カナダ選手権の男子が終わりました。優勝は当然のようにパトリック・チャン選手でした。2位にケヴィン・レイノルズ選手、おめでとうございます!
カナダ選手権2017男子 1.チャン、2.レイノルズ、3.グエン
男子フリー結果
順位 | 名前 | FS得点 | 技術点 | 演技構成点 |
1 | Patrick Chan | 205.36 | 106.88 | 98.48 |
2 | Kevin Reynolds | 174.01 | 90.75 | 83.26 |
3 | Nicolas Nadeau | 165.40 | 79.98 | 86.42 |
4 | Nam Nguyen | 164.52 | 86.58 | 78.94 |
5 | Keegan Messing | 158.95 | 81.51 | 78.44 |
6 | Elladj Baldé | 149.71 | 66.21 | 83.50 |
7 | Liam Firus | 140.98 | 66.00 | 78.98 |
フリーも1位で優勝したのは、パトリック・チャン選手でした。ショートでジャンプを全部きれいに降りていなかったので少し心配していましたが、さすが百戦錬磨のチャン選手です。ジャンプ構成は、4T+3T、3A、4S、3T、3A+2T+2Lo、3Lo、3Lz+2T、3F、完璧!マイナスがひとつもないプロトコル。ただ最後のスピンの要素が足りなかったか何かで、ちょっと基礎点が低くなっています。それにしてもさすがと言うしかありません。男子のトップ選手のFSの技術点は、100点を越えるのが当たり前になって来つつありますね(もちろん超えるのはほんの一握りの選手です)。今回4回転を2回にしていますが、国際大会ではこれでは勝てない(かもしれない)ので、世界選手権に向けて3回に増やしてくるのだろうと思います。衣装新調希望(染め直しではなく・・・)。
2位のケヴィン・レイノルズ選手は、ケガ・手術・合わない靴の影響などの困難を乗り越えて、よくぞここまで戻ってきてくれました。そして銀メダル、おめでとう!すごい精神力だと思います。4S+2T、4T、4S、4T+3T、2A、3Lz、3F+2Lo+2T、3Sのジャンプ構成(4回転4回!)。4Tが回転不足になった以外は、ほぼ完璧。今はジャンプのためのプログラムという感じがしますが、まだ復帰して間もないのにこの出来なので、これからまだ伸びて行くのではないかと思います。
フリー3位(総合4位)はニコラス・ナデュ―選手。エルヴィス・プレスリーメドレー、たのし~!ゴージャスな高いジャンプ、魅せるステージ!スケーティングもなかなか。まだ粗削りなところもあるし、最後はちょっと疲れちゃったかも。3A、4Lo、3F、3Lz、3A+2T、3F+2T+2T、2Lo、3Sのジャンプ構成で、4LoはGOEがマイナスだけれど、ちゃんと回転しています。先シーズンの世界ジュニア選手権で2位だった、まだ19歳です。これからがすごく楽しみ!
フリー4位で銅メダルを獲得したのは、ナム・グエン選手。ジャンプ構成は、4S-2T、4S、3A、3A-3T、3S-2T-2Lo、3Lo、3F、3Lz、単独4Sで転倒した以外は、ほぼノーミスでした。元気がなさそうに見えるのは、丁寧に滑っているからかな、スピードがちょっと足りないかも。
フィルス選手・・・あ~、ジャンプがボロボロ、これはつらい。いろいろなことが噛み合っていない感じ。復活を祈ります。
男子総合結果
順位 | 名前 | 総合得点 | SP得点 | FS得点 |
1 | Patrick Chan | 296.86 | 91.50 | 205.36 |
2 | Kevin Reynolds | 255.77 | 81.76 | 174.01 |
3 | Nam Nguyen | 240.60 | 76.08 | 164.52 |
4 | Nicolas Nadeau | 238.22 | 72.82 | 165.40 |
5 | Keegan Messing | 231.04 | 72.09 | 158.95 |
6 | Elladj Baldé | 227.16 | 77.45 | 149.71 |
7 | Liam Firus | 213.39 | 72.41 | 140.98 |
2017 Canadian Tire National Skating Championships result
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