ジェイソン・ブラウンのケガとグレイシー・ゴールドの復活

もうすぐ全米選手権2017が始まるので、米国スケーターについていろいろなメディアで取り上げられることが多くなりました。

その中で目を引いたふたり、ジェイソン・ブラウン選手の疲労骨折と、グレイシー・ゴールド選手の苦境からの脱出についてです。

ジェイソン・ブラウン選手の疲労骨折

ブラウン選手が右足の腓骨を疲労骨折をしていたそうです。去年(2016年)のNHK杯で足に痛みを感じ始めたということで、12月16日に骨折と診断されてから6週間氷上練習から離れ、やっと先週の火曜日(1月10日)にジャンプを跳び始めたということ。

全米選手権では、世界選手権に向けて最善を尽くすつもり。何でもできると強く感じているということ。

NHK杯での不調は、このせいだったんですね(総合7位。ジャンプがことごとく決まらなかった)。ケガからはまだ回復途中ということで、もしかしたら4回転は避けるかもしれないですね。

アメリカの世界選手権への切符は2枚。リッポン選手が抜けてしまったので、手堅く演技すれば大丈夫のような気がします。ネイサン・チェン選手の仕上がりが上々のようなので、切符の1枚はチェン選手かな。アーロン選手がむちゃくちゃ4回転の調子が良かったりすると、もう一枚の切符の行方はわからなくなります。。。

スポンサーリンク

グレイシー・ゴールド選手の復活

今季、不調に苦しんでいるゴールド選手。12月初めのゴールデン・スピンでも近年最低の成績に終わりました。助けを求めたのは、2013年8月に離れた元コーチのウリアシェフ、このコーチのもとで2012年に全米ジュニアのタイトルと翌年の全米銀メダルを獲得しています。ウリアシェフコーチと別れる時にわだかまりができてしまったようですが、今回助けを求めた時に、コーチは快く受け入れてくれたみたいです。ちょうどこの時、宇野昌磨選手もシカゴに行っていて、それもゴールド選手には良い刺激になったみたいですね。

ウリアシェフコーチのところで、どうやってジャンプを跳んでいたか2014年に戻ってごらん、と言われて、オフアイスでのトレーニングも、3年前のようにやるようにと言われたということですが、このオフアイスのトレーニングはなかなかきついものだったらしいです。

2週間のシカゴでのトレーニングで、ジャンプはどんどん良くなっていったということですが、何しろ全米まで時間があまりありません。でもウリアシェフコーチが言っているように、一番重要なことは彼女自身が自分を信じられるようになったことでしょう。

ゴールド選手が言うように「スイッチがぱちんと入ったように」戻ってきた「すべて」が、全米に間に合うと良いですね。

世界選手権のアメリカ女子の枠は3つです。

この記事は、主にicenetworkの記事をもとにしています。
icenetwork Confident Gold moves forward, by taking step back

********

スポンサーリンク