グランプリシリーズ3戦目、フランス大会。フランス大会には何度も行ったことがあるけれど、最近はパリ開催でないこともあってご無沙汰してます。今回もネット観戦。
この会場の氷はちょっと滑りにくいのか、後半疲れてしまう選手が多かったように思います。
2023GPS第3戦フランス大会 女子
GPSフランス大会 住吉りをん銅メダル！
| 順位 | 名前 | 国 | 総合点 | SP順位 | FS順位 |
| 1 | Isabeau LEVITO | USA | 203.22 | 1 | 3 |
| 2 | Nina PINZARRONE | BEL | 198.8 | 4 | 2 |
| 3 | Rion SUMIYOSHI | JPN | 197.76 | 5 | 1 |
| 4 | Haein LEE | KOR | 190.96 | 3 | 5 |
| 5 | Wakaba HIGUCHI | JPN | 190.02 | 6 | 4 |
| 6 | Anastasiia GUBANOVA | GEO | 187.66 | 2 | 7 |
| 7 | Lea SERNA | FRA | 180.77 | 8 | 6 |
| 8 | Lorine SCHILD | FRA | 179.11 | 7 | 8 |
| 9 | Mone CHIBA | JPN | 164.76 | 9 | 10 |
| 10 | Kimmy REPOND | SUI | 164.63 | 10 | 9 |
| 11 | Maia MAZZARA | FRA | 137.44 | 11 | 11 |
| 12 | Janna JYRKINEN | FIN | 125.92 | 12 | 12 |
レヴィト選手が逃げ切り優勝。もしかすると体型の変化が影響しているのか、少しバランスが崩れてしまった感じがします。ジャンプもかなり力が入っていて、ちょっと無理してるかなという感じ。特にFS最後のスピンは崩れてしまいノーカウントになってしまいました。難しい時期なのだとしたら、うまく乗り越えられると良いのですが。
2位になんとベルギーのニナ・ピンツァロン選手が入りました。やっぱり強い選手が出た国は続いてくるなあ。
住吉りをん選手がFSで４Tを成功させて銅メダルです！おめでとう！もしかして4Tって、エテリ門下生以外でISUの試合で成功させたのは初めてかも。FSは1位という凄さ。やっぱり大技は強いけれど、3連続ジャンプのサルコーが2回転になってしまった以外はほぼ完璧という素晴らしさでした。
樋口新葉選手は、少しミスが出てしまったとはいえ復活戦としては良かったんじゃないかと思います。ジャンプには安定感があってさすがでした。熱い声援が飛んでいましたね。
SPで2位だったグバノワ選手でしたが、どうしちゃったんだろう。すごく悪い演技でもなかったのだけれど。
千葉百音選手はミスが続いてしまい（ジャンプが回りきらないことが多かった）、ちょっと残念な試合となりました。でもやっぱり良いんだなあ、百音ちゃんの滑り。これからも応援しています！
2023GGPS第3戦フランス大会 男子
GPSフランス大会 アダム優勝！
| 順位 | 名前 | 国 | 総合点 | SP順位 | FS順位 |
| 1 | Adam SIAO HIM FA | FRA | 306.78 | 2 | 1 |
| 2 | Ilia MALININ | USA | 304.68 | 1 | 2 |
| 3 | Yuma KAGIYAMA | JPN | 273.14 | 3 | 4 |
| 4 | Lukas BRITSCHGI | SUI | 263.43 | 4 | 3 |
| 5 | Camden PULKINEN | USA | 230.84 | 6 | 7 |
| 6 | Luc ECONOMIDES | FRA | 230.74 | 9 | 5 |
| 7 | Stephen GOGOLEV | CAN | 228.74 | 5 | 10 |
| 8 | Boyang JIN | CHN | 226.79 | 7 | 8 |
| 9 | Landry le MAY | FRA | 219.04 | 11 | 6 |
| 10 | Koshiro SHIMADA | JPN | 217.18 | 8 | 11 |
| 11 | Nikolaj MEMOLA | ITA | 214.63 | 12 | 9 |
| 12 | Takeru Amine KATAISE | JPN | 212.75 | 10 | 12 |
優勝したのはアダム・シャオ・イム・ファ選手、おめでとう！素晴らしい演技でした。今年3月の世界選手権が不調だったので心配していましたが、復調してきました。っていうか、進化してますよね。すごいわ。ジャンプ（4回転3種類4回）もバリバリ加点もらっているし、スピン・ステップは全部レベル取れてます。
優勝は当然イリヤ・マリニン選手だと思っていました。本人も当然優勝できると思っていたのではないかと。SPは1位ながらもステップシークエンスで転倒。FSでも4Lz+1Eu+3S（すさまじいコンビネーションですが）で乱れたり、全体的にも雑な感じのする演技でした。スピン、ステップ全部レベル4なので、手を抜いたとかそういうことではないのだと思いますが。
鍵山優真選手は、さすがうまいと唸りました。こういう身体の動きって、もちろん練習や努力もあるけれど、やっぱり天性のものなのかなと思います。そして猫着氷。ステップシークエンスが素晴らしかったけれど、これは新コーチのカロリーナにみっちり仕込まれたのではないかと思いました。3Aが1Aになってしまった以外はとても良かったです。これから4回転も増やしていくのではないかと思いますが、どうか無理はしないでと願います。
ボーヤン・ジン選手、コーチがオーサー。あの気持ちの良い4Lzが戻ってくるにはまだ時間がかかりそうだけれど、スピン・ステップのレベルも全部取れているし、全体的に改善中なのかなと思います。
島田高志郎選手。う～ん、残念。やっぱり最初のジャンプが決まらないと調子に乗れないかも。なかなか安定しないねえ・・・長い手足をうまく使えるようになって、演技自体はすごく魅力的になっているのにな。
片伊勢 武アミン選手は、後半疲れが足に来てしまったみたいで残念でした。でも最後まで頑張ったし、なぜかアップの多いカメラで眼福でした。