GPS NHK杯2018 男子SP 宇野昌磨1位!山本草太 復活の6位!

男子はミスがない演技というのは珍しいくらいだけれど(ジャンプの難しさによるものですね)、それにしてもミス続出の男子SPでした。

そんな中で、ほぼパーフェクトで輝いていたのは31歳のヴォロノフ選手でした。すばらしい~!

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グランプリ4戦目NHK杯2018 男子SP 2位はヴォロノフ 3位はアリエフ!

順位 名前 SP得点 技術点 演技構成点
1 Shoma UNO  JPN 92.49 48.91 44.58
2 Sergei VORONOV  RUS 91.37 50.10 41.27
3 Dmitri ALIEV  RUS 81.16 41.67 40.49
4 Matteo RIZZO  ITA 77.00 38.79 38.21
5 Vincent ZHOU  USA 75.90 37.94 37.96
6 Sota YAMAMOTO  JPN 74.98 38.58 36.40
7 Deniss VASILJEVS  LAT 72.39 31.68 40.71
8 Alexander JOHNSON  USA 72.03 36.18 35.85
9 Yaroslav PANIOT  UKR 68.59 34.16 34.43
10 Hiroaki SATO  JPN 67.38 34.31 34.07
11 June Hyoung LEE  KOR 66.16 33.69 34.47
12 Kevin REYNOLDS  CAN 61.14 25.49 35.65

1位になったのは、宇野昌磨選手です。4Tで転倒してしまい、コンビネーションにできず。それでもSP1位です。

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冒頭のジャンプ4Fについて、加点がたくさん付いているのを疑問視する声も上がっていますね。

この辺については、私は素人で良くわからないんですよね。それは回転不足についても同じで、どの時点を「踏切り」とするかというようなことは、素人目には見分けられないことも多いです。

なので今回の4Fについても、専門家が見るとこうなるんだな、と思うしかないのですが。。。

ただ2位になったヴォロノフ選手の演技があまりに素晴らしかったので(ノーミスだったのはヴォロノフ選手だけ)、これで転倒ありコンボなしの宇野選手に勝てないのか・・・と思ってしまいました。

宇野選手の4Fをどう見るかはさておいて、プロトコルでエレメンツをひとつずつを見てみると、宇野選手の点数の高さはやっぱり納得かなと。コンボなしでも、基礎点は宇野選手の方が高いし。

宇野選手はスピン2つとステップがレベル4、ヴォロノフ選手はレベル4がスピン2つだけ。宇野選手はPCSも高いですしね。

いずれにしても、宇野選手とヴォロノフ選手の差は約1点です。フリー次第ですが、フリーも宇野選手の基礎点はすごく高いので、ミスがたくさん出ない限り宇野選手の優勝はほとんど確実だと思います。

そのフリーですが、ヴォロノフ選手のフリーはデニス・テンさんの最初で最後の振り付け作品ということで、前回は泣きそうになってみてしまいましたが、今回はヴォロノフ選手のフリーとして楽しみたいと思っています。もちろんデニス・テンさんを忘れようというのではなく、いつまでも特別な目で見るのは作品にもヴォロノフ選手にも失礼かなという気がしています。

ヴォロノフ選手も、使命だとかと考えずに、自分の今季のフリープログラムとして、楽しんで滑ってほしいです。

アリエフ選手は3Aで転倒してしまいましたが、端正な王子風SPです。雰囲気があって素敵。ミスが少なくなって行けば、ロシア男子をリードして行く選手になるかもしれません。この大会で表彰台に載ればファイナルの可能性が出てくるので、フリーも頑張ってほしいです。

ヴィンセント・ジョウ選手は、回転不足をふたつも取られてしまって、技術点がみるみる下がって行くという結果に。なかなかトップに行く道は厳しいです。

山本草太選手、すごく素敵でした。滑り出しから流れる美しい世界に引き込まれました。美しい身体の動き、腕のライン、優雅な動き。ああ、ここまで戻ってきた・・・そして3Aの成功!NHK杯で、3Aを降りた!

スピンも美しく、すべてレベル4を取れています。あ~、やっぱり山本草太選手の滑りは良いな~。フリーは第2グループです。頑張ってほしいです。

デニス・ヴァシリエフス選手は、ビックリ衣装。光沢のある黄色いパンツは、なかなかインパクトがありますね。男子は黒っぽい衣装が多いので、カラフルなのはとても良いと思います。でもどうせなら、ブレザーも明るい色にするとか、どうでしょう。

ちょっと点数が伸びませんでした。3Aで回転不足、3Lzが乱れて回転不足の上コンビネーションにできず。でもPCSが高いです。さすがにランビエール先生の一番弟子ですね。とても魅力的な滑り。大きな舞台に慣れてきた感じがします。滑る度にファンが増殖(特に日本で)。

佐藤洸彬選手は、ジャンプのミスが惜しかったです。4Tも3Aも、高さも幅もある豪快なジャンプだったのですが、ちょっと軸が曲がってしまったのかな。スピンは3つともレベル4。このSPは佐藤選手にぴったりの、とてもすてきなプログラム。全日本で完璧なのが見てみたいです。

ケヴィン・レイノルズ選手は、4Tを跳び損ねて3Tになってしまい、コンビネーションのふたつ目に3Tを跳んでいたので、ノーカウントになってしまって、結果技術点がすごく低くなってしまいました。大好きな日本での試合、フリーは頑張って!

GPJPN2018 NHK Trophy results

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