四大陸選手権2017男子 Nチェン優勝、羽生結弦2位、宇野昌磨3位!

四大陸選手権2017の男子は、銀河のかなたの戦いになりました。すごすぎて、茫然・・・

羽生結弦選手はフリーは1位でしたが、SPの出遅れが響いて総合2位の銀メダル。宇野昌磨選手は攻めの演技で、見事銅メダルに輝きました。

世界選手権では上位陣にフェルナンデス選手が加わって、更に熾烈な戦いになりますね。おそろしや・・・

どうしても4回転合戦に目が向いてしまいますが、上位選手の他のエレメンツの素晴らしさ、4回転を跳ばなくても見とれる芸術性を持った選手がいたことを忘れてはいけません。

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四大陸選手権2017 羽生結弦フリーは1位!

男子フリー結果

順位 名前 FS得点 技術点 演技構成点
1 Yuzuru HANYU JPN 206.67 112.33 94.34
2 Nathan CHEN USA 204.34 115.48 88.86
3 Shoma UNO JPN 187.77 98.69 91.08
4 Patrick CHAN CAN 179.52 88.94 92.58
5 Boyang JIN CHN 176.18 100.74 77.44
6 Jason BROWN USA 165.08 79.36 85.72
7 Nam NGUYEN CAN 164.09 92.57 72.52
8 Misha GE UZB 157.56 80.64 76.92
9 Grant HOCHSTEIN USA 153.78 77.00 77.78
10 Han YAN CHN 151.37 73.09 78.28
11 Brendan KERRY AUS 149.28 76.70 72.58
12 Kevin REYNOLDS CAN 145.95 72.31 74.64
13 Keiji TANAKA JPN 142.63 68.71 73.92
14 Michael Christian MARTINEZ PHI 141.68 71.56 71.12
15 Jinseo KIM KOR 130.79 63.95 67.84

フリーの1位は羽生結弦選手でした。総合で2位、SPのミスは痛かったですね。チェン選手の優勝が決まった時の、羽生選手の「あちゃ~」という顔。その後にメラメラと炎が燃えたのを見たのは、私だけではないでしょう。ジャンプ構成はずいぶん変更したようです。たぶん4S-3Tの予定が2T-1Loになってしまって、リカバリーで4T+2Tを跳んで、その分3Aが減っちゃったので、最後のジャンプを3Aに変更したみたいですね。演技している間にジャンプ構成変更まで考える、そしてそれを成功させてしまう、すごいです。4Lo、4S、3F、2S-1Lo、4T、3A-3T、4T-2T、3A。レベルは全部取れています。ただ今日の滑りは、良い時の羽生選手比で7割くらいだった気がするのは、カメラワークかモニターのせいかな。

フリー2位はネイサン・チェン選手、総合で優勝しました。おめでとうございます!最終滑走で羽生選手の高得点の後、メンタルが試された展開でしたが強かったです。4Lz-3T、4F、4T、4T-2T、3A-2T-2T、4S、3Lz、3A。やっぱり4回転を5回入れてきましたね。3Aも2回入れています。3A-2T-2Tの3つ目の2Tはノーカウント。レベルが全部取れているのもすごい。ジャンプだけではないんです(というところがこわい)。PCSはまだ羽生選手には追い付いていませんが、もともとうまい上に上達してきているし、表現力もあるんですよね。うわ~!

フリー3位は宇野昌磨選手。銅メダルです。冒頭の4Loをきれいに成功させました。加点2.43は羽生選手の2.14より高い。後半は疲れが出たのか、崩れてしまいました。あの見せ場の3Aで転倒してしまったのが残念でした。4Lo、4F、3Lz、3A、4T、4T-2T、3A、3S。コンビネーションがひとつしか入れられませんでした(それでも技術点が100近い)。レベルは全部取れています。PCSはチェン選手よりも高い。この試合は4Loがきれいに決められたということが大きかったかなと思います。

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4位はパトリック・チャン選手。う~台落ちしてしまいました・・・切ない・・・冒頭の4T+3Tには加点が2.57も付いています。でも今日はジャンプの調子が良くありませんでした。4T-3T、3A、4S、4T、3A、3Lo、3Lz、3F-2T-2Lo。PCSは羽生選手に次いで2位、宇野選手との差もあまりありません。PCSで他の選手と差を付けるということができなくなっていますね(Pチャンのスケーティングが衰えたのではなく、他の選手がうまくなってきているんですね)。

5位はボーヤン・ジン選手でした。最近ジャンプが安定しませんね。4Lz-3T、4S、4Lo、4T、4T-2T、3A-1Lo-3S、3A、3Lz、やはり4回転を5回入れてきました。技術点は100点を越えているのだけれど、PCSが何とも低いです。ずいぶん良くなってきているんですがね。。。今回のようにジャンプが決まらないと、ジャンプにばかり気を取られてしまってPCSも低くなる気がします。

ジェイソン・ブラウン選手が6位。4回転は回避。パフォーマンスとして素晴らしいです。目が離せない。4回転は脚が完全に良くなってから、また挑戦すれば良いと思います。PCSはもうちょっと出ても良いと思うのだけれど。

ミーシャ・ジー選手がフリー8位で総合7位。今季で引退するかもしれないということ。指先にまで神経の行き渡った美しいプログラムです。どんなプログラムでも、その雰囲気になり切って表現できる稀有な選手です。まだ若いのにと思っていたら、もう25歳なんですね。すでに振付師としても活躍し始めていますね。

ハン・ヤン選手、SPは良かったのにな・・・フリー10位で総合でも10位。ジャンプが決まらない・・・

田中刑事選手はフリー13位で総合でも13位。う~ん、ジャンプがこれだけ決まらないと・・・(プロトコルを見るとマイナスがなくて、一見きれいです)。精神的なものでしょうか。世界選手権までに立て直せるかな・・・

男子総合結果

順位 名前 総合点 SP順位 FS順位
1 Nathan CHEN USA 307.46 1 2
2 Yuzuru HANYU JPN 303.71 3 1
3 Shoma UNO JPN 288.05 2 3
4 Patrick CHAN CAN 267.98 5 4
5 Boyang JIN CHN 267.51 4 5
6 Jason BROWN USA 245.85 9 6
7 Misha GE UZB 239.41 8 8
8 Nam NGUYEN CAN 237.08 13 7
9 Grant HOCHSTEIN USA 235.72 7 9
10 Han YAN CHN 235.45 6 10
11 Brendan KERRY AUS 227.39 10 11
12 Kevin REYNOLDS CAN 222.31 12 12
13 Keiji TANAKA JPN 220.18 11 13
14 Michael Christian MARTINEZ PHI 214.15 14 14
15 Julian Zhi Jie YEE MAS 202.67 15 16

ISU Four Continents Championships 2017 results

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