フィギュアスケート ロシア選手権2018と国際大会派遣選手

全日本選手権とロシア選手権がかぶってしまって、フィギュアスケートファンにとっては過酷な週末でした。

ロシア女子は波乱が予想されたけれど、男子もこうなるとは・・・!

欧州選手権2019への派遣選手選考は、揉めたかもしれませんね。

まずは欧州選手権の代表選手を決めて、その結果で世界選手権の代表選手を決めるのは毎年のことですが、たいていは欧州選手権の代表選手がそのまま世界選手権に行くことが多いと思います。

ただ今季に関しては、もしかして・・・という気がしないでもありません。

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*男女シングルだけ書いてます。すみません。。。

ロシア選手権2018の結果と国際大会派遣選手 女子

順位 名前 所属 総合点 SP順位 SP得点 FS順位 FS得点
1 Anna SHCHERBAKOVA MOS 229.78 5 74.09 1 155.69
2 Alexandra TRUSOVA MOS 229.71 2 75.03 2 154.75
3 Alena KOSTORNAIA MOS 226.54 3 74.40 3 152.14
4 Stanislava KONSTANTINOVA SPB 212.92 4 74.40 5 138.52
5 Alina ZAGITOVA MOS 212.03 1 80.62 12 131.41
6 Sofia SAMODUROVA SPB 209.77 6 71.82 6 137.95
7 Evgenia MEDVEDEVA MOS 205.90 14 62.24 4 143.66
8 Anna TARUSINA MOS 205.16 9 70.01 7 135.15
9 Anastasiia GUBANOVA MOS 203.76 8 70.54 11 133.22
10 Anastasiia GULIAKOVA SPB 202.63 10 68.99 10 133.64
11 Viktoria VASILIEVA MOS 199.55 13 65.59 9 133.96
12 Alena LEONOVA SPB 199.52 7 70.79 13 128.73
13 Anastasia TARAKANOVA MOS 193.44 17 59.17 8 134.27
14 Polina TSURSKAYA MOS 185.32 11 66.35 15 118.97
15 Maria TALALAIKINA SPB 181.62 16 60.35 14 121.27
16 Maria SOTSKOVA MOS 179.90 12 65.73 16 114.17
17 Elizaveta NUGUMANOVA SPB 172.23 15 60.63 18 111.60
18 Daria PANENKOVA MOS 167.78 18 53.63 17 114.15

女子の場合、ジュニア勢が活躍することは目に見えていましたが、それにしてもザギトワ選手とメドヴェデワ選手の不調は想像以上だったみたいで・・・

まあ、不調というか、プレッシャーというか・・・若い子たちにはないプレッシャーが、襲いかかっている感じがします。

ザギトワ選手は、すごくラッキーな年に五輪を迎えたな、というのが本音です。一年早くても遅くても、金メダルは難しかった。五輪ってそういうものですけれどね。

表彰台に上がった3人は、言うまでもなくジュニアです。

1位にはシェルバコワ選手、4回転ルッツを跳んでほぼノーミス。いやはや。。。4LZだけで(ものすごいGOEをもらっているので)15.94!

2位になったトゥルソワ選手。こちらが優勝するのではないかと思っていましたが、フリーで4Lzを成功したものの、4Tに失敗(って、男子の記事を書いている気分になってきた・・・)。

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3位にはコスタルナヤ選手、総合的に優れた選手です。3Aも4回転もないけれど、美しい演技をしますよね。

シェルバコワ選手とトゥルソワ選手は、これからの体型変化の後にも4回転が跳べるかな、というのが気になるところです。

コスタルナヤ選手は大技はないけれど、スケーティングの美しさ、スピンやステップなどの質も良く、すでに大人っぽい雰囲気で、体型変化などの影響も少ないかもしれないですね。

SPで1位だったザギトワ選手はフリーで大きく崩れて12位に、総合で5位・・・

メドヴェデワ選手は逆にSPで14位でしたが、フリーで巻き返して4位になって総合で7位に。

欧州選手権には、3位までの選手は年齢的に出られないので、4位から6位までの3人(コンスタンティノワ選手、ザギトワ選手、サモデュロワ選手)が派遣されます。

肺炎でロシア選手権に出場できなかったトゥクタミシェワ選手がもしかして、と思ったのですが補欠です。メドヴェデワ選手も補欠になりました。

この3人は欧州選手権で順位的には上に行くと思いますが、演技内容があまり良くなかった場合には、世界選手権には補欠のふたりが出場するという可能性もあると思います。プレッシャーだなあ。

冬季ユニバーシアードには、トゥクタミシェワ選手とコンスタンティノワ選手が出場します。

ロシア選手権2018の結果と国際大会派遣選手 男子

順位 名前 所属 総合点 SP順位 SP得点 FS順位 FS得点
1 Maxim KOVTUN MOS 281.59 1 95.14 1 186.45
2 Mikhail KOLYADA SPB 268.40 2 94.70 3 173.70
3 Alexander SAMARIN MOS 265.49 4 83.24 2 182.25
4 Andrei LAZUKIN S/S 237.66 5 81.43 6 156.23
5 Dmitri ALIEV S/K 235.48 8 71.74 4 163.74
6 Konstantin MILIUKOV MOR 231.68 3 90.05 9 141.63
7 Alexander PETROV SPB 219.94 13 61.64 5 158.30
8 Egor MURASHOV MOS 216.99 10 66.28 7 150.71
9 Artur DMITRIEV MOS 215.81 6 79.75 10 136.06
10 Anton SHULEPOV SPB 206.96 7 77.07 12 129.89
11 Vladimir SAMOILOV MOS 205.90 15 60.30 8 145.60
12 Roman SAVOSIN MOS 199.90 9 70.71 13 129.19
13 Vladislav KATICHEV RMO 195.54 11 63.17 11 132.37
14 Artem KOVALEV MOS 187.26 14 61.57 15 125.69
15 Artem LEZHEEV S/K 185.44 12 62.57 16 122.87
16 Artem ZOTOV MOS 176.72 16 47.80 14 128.92

波乱は女子だけではありませんでした。

コフトゥン選手の優勝を誰が想像していたでしょうか?(私はしていませんでした)。しかもSPとフリー両方1位の完全優勝です。フリーでは4T+2T、4Sを決め、2本目の4Tこそ転倒しましたが、3Aも2本入れる攻めの演技。ここ最近のコフトゥン選手からは考えられない(ごめん)ミスの少ない演技でした。おめでとう~!(その衣装は重くないのか?余計なお世話・・・)

2位になったのはコリャダ選手。まだ調子はちゃんとは戻っていない感じですが、渾身の演技。フリーは3位でしたが、総合で2位になりました。

3位になったのはサマリン選手。フリーでは180点を越えて2位だったのですが。

ヴォロノフ選手がケガでロシア選手権を欠場というのが、とても残念。

欧州選手権は表彰台の3人が選ばれました。補欠に、ラズキン選手、アリエフ選手、ヴォロノフ選手。

ロシア男子は安定しないことが多いので、欧州選手権の結果次第では補欠の3人の誰かが世界選手権に行くことも考えられますね。

冬季ユニバーシアードは、コフトゥン選手、ラズキン選手、サマリン選手が出場します。

日本も大変だけど、ロシアも大変だ~!!!つくづく・・・

Rostelecom Russian Nationals 2019 results

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