フィギュアスケート国別対抗戦2021 日本は3位! 女子フリーの感想

始まったと思ったら、すぐに終わってしまった国別対抗戦でした。

ロシアが圧倒的に強かったです。驚きませんね・・・

日本とアメリカは最後まで拮抗していましたが、アメリカが2位、日本が3位となりました。

選手のみなさん、コーチのみなさん、関係者のみなさん、来てくれてありがとう!開催してくれてありがとう!

この時期、しかも大阪での観客を入れての開催、本当に良かったのかいまだに疑問なのですが、とにかく選手のみんながすごく喜んでいたのが印象的でした。

とにかくあと2週間、関係者も観客もそれぞれ地元に帰って健康でありますよう祈っています。

今更ですが、女子フリーの感想です。

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世界フィギュアスケート国別対抗戦2021 ロシア1位/アメリカ2位/日本3位

ISU World Team Trophy 2021

やはりほとんど世界選手権の結果からの予想とは、そう大きくずれない結果となりました。

ロシアの総合的な強さは圧倒的です。

アメリカの明るい頑張り!

日本はペアのりくりゅうの活躍が光りました。

世界フィギュアスケート国別対抗戦2021 女子フリーを見て

順位 名前 総合点 TES PCS
1 Anna SHCHERBAKOVA RUS 160.58 86.26 74.32
2 Kaori SAKAMOTO JPN 150.29 77.17 73.12
3 Elizaveta TUKTAMYSHEVA RUS 146.23 76.87 69.36
4 Bradie TENNELL USA 133.19 64.47 68.72
5 Rika KIHIRA JPN 132.39 63.55 69.84
6 Karen CHEN USA 127.24 60.32 67.92
7 Lara Naki GUTMANN ITA 119.14 58.70 61.44
8 Alison SCHUMACHER CAN 111.98 53.10 58.88
9 Ginevra Lavinia NEGRELLO ITA 110.65 51.37 59.28
10 Gabrielle DALEMAN CAN 107.30 47.66 60.64
11 Maia MAZZARA FRA 100.11 47.19 53.92
12 Lea SERNA FRA 97.630 44.03 53.60

私的にこの大会の女子フリーの収穫は、イタリアのララ-ナキ・グトゥマン選手でした。

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若干ミスはあったものの、シュッと上がる軸の細いジャンプも気持ち良いし、演技にもメリハリがあってステキ。世界選手権での印象がないと思ったらフリーに進めなかったのですね。欧州選手権も開催されなかったので、ノーマークでした。まだ18歳だし、これからに期待したいと思います。

さてさて1位になったのは、もちろん(と言って良いですよね)シェルバコワ選手です。最初の4Fこそ乱れましたが、それ以降の完成度の高さ!加点のつく最後の3つのジャンプが、3Lz+3Lo、3F+1Eu+3S、3Lzというおそろしさ。余程自信がないとできない構成です。あっぱれです。

2位は坂本花織選手でした。いや~、キレキレで気持ちの良い演技でした。何でも本能で滑ったそうで・・・ジャッジ斬りはジャッジが慣れてしまったみたいで、仰け反ってくれなくて残念でした(笑。ここまで来たら、やはり3Aか4回転が欲しくなりますね。シェルバコワ選手と比べると基礎点で10点くらいの差があるので、これを縮めて行かないと・・・大変だけれど、頑張ってほしいです。

3位はトクタミシェワ選手。妖艶だけれど以前のようなコテコテではなくて、大人の女性の滑り。あの不安定さはどこへ?というくらい安定している最近のリーザ。今回の演技は滑る喜びがこちらに伝わってきました。

4位のテネル選手はSPを見て心配していましたが、とても良かったです。いくつか回転不足を取られてしまいましたが、テネルさんの世界が氷の上に広がりました。

紀平選手は、見ていて痛々しい感じがしました。あれがもう精いっぱいだったのだろうと思います。というか歩くのも痛いって、そんな状態であんなことができるものなんですか、びっくりです。ゆっくり休んで治して、元気に戻って来てくださいね。

カレン・チェン選手も、こちらを引き込む力がすごいです。回転不足がいくつかありますが、ステキな演技でした。

デールマン選手はまだ回復途中なのかな。でも今回は久しぶりに大きな大会で滑れて嬉しそうでした。またステキな背中で力強い演技を見せて欲しいです。

みんな元気で、来季もまたステキな演技を見せてくださいね~!

ISU RESULT

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