さてGPFのSPを分析(大袈裟)してみて面白かったので、FSも見てみようと思います。
SPと同じく、ロシアのエフゲニア・メドベデワ選手とセラフィマ・サハノヴィッチ選手、日本の樋口新葉選手と永井優香選手の4人です。
Evgenia MEDVEDEVA
1 3F+3T 9.40
2 3Lz ! 6.00
3 FCCoSp3p4 3.50
4 StSq4 3.90
5 3F 5.83 x
6 3Lo+2T+2T 8.47 x
7 2A 3.63 x
8 3S 4.62 x
9 2A+3T 8.14 x
10 CCoSp3p4 3.50
11 LSp4 2.70
基礎点 59.69 GOE 7.59 TES合計 67.28
PCS 56.52
TSS 123.80
Serafima SAKHANOVICH
1 3F 5.30
2 3F+3T 9.40
3 CCoSp3p4 3.50
4 StSq3 3.30
5 3S 4.62 x
6 3Lo 5.61 x
7 2A+2T+2T 6.49 x
8 2A 3.63 x 0.21
9 3Lz+3T 11.11 x
10 LSp4 2.70
11 FCCoSp2p3V1 1.80
基礎点 57.46 GOE 6.69 TES合計 64.15
PCS 55.81
TSS 119.96
Wakaba HIGUCHI
1 3Lz+3T 10.10
2 3Lo 5.10
3 3S 4.20
4 FCSp3 2.80
5 StSq3 3.30
6 2A+3T 8.14 x
7 LSp4 2.70
8 3Lz 6.60 x
9 3F+1T ! 6.27 x
10 2A 3.63 x
11 CCoSp3p4 3.50
基礎点 56.34 GOE 8.07 TES合計 64.41
PCS 53.31
TSS 117.72
Yuka NAGAI
1 3Lz+3T 10.10
2 1Lz+2T 1.90
3 3F ! 5.30
4 LSp4 2.70
5 StSq3 3.30
6 2A+3T+2T 9.57 x
7 3Lo< < 3.96 x
8 3S 4.62 x
9 CCoSp3p4 3.50
10 2A 3.63 x
11 FCCoSp3p4 3.50
基礎点 52.08 GOE 4.24 TES合計 56.32
PCS 53.03
TSS 109.35
ロシアのふたりは前半のジャンプは単独ひとつとコンビネーションひとつ、残りは後半に持ってきています。しかもタノジャンプ(片手を上げて跳ぶジャンプ)を頻発。高得点狙いのコテコテのプログラムです。これを滑りこなすんですから、すごいです。それにミスもレベルの取りこぼしもほとんどないですね。
樋口選手はGOEを一番もらっています。これはなかなかすごいことです。永井選手もSPの結果が示すように、クリーンに滑ればGOEが高くつく選手なので、是非ジャンプをミスなしで跳んで欲しいです。PCSの差は、ミスに起因するもののような気がしますね。
こうして見てみる限り、日本選手がミスをしないで滑れば、ロシア選手に負けないと思うのですが、いかがでしょう。そうなると見てみたくなるのが、ミスをしなかった場合の基礎点の比較ですね。見てみようかな。