平昌五輪2018 フィギュアスケート ペア サフチェンコ/マッソー組金メダル!

いや~、もうすごい試合でした。息を詰めて見ていました。

正直、SPでトップと約5点の差を付けられてしまったサフチェンコ/マッソー組が優勝するのは、ちょっと難しいかと思っていました。せめて表彰台、と思って見ていました。すみません、彼らの実力を信じていなかったってことですね。。。完璧な演技で優勝!すご~い!おめでとう!

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平昌五輪 フィギュアスケート ペア 銀スイ/ハン組、銅ドゥハメル/ラドフォード組!

総合順位

順位 名前 総合点 SP順位 FS順位
1 SAVCHENKO Aljona / MASSOT Bruno GER 235.90 4 1
2 SUI Wenjing / HAN Cong CHN 235.47 1 3
3 DUHAMEL Meagan / RADFORD Eric CAN 230.15 3 2
4 TARASOVA Evgenia / MOROZOV Vladimir OAR 224.93 2 4
5 JAMES Vanessa / CIPRES Morgan FRA 218.53 6 5
6 MARCHEI Valentina / HOTAREK Ondrej ITA 216.59 7 6
7 ZABIIAKO Natalia / ENBERT Alexander OAR 212.88 8 7
8 YU Xiaoyu / ZHANG Hao CHN 204.10 5 11
9 SEGUIN Julianne / BILODEAU Charlie CAN 204.02 12 8
10 DELLA MONICA N / GUARISE M ITA 202.74 9 10
11 MOORE-TOWERS K / MARINARO M CAN 198.11 13 9
12 ASTAKHOVA Kristina / ROGONOV Alexei OAR 194.45 10 13
13 RYOM Tae Ok / KIM Ju Sik PRK 193.63 11 12
14 DUSKOVA Anna / BIDAR Martin CZE 186.33 15 14
15 SCIMECA KNIERIM A / KNIERIM C USA 185.82 14 15
16 HOCKE Annika / BLOMMAERT Ruben GER 171.98 16 16
PENG Cheng / JIN Yang CHN FNR 17
ALEXANDROVSKAYA E / WINDSOR H AUS FNR 18
CONNERS Paige / KRASNOPOLSKI Evgeni ISR FNR 19
ZIEGLER Miriam / KIEFER Severin AUT FNR 20
SUZAKI Miu / KIHARA Ryuichi JPN FNR 21

ペアフリー結果

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名前 FS得点 技術点 演技構成点
1 SAVCHENKO Aljona / MASSOT Bruno GER 159.31 82.07 77.24
2 DUHAMEL Meagan / RADFORD Eric CAN 153.33 79.86 73.47
3 SUI Wenjing / HAN Cong CHN 153.08 76.29 76.79
4 TARASOVA Evgenia / MOROZOV Vladimir OAR 143.25 70.08 74.17
5 JAMES Vanessa / CIPRES Morgan FRA 143.19 71.59 71.60
6 MARCHEI Valentina / HOTAREK Ondrej ITA 142.09 73.94 68.15
7 ZABIIAKO Natalia / ENBERT Alexander OAR 138.53 70.36 68.17
8 SEGUIN Julianne / BILODEAU Charlie CAN 136.50 71.28 65.22
9 MOORE-TOWERS K / MARINARO M CAN 132.43 70.42 62.01
10 DELLA MONICA N / GUARISE M ITA 128.74 64.60 65.14
11 YU Xiaoyu / ZHANG Hao CHN 128.52 62.98 67.54
12 RYOM Tae Ok / KIM Ju Sik PRK 124.23 63.65 60.58
13 ASTAKHOVA Kristina / ROGONOV Alexei OAR 123.93 62.17 63.76
14 DUSKOVA Anna / BIDAR Martin CZE 123.08 64.34 58.74
15 SCIMECA KNIERIM A / KNIERIM C USA 120.27 60.57 60.70
16 HOCKE Annika / BLOMMAERT Ruben GER 108.94 53.79 55.15

やはりオリンピックの魔物っているのかも・・・とちょっと思った試合でした。プレッシャーのかかる中、みんな強いなあと感心しましたが、それでもSPと比べるとちょこちょこミスが見られる試合となりました。

そんな中、完璧に滑ったのが優勝したサフチェンコ/マッソー組。最終グループの1番滑走でした。何しろSPでのミスで出遅れ、4位発進。金メダルを狙うサフチェンコ選手にとってはもちろんですが、一番重圧を感じていたのはマッソー選手でしょう。サフチェンコ選手は五輪5度目ですが、マッソー選手は初めてでいきなり金メダルの重圧です。もちろんサフチェンコ選手と組むと決めた時に、この重圧はある程度は覚悟していたと思いますが。プレッシャーがどれだけ重かったかは、演技を終えた時と金メダルが決まった時の涙を見ればわかりますね。サフチェンコ選手のために狙うのは金メダルだけ、3つ目の銅メダルをあげるわけにはいかない、という重圧に勝ったマッソー選手に拍手を送りたいです。

そしてもちろん、フリーの演技は素晴らしかったです!結局3Aスローなどのリスクの高いエレメンツは入れず確実に、プレッシャーなどは感じさせない美しいパーフェクトな演技を見せてくれました。フリー歴代最高得点!それにしてもツイストの高さよ!

ミラノの世界選手権には出場するようです。その後のことはまだ決まっていないようで、サフチェンコ選手はあと2年くらいは続けたいみたいですね。このふたりでの活躍はまだ始まったばかりという感じなので、続けてくれると嬉しいです。

最終グループ2番滑走はドゥハメル/ラドフォード組、カナダのベテランです。2~3年前にピークが来てしまって、このところ少し苦しい試合が続いていました。このオリンピックではメダルが取れるかどうか?というところでしたが、団体戦でカナダは金メダルを獲得。でも個人戦はまたちょっと違うんでしょうね。フリーで4Sスローを決めて、2位!銅メダルを獲得しました。おめでとう!滑っている時の幸せそうな笑顔が印象的でした。最終順位が決まった時のドゥハメル選手のあたたかい対応が、いろいろなところで取り上げられています。号泣するサフチェンコ選手と包み込むような笑顔のドゥハメル選手の抱擁の様子は、とても心温まるものでした。

3番滑走は、中国のスイ/ハン組。気合の入った顔つきで演技は始まりました。4回転ツイストは成功、でも動きがちょっと硬いかなと思っていたら、ソロジャンプで痛恨のミス。これが勝敗を決めた形になりました。後半に入ってどんどん動きが良くなって行きましたが、フリーは3位。ほんのちょっとの差で銀メダル。まだ若いふたりなので、これからもチャンスはある。っていうか、スイ選手が早速、次回北京五輪で金メダルを取る、と言っています。これからもしばらく私たちを楽しませてくれそうです。ケガにだけは気を付けて!

4番滑走は、タラソワ/モロゾフ組。スピードもあって最初の4回転ツイストも決めて、良い感じだと思ったのですが。。。やっぱり緊張なんでしょうか。ソロジャンプが2回転になって、スローでお手つき。それでもスピードは落ちず、後半はミスもなく滑り切ったのはさすが。でもメダルを逃してしまいました。個人的には、このペアのスローが大好きです。うつくし~。今回のフリーはやっぱり五輪で見るには印象が薄いなあ。。。ミツバチ衣装もイマイチ。次回の五輪では、もうちょっと良いプログラムがもらえると良いですね。

今回の五輪で印象に残ったペアは、マルケイ/ホタレック組です。このところ急成長した感じがします。2014年に突然ペアに転向してびっくりさせたマルケイ選手、すっかりペア選手として馴染んできましたが、明るいコミカルな演技はペアでも健在。これからも楽しみです。

Olympic Winter Games Figure skating results

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