フィギュアスケートグランプリシリーズ2017第4戦 NHK杯 女子とペア

女子は誰もの予想通りメドヴェデワ選手の優勝でしたが、珍しくジャンプミスがふたつ(転倒1度)ありました。

ペアも予想通りスイ/ハン組の優勝。こちらは安定のパーフェクト、っていうか、なんかすごかったです。

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フィギュアスケートグランプリシリーズ2017第4戦 NHK杯 女子 宮原5位

女子FS

順位 名前 FS得点 技術点 演技構成点
1 Evgenia MEDVEDEVA  RUS 144.40 70.60 74.80
2 Polina TSURSKAYA  RUS 140.15 74.38 65.77
3 Carolina KOSTNER  ITA 137.67 62.96 75.71
4 Mirai NAGASU  USA 129.29 66.20 63.09
5 Alena LEONOVA  RUS 127.34 65.22 62.12
6 Satoko MIYAHARA  JPN 126.75 58.23 68.52
7 Rika HONGO  JPN 122.00 58.55 64.45
8 Yuna SHIRAIWA  JPN 114.60 55.29 59.31
9 Alaine CHARTRAND  CAN 109.76 55.03 55.73
10 Mariah BELL  USA 108.79 52.84 57.95
11 Nicole RAJICOVA  SVK 106.42 51.27 55.15
12 Soyoun PARK  KOR 84.25 35.19 50.06

1位になったのは、ロシアのメドヴェデワ選手。不動の1位ですね。ただ今日は身体が少し重そうな感じで、前半のジャンプで2回もミスが出ました。珍しいです。転倒があっても144点を越える、すごいなあ。演技の後もいつもの笑顔はありませんでした。このプログラムはストーリー性があってメドヴェデワ選手の表現力を発揮することができるというのはわかるのですが、悲壮感が漂ってしまい、どうなんでしょうか。特に五輪イヤーだし。もう少し明るい方が印象が良いかも。黒の衣装も素敵なんですけれどね。

テーピングを心配する声がありますね。それで思い出すのは、2004年の世界選手権(古くてすみません)、荒川静香さんが優勝しましたが、満身創痍、テーピングでグルグルでしたっけ(遠い目・・・)。

2位はカロリーナ・コストナー選手でした。FSだけなら3位。ジャンプでミスが出てしまい、2Tを3回跳んでしまいましたが、それ以外は素晴らしかったです。流れる滑り、音楽との調和、うっとり・・・PCSでは1位です。

3位はロシアのツルスカヤ選手でした。今回の女子FSは珍しくミスの多い試合となりましたが、ノーミスでした。エレメンツもレベルが全部取れていて、これで高得点が出ないわけがない。逆にこれだけの演技をしても、ジャンプ2回ミスのメドヴェデワ選手を越すことはできないんだなあ。PCSが違い過ぎる。

4位に長洲未来選手が入りました。3Aは惜しくも回転不足を取られましたが、ほぼノーミスで滑り切りました。嬉しそう!もう少し高い点数を期待していたかもしれません。アメリカ女子は誰が五輪に行くのか、混沌としてますねえ(日本と同じだ)。

5位に宮原選手。SPもFSも6位でしたが、総合で5位です。ミスはありましたが、今はこれくらいで十分。何しろ11ヶ月も試合に出ていなかったのだもの。そしてステキなプログラムです。おとなしいけれど芯が通っている女性、という宮原選手にぴったりのテーマかな。衣装も素敵だけど、もう少し派手でも良いかも。

総合6位にロシアのレオノワ選手。すばらしいFS(5位)で、演技後ほとんど泣きそうでしたね。若い子がどんどん出てくるロシアで続けていくのは、本当に大変なことだと思います。

本郷理華選手は7位、SP4位から順位を落としてしまいました。ジャンプでミスがいくつか出てしまいましたが、全体として悪くなかったと思います。何と言っても演技から気迫が伝わって来ます。

白岩優奈選手は8位でした。ちょっと残念でしたね。ジャンプでミスが重なり、コンビネーションがふたつしか入れられませんでした。シニア1戦目、まだこれからです。

総合順位

順位 名前 SP順位 FS順位 総合点
1 Evgenia MEDVEDEVA  RUS 1 1 224.39
2 Carolina KOSTNER  ITA 2 3 212.24
3 Polina TSURSKAYA  RUS 3 2 210.19
4 Mirai NAGASU  USA 5 4 194.46
5 Satoko MIYAHARA  JPN 6 6 191.80
6 Alena LEONOVA  RUS 7 5 190.95
7 Rika HONGO  JPN 4 7 187.83
8 Yuna SHIRAIWA  JPN 8 8 171.94
9 Mariah BELL  USA 9 10 166.04
10 Nicole RAJICOVA  SVK 10 11 159.78
11 Alaine CHARTRAND  CAN 12 9 159.36
12 Soyoun PARK  KOR 11 12 135.79

フィギュアスケートグランプリシリーズ2017第4戦 NHK杯 ペア

ペアFS

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順位 名前 FS得点 技術点 演技構成点
1 Wenjing SUICong HAN  CHN 155.10 78.54 76.56
2 Ksenia STOLBOVAFedor KLIMOV  RUS 147.69 72.56 75.13
3 Kristina ASTAKHOVAAlexei ROGONOV  RUS 133.17 67.24 65.93
4 Julianne SEGUINCharlie BILODEAU  CAN 130.39 66.26 64.13
5 Alexa SCIMECA KNIERIMChris KNIERIM  USA 126.65 61.91 64.74
6 Miriam ZIEGLERSeverin KIEFER  AUT 108.52 53.54 56.98
7 Sumire SUTOFrancis BOUDREAU-AUDET  JPN 104.83 54.04 50.79
8 Miu SUZAKIRyuichi KIHARA  JPN 95.15 47.86 47.29

1位になったのは予想通り中国のスイ/ハン組。いやあ、すごい。大迫力です。ツイスト4回転、ジャンプは3T+2T+2Tと3S。すごい難しそうな複雑なリフト。ノーミス。

2位は予想通り、ロシアのストルボワ/クリモフ組でした。段々調子が上がってきているようでうれしいです。何てったって、かっこいいペアです。ジャンプの3T+3Tをミスってしまいましたが、あとは良かったです。ストルボワ選手が、宙に浮いてバックで足を動かすところ好きです。リフトも個性的でかっこいい!

須藤澄玲/フランシス・ブードロ―オデ組は7位でした。前回のFSよりもはるかに良かったです。点数は少し伸び悩んでしまいましたが、点数や順位よりどれだけできたかが重要ですよね。SPもですが、特にオデ選手が新しいポジションを試しているという感じがしています。3Sのスローがきれいでした!リフトもふたつとも良かったし、スピンもそろっていてきれいでした。

須崎美羽/木原龍一組は8位でしたが、良い経験になったと思います。とにかく今は場数を踏みましょう。須崎選手はまだ若いし経験も少ないので、ちょっと委縮しちゃっている感じがします。木原選手は頼もしくなって来ましたね。手首は大丈夫なのかな。


ペア総合

順位 名前 SP順位 FS順位 総合点
1 Wenjing SUICong HAN  CHN 1 1 234.53
2 Ksenia STOLBOVAFedor KLIMOV  RUS 2 2 222.74
3 Kristina ASTAKHOVAAlexei ROGONOV  RUS 3 3 203.64
4 Julianne SEGUINCharlie BILODEAU  CAN 5 4 194.37
5 Alexa SCIMECA KNIERIMChris KNIERIM  USA 4 5 192.51
6 Miriam ZIEGLERSeverin KIEFER  AUT 6 6 171.13
7 Sumire SUTOFrancis BOUDREAU-AUDET  JPN 7 7 156.52
8 Miu SUZAKIRyuichi KIHARA  JPN 8 8 139.98

ISU GP NHK Trophy 2017 results

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