コーセー・チームチャレンジカップ2016 2日目、フリーでの競技が行われました。
2日目の総合順位はこのようになりました。
1位 北米チーム 892.42
2位 欧州チーム 848.06
3位 アジアチーム 820.22
一応競技会なので順位もあるわけですが、まあお祭りですからね。あんまり関係ないかな、と。
それよりもシーズン最後で疲れもたまって、世界選手権も終わって気が抜けているだろう時期なのに、たくさん良い演技を見られて楽しませてもらいました。
コーセー・チームチャレンジカップ2016 ペアフリー
ペア第一グループ
1 Alexa SCIMECA/Chris KNIERIM USA 122.15
2 Nicole DELLA MONICA/Matteo GUARISE ITA 105.88
3 Sumire SUTO/Francis BOUDREAU-AUDET JPN 100.78
ペア第二グループ
1 Meagan DUHAMEL/Eric RADFORD CAN 147.48
2 Ksenia STOLBOVA/Fedor KLIMOV RUS 130.46
3 Xuehan WANG/Lei WANG CHN 118.78
本当にわかりにくい競技ルールです。グループごとに順位を付けているけれど、まったく意味がないし・・・
各チームの点数の高い組の得点が、チームの得点として使われました。ということは、各チーム第2グループの組の得点が採用されたということになります。
ペアはやっぱり世界選手権優勝のドゥハメル/ラドフォード組が強かったですね。
須藤/オデ組は、世界選手権の失敗があったのでちょっと心配しましたが、100点を越えたし自信になったのではないでしょうか。結果を見てから演技を見たのですが、点数が違っていて「?」。後で訂正が入ったようですね。ドゥハメル/ラドフォード組の得点も訂正されていて、ちょっと何だかな、という感じです。ジャッジも気が抜けちゃっているんでしょうか。
須藤/オデ組は前半は良かったけれど、いつものように後半にミスが出てしまいました。サイドバイサイドのジャンプコンビネーションを2A-2Aに変更したのは、3T-2Tでミスが多いからなのか基礎点を上げるためなのかわかりませんが、戦略的にうまく行った感じですね。今回もツイストは余裕があったので、そろそろ3回転かな?と期待してしまいました。
コーセー・チームチャレンジカップ2016 アイスダンスフリー
アイスダンス第一グループ
1 Madison CHOCK/Evan BATES USA 111.30
2 Penny COOMES/Nicholas BUCKLAND GBR 100.90
3 Shiyue WANG/Xinyu LIU CHN 83.18
アイスダンス第二グループ
1 Kaitlyn WEAVER/Andrew POJE CAN 111.56
2 Anna CAPPELLINI/Luca LANOTTE ITA 108.96
3 Rebeka KIM/Kirill MINOV KOR 82.18
う~ん、やっぱりアジアは弱いなあ・・・両グループとも北米チームが活躍しました。もしまたこのような大会があるなら、日本から出場できると嬉しいですね。今回はちょっと間に合わなかったけれど。
コーセー・チームチャレンジカップ2016 男子フリー
男子第一グループ
1 Denis TEN, KAZ 147.77
2 Sergei VORONOV, RUS 132.79
3 Nam NGUYEN, CAN 127.10
男子第二グループ
1 Adam RIPPON, USA 166.68
2 Michal BREZINA, CZE 158.30
3 Boyang JIN, CHN 156.71
男子第三グループ
1 Shoma UNO, JPN 192.92
2 Jason BROWN, USA 181.50
3 Mikhail KOLYADA, RUS 165.48
宇野選手!まったくすごいったら。またしても4Fを成功させました。で、後半に4Tを2回って、すごすぎです。最初から決してジャンプの調子が良さそうではなかったのに、このチャレンジ精神と言うか、あっぱれです。最後の3連続ジャンプは3A-1L-3Fなんですね。3つ目3Sじゃないんだ、は~・・・
来季まで待ってられない!って感じのプログラムでした。
ブラウン選手は美しい完成度の高い演技だったけれど、やっぱり4回転がないのはつらい。ダブルアクセルが2回かあ・・・基礎点がこれで、この点数が出るんだからすごいけれど。
ジン選手はブラウン選手と逆ですね。4回転を4回もいれているのに、この点数にしかならないのね。今はジャンプがメインのプログラムだから、ジャンプがうまく行かないと点数も出ないですね。
グエン選手は、どんどん体格が変化している感じですね。見るたびに顔つきも違う。女子ほどではなくても、男子も成長期は大変ですね。来季はコーチを変えるらしいです。
コーセー・チームチャレンジカップ2016 女子フリー
女子第一グループ
1 Elena RADIONOVA, RUS 133.31
2 Rika HONGO, JPN 122.15
3 Gabrielle DALEMAN, CAN 115.93
女子第二グループ
1 Gracie GOLD, USA 142.00
2 Elizabet TURSYNBAEVA, KAZ 123.61
3 Roberta RODEGHIERO, ITA 105.00
女子第三グループ
1 Evgenia MEDVEDEVA, RUS 151.55
2 Satoko MIYAHARA, JPN 145.02
3 Ashley WAGNER, USA 143.20
宮原選手がすごく素敵でした。ショートもだけれど、世界選手権より緊張が少ない分、表情などに気を配る余裕があったのかな。でも本気モードでしたね。ショートは目力が半端じゃなかったです。フリーは音に乗って流れる、美しい演技でした。
本郷選手のこのリバーダンスも見納めですね。このプログラムは個人的にとても好きです。来季はショートがシェイリーン・ボーン、フリーが鈴木明子さんらしいです。
メドヴェデワ選手、強いですね。世界選手権が終わって、さすがの彼女も、と思っていましたが、そんなことはありませんでした。
カナダのデールマン選手とイタリアのロデギエロ選手が思いのほか活躍して、来季がおもしろくなりそうです。イタリアはコストナー選手が復帰しますから、どうなるのか楽しみでもあり心配でもあります。
お疲れさまでした
このチームチャレンジカップは競技形式が複雑でわかりにくく、私個人的には点数の低い選手の演技を反映させないというのもどうかなと思っています。
この大会はISU公認大会ですがISU主催大会ではないので、得点などは公式に認められないらしいです。ということは宇野選手のSPの100点越えも公式記録にはならないんですね。4Fの扱いはどうなるんでしょう?こちらも来季も頑張ってね、ということになるのかな。
この大会、この先も続けるのでしょうかね?
さて、これで今季(2015-2016)の大きな試合は終了です。
選手のみなさんはゆっくり休んで、また来季私たちを楽しませてくださいね。
最近はショーが増えて、オフシーズンも楽しめる幸せなフィギュアスケートファンではあります。
コメント
チャレンジカップとか国別対抗とかなんかルールも複雑でよく分からなくて世界選手権のあとで気が抜けまくって見逃してしまったりよくしてます・・・^^;
点数も公式記録にならないならどうせならライティングバリバリのエキシビ大会にしてエキシビだけどジャッジが入って点数つけてくれたらおもしろいのにな~っと思ったりします。ジャッジの点数+客席の歓声+拍手点+芸術部門審査員点で競うとか・・・。
でもしょーま君すごいですね~でも4Fの扱い・・・確かに~認定してあげてほしいな~
みんな来期もがんばれ~♪
亜希さん、コメントありがとうございます。
そうなんですよね。この時期の開催って、選手にも負担かなと思うし。今回のルールはちょっとねえ、1日目と2日目が別とか、よくわかんないんですよね。
エキシビション大会って面白そうだけれど、点数の付け方を決めるのが大変かも。客席の歓声の音量っていうのは良いかもですね。でもそれだと、熱狂的なファンが暴挙(?)に出たり厄介なことになるかも・・・
しょーま君は、もうホントにすごすぎ。世界選手権でもライバルのジン選手が先にメダル取ったりして、悔しくて仕方ないんでしょうね。
どんどんレベルが上がって、選手のみんなにはとにかくケガだけは気を付けて欲しいですね。
熱狂的なファンの暴挙か~・・・確かに問題ですね~^^;
今回の投票もなんだか発表まで時間かかってたし組織票とかもあったのでしょうしね~。アイドル選手(選手は悪くない)もいますし・・・。
今年のように有力選手がどんどんお休みしちゃう感じはもう嫌ですね~;;
男子はトップ選手集団と宇宙人クラス数名の差がどんどん開いていく気がして何とも言えないです・・・。女子はさじ加減?と言いたくなるくらいの団子状態ですが。
亜希さん、コメントありがとうございます。
スケート選手はアイドルではないのだけれど、人気が出ちゃうと難しいところがありますね。
宇宙人クラス!、確かに。男子は4回転が跳べないと勝てませんね。しかも1種類じゃ厳しい。SPに2回、FSに3回以上、う~ん、選手も大変です。
女子はミスをしないことと、さじ加減!、によりますね。さじ加減は日本選手にはたいてい厳しいのよね・・・
とにかくケガには気を付けて欲しいですよね!