フィギュアスケート全日本選手権2017 女子 宮原知子優勝!

すごかったです!もう、ほんと、涙なしには見られませんでした。

宮原知子選手がその強さを見せつけ、4連覇達成!どれだけの練習がこの偉業を支えているのだろうか。

それにしてもレベルの高い大会で、クラクラしました。

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フィギュアスケート全日本選手権2017 女子 坂本花織2位!

女子フリー

順位 名前 所属 FS得点 TES PCS 減点
1 宮原 知子 関西大学 147.16 72.75 74.41 0
2 紀平 梨花 関西大学KFSC 141.29 79.53 61.76 0
3 三原 舞依 シスメックス 140.40 73.90 66.50 0
4 坂本 花織 シスメックス 139.92 72.63 67.29 0
5 樋口 新葉 日本橋女学館 138.03 69.12 68.91 0
6 横井 ゆは菜 中京大中京高校 130.31 72.31 58.00 0
7 白岩 優奈 関西大学KFSC 128.36 67.01 62.35 1
8 本郷 理華 邦和スポーツランド 127.14 63.35 65.79 2
9 本田 真凜 関西大学中・高スケート部 126.72 63.13 63.59 0
10 山下 真瑚 グランプリ東海クラブ 125.54 67.47 58.07 0
11 松田 悠良 中京大学 118.21 62.15 56.06 0
12 岩元 こころ 関西大学KFSC 114.48 65.74 48.74 0
13 木原 万莉子 同志社大学 114.11 60.28 53.83 0
14 荒木 菜那 中京大中京高校 112.08 60.70 52.38 1
15 新田谷 凜 中京大学 111.22 57.27 53.95 0
16 竹野 比奈 福岡大学 110.33 58.92 51.41 0
17 竹内 すい 大同大大同SC 108.09 55.98 52.11 0
18 渡辺 倫果 青森山田中学校 106.45 58.89 47.56 0
19 川畑 和愛 N高東京 106.03 55.11 50.92 0
20 森下 実咲 アクアピアスケーティングC 105.82 53.88 51.94 0
21 磯邉 ひな乃 中京大学 105.82 58.33 48.49 1
22 加藤 利緒菜 中京大学 101.53 54.69 47.84 1
23 佐藤 伊吹 駒場学園高校 97.72 50.96 46.76 0
24 永井 優香 早稲田大学 97.01 45.98 51.03 0

優勝したのは、宮原知子選手。やっぱり別格だなと思いました。滑りの質、エレメンツの完成度、スピンのポジションやスピード、どれをとってもさすが。プログラムも、ひとつの物語としてとても素敵。最後は天国で幸せになる蝶々夫人。いつも感情を抑えている感じの宮原選手ですが、今日の滑っている時の表情も滑り終わった時の表情も、初めて見た気がします。濱田コーチの涙は、宮原選手の努力をずっと見てきたからでしょうね。

2位になった坂本花織選手は、フリーでは4位でした。SPで1位の上、最終滑走のプレッシャーの中でこの演技はすごいとしか言いようがありません。正直、SPが良かったゆえにフリーで失速と思っていました(ごめんなさい)。度胸があるんだなあ。本人は勝つ気満々で、点数は思っていたよりもかなり低かったようですね。このフリー、おもしろいのですが、坂本選手の元気や勢いを生かせてないのではないかなあ。

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3位はジュニアの全日本優勝者、紀平梨花選手でした。フリーでは2位。3A-3Tと単独3Aを、いとも簡単に跳んでしまいました(いえ簡単に見えるだけで、簡単じゃないんですけどね)。優勝しちゃうんじゃないかと思ってしまいました(ジュニアが優勝したら平昌選抜はどうなる、なんてことまで心配しました)。ジャンプはもちろん他のエレメンツも素晴らしく、これからが楽しみです。世界ジュニアに行くことは決まっているし、平昌には年齢制限で行けないので、一番気が楽だったのは紀平選手かも、と思います。

4位は樋口新葉選手でした。フリーは5位。台落ちするとは思っていませんでした。ちょっとケガをしていて痛みがあったということです。サルコウがダブルになった以外は、大きなミスはなかったのですが。

5位は三原舞依選手。フリーだけなら3位。う~、残念です。フリーはパーフェクトで、素晴らしかったです。つくづくSPは緊張していたんだな。もしかしてSPに挑戦的なプログラムを持ってきたのは戦略ミスかも。

SP3位だった本郷理華選手は、フリーは8位で総合6位。ミスはあったけれど、本郷選手らしいステキな演技でした。

本田真凜選手はフリー9位で総合7位。ステキな選手ですが、なんだろうなあ、足りないんですよね。今のプログラムを今のまま滑ったのでは、たぶん点数はあまり出ない。それはプログラムが悪いという意味ではなくて。才能も華もあるのに、すごくもったいないという気がしています。五輪は4年後にお預けですね。

白岩優奈選手のフリーは、ちょっと変わっていて独特で、大好きです。曲の調子が変わる度に変わる身体の使い方、表情がとてもすてき。コンビネーションの失敗が残念でした。これからに期待。

木原茉莉子選手は、今日もとっても素敵でした。衣装もお化粧も、もちろん演技も大人でさわやかなお色気がありました。まだ20歳なのに、こんなにステキな選手なのに、今季で終わりなんてもったいないです。

竹内すい選手は、フリーも素敵でした。なんと3Aに挑戦!びっくりです。回転が足りませんでしたが、ガッツがありますね。

この大会で面白いなと思ったのは、渡辺倫果選手です。ちょっと変わった雰囲気があって、ちょっと変わった振り付けで滑りますね。まだ中学生、これからどうなって行くのか楽しみです。

女子総合

順位 名前 所属 SP順位 FS順位 総合得点
1 宮原 知子 関西大学 2 1 220.39
2 坂本 花織 シスメックス 1 4 213.51
3 紀平 梨花 関西大学KFSC 5 2 208.03
4 樋口 新葉 日本橋女学館 4 5 206.96
5 三原 舞依 シスメックス 7 3 204.67
6 本郷 理華 邦和スポーツランド 3 8 197.62
7 本田 真凜 関西大学中・高スケート部 6 9 193.37
8 横井 ゆは菜 中京大中京高校 9 6 192.99
9 白岩 優奈 関西大学KFSC 8 7 191.69
10 山下 真瑚 グランプリ東海クラブ 15 10 183.34
11 松田 悠良 中京大学 17 11 174.12
12 新田谷  凜 中京大学 10 15 172.50
13 荒木 菜那 中京大中京高校 12 14 171.74
14 岩元 こころ 関西大学KFSC 16 12 170.64
15 木原 万莉子 同志社大学 18 13 169.61
16 竹野 比奈 福岡大学 14 16 169.55
17 竹内 すい 大同大大同SC 11 17 169.02
18 森下 実咲 アクアピアスケーティングC 13 20 165.25
19 渡辺 倫果 青森山田中学校 19 18 161.91
20 磯邉 ひな乃 中京大学 21 21 158.18
21 川畑 和愛 N高東京 22 19 158.16
22 永井 優香 早稲田大学 20 24 152.26
23 加藤 利緒菜 中京大学 24 22 151.06
24 佐藤 伊吹 駒場学園高校 23 23 148.56

フィギュアスケート全日本選手権2017 女子 代表争いの行方!

今日の結果で、平昌五輪には宮原知子選手が内定しました。おめでとうございます!

五輪への女子枠はふたつ。もうひとりは誰になるんでしょうか。有力候補だった樋口新葉選手が、まさかの台落ち。坂本花織選手が2位になりました。

ふたり目は「総合的に判断」ということなので、スケート連盟が何に重きを置くかということになるんでしょうか。上り調子で勢いのある坂本花織選手にするか、実績のある樋口新葉選手にするか。

世界選手権の枠もふたつですが、もしかするとこのふたりを五輪と世界選手権に振り分けるかもしれませんね。世界選手権は来年の枠がかかってくるので、五輪と同じくらい「勝てる選手」を派遣したいだろうなと思います。

それにしても枠が足りない!今更ですが。3枠というより、6枠位ほしいですね。まあロシアもそう思っていると思うけれど。

有力選手が多い女子は、五輪、世界選手権、四大陸選手権と、なるべくたくさんの選手にチャンスを与えて欲しいなと思います。

ジュニア世界選手権も混戦模様です。紀平梨花選手は決まりですが、あとふたつ枠があります。山下真瑚選手と荒木菜那選手が有力でしたが、この大会で横井ゆは菜選手が素晴らしい演技をして、フリーで6位、総合で8位、ジュニア勢では紀平選手に次いで2位になりました。

ステキな選手がたくさんいるのは素晴らしく嬉しいことだけれど、辛いこともあるなあ・・・

第86回全日本選手権大会結果サイト

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