155.38 | 81.18 | 74.20 |
2 | Alexei KRASNOZHON | USA | 148.50 | 77.86 | 71.64 |
3 | Roman SAVOSIN | RUS | 134.74 | 67.24 | 68.50 |
4 | Ivan PAVLOV | UKR | 134.47 | 67.41 | 68.06 |
5 | Mitsuki SUMOTO | JPN | 129.41 | 65.55 | 63.86 |
6 | Joseph PHAN | CAN | 127.40 | 62.56 | 65.84 |
7 | Jiri BELOHRADSKY | CZE | 121.57 | 60.91 | 61.66 |
8 | Kevin SHUM | USA | 119.43 | 57.59 | 61.84 |
9 | Matyas BELOHRADSKY | CZE | 115.56 | 55.62 | 60.94 |
10 | Lukas BRITSCHGI | SUI | 109.49 | 52.27 | 58.22 |
順位 | 名前 | 国 | 総合点 | SP順位 | FS順位 |
1 | Dmitri ALIEV | RUS | 232.83 | 1 | 1 |
2 | Alexei KRASNOZHON | USA | 223.6 | 2 | 2 |
3 | Roman SAVOSIN | RUS | 207.64 | 3 | 3 |
4 | Ivan PAVLOV | UKR | 199.38 | 4 | 4 |
5 | Mitsuki SUMOTO | JPN | 193.13 | 5 | 5 |
6 | Joseph PHAN | CAN | 189.78 | 6 | 6 |
7 | Kevin SHUM | USA | 178.92 | 7 | 8 |
8 | Jiri BELOHRADSKY | CZE | 178.38 | 8 | 7 |
9 | Matyas BELOHRADSKY | CZE | 169.67 | 11 | 9 |
10 | Lukas BRITSCHGI | SUI | 163.03 | 12 | 10 |