フィギュアスケートヨーロッパ選手権2017 女子SP コストナー3位

ヨーロッパ選手権が始まりました。木曜日からだと思って油断(?)していて、焦りました。

女子の注目は、復帰したカロリーナ・コストナー選手です。ユーロにおかえりなさい!

フィギュアスケートヨーロッパ選手権2017 女子SP メドヴェデワ1位

順位名前SP得点技術点演技構成点
1Evgenia MEDVEDEVARUS78.9242.0036.92
2Anna POGORILAYARUS74.3939.9034.49
3Carolina KOSTNERITA72.4036.8035.60
4Maria SOTSKOVARUS72.1739.6632.51
5Laurine LECAVELIERFRA63.8135.6328.18
6Ivett TOTHHUN61.4934.4927.00
7Nicole RAJICOVASVK60.9833.5128.47
8Roberta RODEGHIEROITA57.7730.6827.09
9Nicole SCHOTTGER56.8831.4625.42
10Anastasia GALUSTYANARM56.4031.1426.26

最近の試合を見ていてつくづく思うのは、全体的にレベルがすごく上がっていることです。この大会の女子SPの上位4人は予想通りの顔ぶれとは言え、それに続く選手たちも3-3を跳ぶのは当たり前のようになってきているし、スケーティングもステップも表現も、レベルが高いのはもちろん工夫していて見ていて楽しいです。

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なぜか今季の女子選手は、SPの衣装が黒っぽいのが多いなあ。

やはり1~4位が僅差で、予想通りの4人が全員ほぼノーミスで並びました。

1位にはやはりメドヴェデワ選手が来ましたね。今回もカンペキ。一分の隙もない感じです。まったく破綻のないプログラムを、パーフェクトに滑る・・・ほとんど毎回のことなので、またパーフェクトね、なんて思ってしまいますが、普通にできることではありません。すごすぎ。今回は滑る前にいつもとちょっと違う感じがして、かなり緊張しているのか、調子が悪いのか、心配しました。目の下にクマかなあ、ちょっと大丈夫かなと思いました。ジャンプはもちろん全部後半、コンビネーションのひとつめはきれいなタノ3Fでした。

2位のポゴリラヤ選手、良かったですねえ。後半のステップが、めちゃくちゃかっこいい!GOEが1.5も付いています。レイバックスピンの回転の速さよ!基礎点ではメドヴェデワ選手とほとんど差がないけれど、GOEで少し差を付けられて、PCSでまた差が少し広がってしまう。この演技をしても届かないのは、ちょっと辛いなあ。最後の決めポーズもかっこ良かったです。

3位に帰ってきたコストナー選手が入りました。ステキなプログラムです。このドラム主体の曲を使うのは、余程滑りがうまくないと無理ですね。スピンがふたつレベル3。コンビネーションが3T+3Tなのも、基礎点が上ふたりに比べて低くなってしまった原因です。でもSPはとにかくミスをしない構成にしないと、ということでしょう。コストナー選手でも、PCSがメドヴェデワ選手に届かないのか・・・キス&クライにミーシンコーチと座っているのが、まだちょっと慣れないなあ(新鮮とも言うかも)。

4位にソツコワ選手。しばらく見ないうちに、滑りも身のこなしも大人っぽくなっていて驚きました。スピードもあって、パーフェクトな演技でした。すごい。

4位と5位の差は、結構大きいですが、5位以降はあまり点数の差がありません。

5位には驚きのフランスのルカベリエ選手が入りました。今季のGPSフランス杯で6位に入った時の得点が、PBです。20歳というのは、女子選手にしてはすごく若いというわけではありませんが、メキメキ上達中かもしれません。

6位にイベット・トートゥ選手が入りましたが、ハンガリーの18歳の選手です。キレのある元気な演技でした。これから伸びてくるような気がします。

ラジコワ選手が7位。3-3こそ回避しましたが、元気でパーフェクトな演技で良かったです。そうだった、この選手はアメリカ育ちなのでした。演技を見ていると、何となく納得してしまう。

上位4人で表彰台争いになるのだと思いますが、このレベルの高さだと、ミスしない選手勝ちですね。って、女子の試合は最近そういうことが多いです。とにかくミスが少ない。見ていても緊張してしまいます。

ISU European Figure Skating Championships 2017 results

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