フィギュアスケート全日本選手権2020 紀平梨花が完全優勝!

2020年の全日本選手権、女子、優勝が紀平梨花選手なのは、予想通りということになるかなと思います。

3A安定ジャンパーであることに加え、今回は4Sも完璧に決めて見せました。

それにしても日本女子の層の厚さよ!

スポンサーリンク

全日本選手権2020女子 優勝紀平梨花、2位坂本花織、3位宮原知子

全日本選手権2020女子 結果

女子総合結果

順位 名前 所属 SP順位 FS順位 総合得点
1 紀平 梨花   トヨタ自動車 1 1 234.24
2 坂本 花織   シスメックス 2 2 222.17
3 宮原 知子   関西大学・木下グループ 6 3 209.75
4 松生 理乃   中京大中京高校 7 4 204.74
5 三原 舞依   シスメックス 3 7 203.65
6 河辺 愛菜   木下アカデミー 8 5 201.58
7 樋口 新葉   明治大学/ノエビア 13 8 195.04
8 横井 ゆは菜   中京大学 16 6 194.22
9 白岩 優奈   関西大学 10 9 190.39
10 新田谷  凜   中京大学 5 11 189.48
11 川畑 和愛   早稲田大学 9 12 186.18
12 住吉 りをん   駒場学園高校 11 10 186.08
13 山下 真瑚   中京大中京高校 4 13 185.56
14 鈴木 なつ   Mエイトクラブ 15 14 170.13
15 吉岡 詩果   植草学園大学附属高校 12 15 168.82
16 吉田 陽菜   木下アカデミー 19 17 163.78
17 竹野 比奈   福岡大学 20 16 163.06
18 本郷 理華   中京大学 17 19 160.85
19 青木 祐奈   日本大学 14 21 158.24
20 千葉 百音   仙台FSC 24 18 158.22
21 松原  星   明治大学 21 20 155.46
22 廣谷 帆香   岩手大学 22 22 149.58
23 浦松 千聖   中京大中京高校 23 23 148.36
24 永井 優香   早稲田大学 18 24 146.94

女子フリー結果

スポンサーリンク
順位 名前 所属 FS総合 技術点 演技構成点
1 紀平 梨花   トヨタ自動車 154.90 82.28 72.62
2 坂本 花織   シスメックス 150.31 76.08 74.23
3 宮原 知子   関西大学・木下グループ 143.27 70.83 73.44
4 松生 理乃   中京大中京高校 139.17 73.46 65.71
5 河辺 愛菜   木下アカデミー 136.88 73.29 64.59
6 横井 ゆは菜   中京大学 134.39 73.21 61.18
7 三原 舞依   シスメックス 134.10 70.05 64.05
8 樋口 新葉   明治大学/ノエビア 133.51 68.43 65.08
9 白岩 優奈   関西大学 126.43 64.89 62.54
10 住吉 りをん   駒場学園高校 123.46 65.82 58.64
11 新田谷  凜   中京大学 122.32 61.65 61.67
12 川畑 和愛   早稲田大学 121.62 60.07 61.55
13 山下 真瑚   中京大中京高校 118.28 56.95 63.33
14 鈴木 なつ   Mエイトクラブ 110.20 57.52 52.68
15 吉岡 詩果   植草学園大学附属高校 106.82 55.64 53.18
16 竹野 比奈   福岡大学 106.02 53.44 52.58
17 吉田 陽菜   木下アカデミー 104.99 54.37 50.62
18 千葉 百音   仙台FSC 103.77 53.79 50.98
19 本郷 理華   中京大学 101.80 48.23 54.57
20 松原  星   明治大学 99.21 54.36 46.85
21 青木 祐奈   日本大学 98.27 44.76 54.51
22 廣谷 帆香   岩手大学 94.31 51.78 43.53
23 浦松 千聖   中京大中京高校 93.31 44.22 49.09
24 永井 優香   早稲田大学 87.95 37.13 50.82

全日本選手権2020女子 感想

優勝した紀平梨花選手は、高難度のジャンプを跳ぶ(4回転サルコーと3回転半アクセル)だけでなく、スケーティングにも磨きがかかってきたみたいですね。ランビエール先生のところが合っているのかな。

いやはや、すごいとしか言いようがない。やっていることがすごいのに、それを感じさせない優雅さもある。

演技途中でミスをカバーする構成変更などを考える冷静さと賢さも兼ねそなえているって、隙がないってことですね。

演技とは関係ないですが(もしかすると間接的に関係あるかも)、インタビューなどでも飾らなくて自然体で感じが良く、好感度も高いのでは。

2位になった坂本花織選手も素晴らしかったです。疾走!気持ち良い~!

ものすごいスピード!豪快なジャンプ!

そして足上げジャッジ斬り!(ジャッジが仰け反って避けてる。これ絶対楽しんでやってる!)

GOEでは坂本選手の方が紀平選手より点数を稼げているのですが、基礎点が8点近く低いんですね。スピン、ステップ全部レベルを取っていても・・・

もうこれはエレメンツの難易度を上げるしかないわけなのだけれど、ここまで来るとやっぱり3Aとか4回転になってしまう。この差をPCSでカバーするのは、ちょっと難しそう(PCSは坂本選手が少し高い)。

3位に宮原知子選手が入りました。転倒が惜しかったけれど、そんなことを忘れさせる素晴らしい演技でした。

とにかくどこを切りとっても絵になる美しさ!

ジャンプに目が行きがちなフィギュアスケートですが、それだけではないと証明してくれるステキな選手です。

紀平選手と宮原選手は、もしかして今季初戦?それでこの完成度?すごいです。

4位に成長目覚ましい松生理乃選手、ショート7位からフリー4位で総合4位に。

こういう勢いのある時に、あまり試合がないのは気の毒だな。

ほぼノーミス、最後のジャンプが3S+3T+2Tだもん、すごいわ。

5位に三原舞依選手。ショートが3位だったので表彰台を意識してたかもしれません。

3連続ジャンプのひとつめのルッツがダブルになってしまった以外は、ミスなしの素晴らしい演技でした。

ただちょっと淡泊だったかもしれないなあ。体調のせいでパワーが足りないのかなとも思うのですが、最後までほぼパーフェクトに滑るというとてつもないことをやっているわけで。

天使、いえ今季は森の妖精さんね、がんばれ!

6位になった河辺愛菜選手も、若手の成長株、勢いがあります。

果敢に3Aに挑戦、失敗してしまいましたが、その後ノーミスで滑り切りました。

スピードもあって動きも大きく、とても良かったです。

7位に樋口新葉選手、昨日のショート13位からフリー8位に挽回して、総合7位です。

それにしても様子がおかしい。スピンステップは全部レベルが取れているので、ジャンプだけの問題なのかな。

全体的に元気がない感じ、楽しく滑れていない感じがしました。心配。

8位に横井ゆは菜選手。ショート16位から挽回して、フリーは6位。

フリーは横井選手らしい、元気いっぱいなほぼノーミス演技でした。

9位は白岩優奈選手。おとなっぽくなって、優雅な動きも洗練されてきた感じ。

新田谷凜選手は最終Gでの滑走でしたが、順位を10位に落としてしまいました。このところ安定していたのに、ちょっとミスが多くて残念でした。衣装がすごくきれいで似合ってました。

11位に川畑和愛選手、ちょっとミスもあって残念でしたが、柔らかいステキな演技でした。選曲/編曲が、う~ん・・・もっと川畑選手に合うのがあると思うのだけど。

12位になった住吉りをん選手、すこしミスはありましたが、スケーティングが伸びて好印象でした。

13位の山下真瑚選手。ショートのようにうまく行ったわけではないけれど、一番苦しい時期は脱出した感じですね、良かった。

永井優香選手は最後の全日本で、ちょっと残念な演技になってしまったかな。でも本当に長い間私たちを楽しませてくれて、ありがとう!これからの人生に幸あれ!

スポンサーリンク